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2019.10.02
食物アレルギーのある犬にオススメ。希少タンパクのドッグフードとは?
ドッグフードの希少タンパクってどんなタンパク質のこと?
ドッグフードを選ぶときに商品の紹介文を読んでいると、「希少タンパク質」や「新奇タンパク質」という言葉を目にすることがあります。希少タンパク質、という言葉から「珍しいタンパク質ってどういうことだろう?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
希少タンパク質という言葉は、一般的にチキンやビーフ、ポーク、ラムといった私たち人間にとって身近な家畜の肉以外のタンパク質源となる肉を概ね指します。これは、食物アレルギーの検査を行った際、陽性反応が見られる食品が、普段からよく食べている食材に出やすいことが関係しています。
現在の希少タンパク源としての分かりやすい例では、カンガルーの肉のほか、カエルやワニ、最近一部で話題になっている食用の虫など。ドッグフードでは少し前なら魚や馬肉、鹿肉、もっと前ならラム肉を使った「ラムとライス」が希少タンパク源のアレルギー対応として広く知られるようになるなど、常に新しいタンパク質源を求めて移り変わっています。
あまり見かけない珍しい食材を使用したフードをとくに"希少タンパク質使用"と紹介することが多くなっています。
希少タンパク質のフードはどんなメリットがあるの?
希少タンパク質のフードを選ぶ最大のメリットは、アレルゲンを避けること、そして予防にも繋がるということです。私たちも犬たちも、食べ物によるアレルギーが起きる時には食べ物に含まれているタンパク質に対して免疫が過剰反応を起こし、様々な症状が見られます。
希少タンパク質であれば、今までに食べたことがあまりないため免疫が過剰に反応を示す可能性が低く、チキンやビーフ(今ではポークやラム)などにアレルギー反応が出る、あるいはアレルギーの可能性があるという犬たちでも食べられることが多くあります。
アレルギー検査を行い、陽性反応が見られた食材や犬のアレルゲンが分かっている場合には、希少性タンパク質のフードの中から食事の選択肢を探してみてください。
また、アレルギー症状がない犬たちであっても、さまざまな原材料を使用しているフードをローテーションすることで、アレルギーの発症リスクを避けたり、好き嫌いを減らし食べられるフードの幅を広げるというメリットがあります。
希少タンパク質を使用しているフードのなかには、製造している国や地域がヨーロッパや南半球などのものもあり、様々な地域のフードを取り入れるという意味でもメリットが大きいといえますね。
おわりに
本体、動物種が違えばアレルギーは出ないとされていますが、類似している食材にもアレルギー反応を示してしまう「交差反応」を見せることがあります。人間でも花粉症の人が、果物や野菜に含まれるアレルゲンにも反応を示すようになってしまうことがあります。また、エビにアレルギーを持っている人はカニにもアレルギーが出る可能性が高いことなどが知られています。
犬たちにも交差反応が見られるケースもありますので、あえて全く違ったタンパク質源を使用したフードを選ぶことで、より安心して食事を摂らせることができるということもメリットのひとつですね。
希少タンパクを使用したドッグフードを試してみよう
希少タンパクを使用したアイテムたち
- 詳細を見る テラカニス ハイポアレルジェニック オーストリッチ-400g その名の通り、オーストリッチ(ダチョウ)肉を使用したウェットフード
- 詳細を見る テラカニス ハイポアレルジェニック カンガルー こちらも希少タンパク・カンガルー肉を使用