どうしても太ってしまうのはなぜ？　～ペット栄養管理士のアドバイス #17～

犬たちの毎日の暮らしを少しベターにするTipsを、POCHIのコンサル担当のスタッフたちがお届けします。

～どうしても太ってしまうのはなぜ？～

＜とあるご相談内容＞
ドッグフードの量をきちんと計っているのですが、犬が太り気味です。なぜでしょうか？

DOG's TALK

コンサル担当　Ｋ

商品バイヤー兼ペット栄養管理士。ブヒ系をこよなく愛している。犬たちの手作り食にも挑戦しているのだとか。

ダイエットは飼い主がきっちり食事量と運動量をコントロールすることが大切です。
しかし、今回のご質問のようにドッグフードの表示されている分量通り与えており、散歩も欠かさず行っていても太ってしまう犬も一定数います。
これはなぜでしょうか？

忘れがちなポイントとして、ドッグフードのパッケージに表示されている給与量はあくまで「目安」であるということ。
全ての犬が目安量の通り食べてもＯＫかというと、違います。同じ量を食べていても太る人もいれば、全く体型が変わらない人もいるのと同じです。

犬も人間と同じで、消費カロリーに個体差があり、また、生活している環境によっても太りやすかったり、痩せてしまうことがあります。
分かりやすい例で言えば、外飼いの犬と室温管理された室内犬では体温を維持するための消費カロリーが違うのは想像に容易いですよね。
また、普段からドッグスポーツをしている犬と家でのんびり過ごすことが多い犬とでは、これも消費カロリーに大きな違いが出てきます。
犬たちが太りやすいかどうか、を考えたとき、まず目が行きやすいのが食事内容や量ですが、肥満につながりやすい要素は食事だけではないこともポイントです。

そうは言っても犬によって食欲旺盛で食べることが大好き！食事量を減らすのはかわいそうと思うことがありますよね。
そこで、ダイエット中の犬の食事でも工夫次第で楽しく、満足できるやり方があります。

その方法を以前の書いた記事にまとまっているのでぜひご覧ください。