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2019.06.06

ドライフード、ウェットフードの賞味期限とは?オススメドッグフードの保存方法

ドライフード、ウェットフードの賞味期限とは?オススメドッグフードの保存方法

犬の主食となるドッグフード。最近のドッグフードは味も栄養バランスも優れているものが多く、メインの食事をドッグフードにしながらトッピングでバリーションを楽しんでいるという方が多いですよね。
多くの飼い主が気にしているドッグフードの保存の方法。ドライフードやウェットフードなど、さまざまなタイプのドッグフードが登場していますが、それぞれの賞味期限の目安やオススメの保存方法はどんなものがあるのでしょうか?
ドッグフードの賞味期限と品質を保つためのオススメの方法をご紹介しています。

ドッグフードの賞味期限ってどれくらい?

ドッグフードを買うときは、パッケージを見てなるべく賞味期限の長いものを選んでしまいがちですが、たとえば、「アーガイルディッシュ」ドッグフードのような製造から消費するまでを考え、賞味期限を6ヶ月とあえて短く設定しているものもあります。賞味期限はあくまでも「開封前」のおいしさの目安のもの。開封してからの賞味期限はとくに記載されていないことがほとんどです。食べものですから開封後はなるべく早く使ってしまうことをオススメしていますが、「なるべく早く」とは一体どのくらいの期間を指すのでしょうか?以下では、開封後のドッグフードの賞味期限を、ドライフードとウエットフードに分けて説明します。

ドライフードの賞味期限、保存のコツ

一般的なプレミアムドッグフードの場合、開封前の賞味期限は製造後1年前後であることが多いようです。 開封後は、適切な保存方法(冷暗所)で管理して1か月以内に使い切ることを推奨しています。今は特にさまざまな種類のドッグフードが発売されていて、ついつい「あれも、これも」と買ってしまうこともあるかと思いますが、最初は犬たちの好みやウンチの状態のチェックもかねて、早めに使い切れそうなお試しサイズの小さめの袋がおすすめです。開封後に食べさせるペースや量も踏まえて、購入するサイズを選んでみてくださいね。基本的には常温保存でも問題ありませんが、直射日光を避けて温度差があまりない場所に保存することがオススメです。

ウエットフード(缶詰・レトルトパウチなど)の賞味期限

製品にもよりますが、日本の大手メーカーのものでは缶詰が約3年、レトルトパウチは約2年が目安とされています。人間の災害用非常食などと同様、消費期限が過ぎたら完全に食べられなくなってしまうわけではありませんが、味や食感が落ちてしまうようです。 また、ウエットフードは開封したら、できればその日のうち~2,3日で使う人が多いようです。
ウェットフードを長持ちさせる工夫として、製氷皿に小分けして冷凍しておく、という方法もオススメです。

ドッグフードの保存方法

ドッグフードの適切な保存方法について、開封前と開封後でまとめました。

開封前、開封後のドライフードの保存方法とは

開封前は、直射日光の当たらない涼しい場所で保存します。湿気の多い場所や、1日の温度変化が激しい場所には保管しないようにしましょう。 開封した後は、空気に触れないよう密閉して保管します。

ドライフードは封を開けて与えるたびに空気に触れてしまうため、最初に小分けして密閉保存するというのも良い方法です。密閉保存の容器は、フタができるフードストッカーやチャック付きポリ袋など。なるべく空気を入れずに密閉するのが酸化を防ぐ方法です。
また、最近では手軽に真空状態にすることができる便利な容器やアイテムも登場しています。これらを使うことで、より密閉性を高めることも可能です。

ウエットフード(缶詰・レトルトパウチなど)の保存方法

開封前の保存方法はドライフードと同様ですが、ドライフードと比べて水分が多い分腐敗しやすいので、ウエットフードは1回の食事で使い切ってしまうのがベストですが、 残ってしまった場合は、缶やパウチから別の容器に入れ替えて密閉し、冷蔵庫に保存します。
なお、缶やパウチから別の容器に入れ替える目的は、そのままでは密閉しにくいためと、缶の内側が空気に触れて内容物に影響を与えないようにするためです。缶自体の質も高くなっているので、缶詰を密閉するためのフタ(缶キャップ)などを利用してもいいと思います。移し替えることで傷みが早くなる可能性もありますが、いずれにしても傷み始める前に使い切るのがオススメですよ。

DOG's TALK

ペット栄養管理士 O

最近はドッグフードにおいても安全性を考慮して、BHAなどの科学的な保存料を使用していないフードが増えてきています。植物由来のフィトケミカルやビタミンEなどの抗酸化の力を持つ成分を配合することで酸化を防いだり、パッケージそのものが酸化による劣化を極力抑えられるようにさまざまな工夫がされていますが、保存料を使用していないために開封した後の酸化を抑えるのはより難しいのが現実です。
犬たちにとっての「プレミアムフード」を選ぶ以上は、保存方法や与え方についてもきちんと理解して安心できる品質のものを食べさせられるようにしたいですよね。ぜひ、犬たちの食事の量や食べるペースを見直して、与えるフードのサイズに適切なものを選んでみてくださいね。

おわりに

POCHIのスタッフ全員に聞いたところ、一度開けたドライフードは1ヶ月以内、ウェットフードは3~4日で消費する、という答えでした。犬と暮らすスタッフたちは自分たちがふだん食べるために買ってくるもので、乾物だったり、ホールトマト缶だったりというようなものと同じような感覚で犬たちのフードを扱っているようです。もちろん、酸素に触れる回数が増えるたびにおいしさは落ちていきます。やっぱり、開封後は「なるべく早く」が一番ですね。