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2019.12.11

要注意!犬に有毒な花ってどんなもの?~ペット栄養管理士のアドバイス #18

要注意!犬に有毒な花ってどんなもの?~ペット栄養管理士のアドバイス #18

犬たちの毎日の暮らしを少しベターにするTipsを、POCHIのコンサル担当のスタッフたちがお届けします。

*1 ご相談内容は一例であり、犬たちの生活習慣や体格、体質などによって差があります。

~犬が食べてはいけない花ってどんなもの?~

<とあるご相談内容>
散歩中に花を見つけると興味を示し、掘り返したりかじろうとすることがあります。少し目を離してしまった時に食べてしまうこともあるのでは、と心配しています。
犬にとって害のある花などを教えてもらえますでしょうか。

DOG's TALK

ペット栄養管理士 N

ペット栄養管理士。趣味は多肉植物。散策が大好きで決まった散歩コースを持たない。

花や植物に興味を持つなんて、なんだか私と気が合いそうなコですね……なんて、ちょっぴり微笑ましく感じてしまいました。
季節ごとに咲く花も違いますので、花を見ながらのお散歩は犬たちとの楽しみのひとつですよね。私もその時折で季節を感じることができる植物たちを眺めながら散歩するのが大好きです。

とはいえ、ご相談にあるように、植物の中には毒を持っているものも少なくありません。また、日本の公園や街中で栽培されている植物(特に花などの観賞用のもの)は虫の繁殖を予防するために薬剤を使用されていることも多いです。
好奇心旺盛な犬たちが食べてしまわないように、犬が興味を示したときには注意したいところですよね。

食べると害のある植物は種類が多く、全て紹介することはできませんので、時期によって公園などでよく見かける花を中心に身近にある植物で犬たちに有毒だといわれる花を一部ご紹介します。

・ユリ
・チューリップ
・スイセン
・スズラン
・アサガオ
・アジサイ
・ツツジ
・パンジー
・ポトス

・桜
・ポインセチア
・ヒガンバナ
・カーネーション

ユリ科の食物は特に球根の毒性が強いと言われています。また、チューリップはユリ科の植物ですが、全ての部位に毒があるので、お庭などに植えている方は、犬たちが掘り返したり葉をかじったりしないか注意してくださいね。
万が一、犬が口にしてしまった場合は、念のため動物病院に相談しましょう。

この時期ですと、クリスマスを彩る花として良くみかけるポインセチアですが、こちらも樹液などに含まれる成分で犬が炎症を起こすことがあります。どうしても飾りたいときは、犬がかじってしまわないように、高い場所に置くなどの工夫が必要です。

食べた直後に症状が出なくても、時間が経つと症状が現れることもあります。その際は「いつ、何を、どのくらいの量」食べてしまったのか説明できるようにしておくことも重要です。

なるべく口に入れさせないようにすることはもちろん、安心して散歩できるように危険な植物を知っておくことも大切です。