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2019.10.24
生肉を宇宙で培養?宇宙飛行士がお肉の生産に挑戦中[#今気になるトピックス]
日に日に進歩しているといわれている技術の中でも、世界的に注目されているのが宇宙開発に関する技術。先日、そんな宇宙から驚きのニュースを目にしました。
ロシアの宇宙飛行士が、国際宇宙ステーションで牛肉の培養に成功したのだとか。つまり、宇宙でも細胞から牛肉を作ることに成功したらしいのです。
この技術は地上では既に先行して研究が進められていて、培養肉を使った犬たちのための食事、つまり培養肉ドッグフードの開発までもが進められている、という話もあるそうです。
とはいえ、まだ現段階では製品として販売するには至らず、生産コストが非常に高いということですが、環境問題への意識が高まっている今、培養によって肉を生産することができるとなれば、CO2排出量の大幅な削減や、家畜たちによる環境破壊などの問題の解決策のひとつとなるのでは?と大変注目されています。
宇宙で土も水も使わずに成功した培養の実験は、主に宇宙での滞在時間を延ばす目的としたもののようですが、間近に迫る宇宙旅行など培養肉も宇宙開発も、なんだか遠い未来のようで、意外と近い将来の話なのかもしれませんね。
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この研究や開発が進めば宇宙ステーションのように、「宇宙空間に農場」的なものができたり、水がなくても培養できるので「原産星:火星」なんて産地表記になったりするかもしれません。そこまで考えてしまうと、とたんにSF映画っぽくなって現実味が無くなりますがちょっぴりワクワクしてしまいますね。