- コラム
- スタッフコラム
2019.10.08
犬の眼の病気の発見をAIが支援する?動物病院の未来のカタチ[#今気になるトピックス]
シニア期の犬たちが増え、犬たちが病気などで動物病院にかかる機会が増えてきているようです。そんな中、獣医師が犬たちの病気を診察する際にAI技術を活用することにより、より正確で、スムーズな診察を実現しようという取り組みが行われています。
今注目されているのは、白内障などの犬たちの眼科の診察をサポートするAI。
この新サービス※は、事前に蓄積された犬の目の異常画像をもとにAIが可能性のある病気を類推する機能がついています。AIを通してインターネットで即時的に獣医師に病気の解説や参考情報を伝え、異常の見落としの防止や治療に役立ててもらう狙いで作られました。このサービス自体は動物病院での導入を想定しているもので、眼科が専門ではない獣医師が眼科の治療や診察の際に活用できると期待されています。
AI技術の発展により、迅速で正確な診療が行えるようになれば、犬の病気の早期発見も可能になる未来も、そう遠くはないのかもしれません。
*1 メニコンの子会社メニワン開発「ファンダスアイ」
-
町の動物病院では、眼科などの専門科目を診察したり検査したりする際に、専用の器具がなかったり獣医師さんの専門性が違う科目だったりして、別の病院を勧められる機会もあります。このようなAI技術によって、専門性の高い医師の知恵やノウハウを共有し、正確な診察ができるようになれば、地方と都市部の病院の格差なども減らせていけそうな気がしますね。今後に期待してしまいます。