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2019.06.17
犬はマンゴーやパパイヤを食べられる?抗酸化成分たっぷりの嬉しいフルーツ
暑くなってくると、夏を感じる食材を使ったスイーツなどを見かける機会も増えてきました。このところ、マンゴーやパパイヤのような南国原産のフルーツも身近になってきましたね。
これらの太陽の日差しをたっぷり浴びてぐんぐん育った南国原産のフルーツには、犬たちにも嬉しい機能性成分が含まれています。今回は犬がこれらのマンゴーやパパイヤを食べることができるかどうかもご紹介します。
犬もマンゴーやパパイヤを食べることができるの?
南国の美味しいフルーツとしてメジャーになったマンゴーやパパイヤ。これらのフルーツは犬も食べることができます。これらのフルーツには犬にとっても嬉しい成分が含まれています。
マンゴーやパパイヤに含まれている成分の中には、抗酸化作用があるといわれているβ-カロテン、ビタミンE、ビタミンCが豊富です。これから紫外線量が増える夏がやってきますが、紫外線によってダメージを受けやすい眼や皮膚などのケアには嬉しい成分。
また、パパイヤにはタンパク質の消化を助ける消化酵素が含まれているため、犬たちのドッグフードの原材料としても使われています。マンゴーと比較すると、犬たちにはよりオススメなのはパパイヤといえるかもしれません。とくに熟した果実には、これらの成分がより多く含まれているといわれています。
南国フルーツは、シニア期以降の犬たちに、抗酸化による認知症へのアプローチでもその効果が期待されているのだとか。
機能性成分もうれしいですが、夏においしい水分たっぷりのマンゴーやパパイヤは、犬たちもきっと喜んで食べてくれるはず。
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ちなみに、マンゴーやパパイヤにも豊富に含まれているビタミンEは、トコフェロールとも呼ばれています。このトコフェロールは、ドッグフードでは"植物由来酸化防止剤"として使用されていることも。まさに天然の抗酸化作用を活用している、ということですね。
南国ではこんな目的でも食べられています。
原産地に近い東南アジアなどでは、一般家庭のお庭でも栽培できる手軽な果物でもあるマンゴーやパパイヤ。みずみずしい果実は、ジュースのように水分が豊富に含まれているため、水分補給の手段としても使われています。また、食物繊維や消化酵素が豊富に含まれているので、マンゴーやパパイヤを食べるとお腹の調子も良くなると言われています。漢方では、体を冷やす効果がある食材の一つといわれていて、体の中に溜め込まれた熱を放出する助けがあるのだとか。
犬たちに食べさせる際には、糖分が多めのフルーツなので糖尿病や肥満の犬たちには避けたほうが無難です。とくに、水分を飛ばしたり砂糖漬けにしたドライマンゴーなどは注意が必要です。また、ウルシ科の植物のためアレルギーが出やすい体質の犬も注意が必要です。果実の部分だけであってもアレルギー症状のようなものが出たときには、速やかに食べさせるのをやめ、獣医師に相談するようにしてください。