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2019.12.17
日本で需要が高まっている"嘱託警察犬"ってどんな犬?[#今気になるトピックス]
警察犬、と言われるとどんなイメージを持ちますか?ジャーマンシェパードなどを中心とした大型犬で、とても厳しい訓練を積み、緊急時などには持ち前の運動能力や嗅覚で捜査を補助する、働く犬たちのことがやはり一番に思い浮かびますよね。
現在、日本には嘱託警察犬と呼ばれる制度があります。嘱託警察犬たちは、普段は一般家庭で暮らしていますが、緊急時に召集されて自分が得意な能力を活かして「捜査官」として、捜査に協力しています。
警察犬としては限られた犬種(シェパード、ドーベルマン、コリー、エアデールテリア、ラブラドールレトリバー、ボクサー、ゴールデンレトリバー)だけが認定されていますが、嘱託警察犬では犬種の制限はなく、トイプードルやチワワ、柴犬、ミニチュアシュナウザーなども活躍しているのだとか。また、嘱託犬の場合は任期が1年ごとに決まっていることも特徴です。
そんな嘱託警察犬たちの数が不足している自治体が多いようです。年に1度の審査会を受験して、合格するとたくさんの人々の役に立てる嘱託警察犬のお仕事は、なんだかちょっぴりハードルが高そうだな、と感じてしまう方も多いのかもしれませんが、犬たちの嗅覚や鋭い感覚によって私たちが助けられる場面もまだまだ多くあります。警察犬以外にも、犬たちが活躍するお仕事は増加傾向にあるそうです。犬たちも社会の一員となり、一緒により良い暮らしを作っていければ、もっと人も犬たちも暮らしやすい世の中になりそうな気がしますね。
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探し物やかくれんぼが得意な犬たちは、もしかすると隠れた才能があったりするのかもしれません。ほかにも警備犬やセラピードッグ、災害救助犬など、犬たちに助けられる場面が増えていきそうな気がしています。
もともと、犬たちは人の役に立つことが大好きな誇り高い生きもの。犬たちの様子を見ていて「この子のこんなところは、素敵だな」と感じることは飼い主なら誰もが持っているかと思いますが、そんな一面を伸ばして、犬が活躍できる場所がもっと増えるといいなと思っています。
人の役に立つ使役犬たちは厳しい、辛い訓練を受けていると思いがちですが、実は犬たちは大好きなトレーナーと一緒になってミッションをこなしていくのが楽しくて仕方がないようです。どこまでも、人にとって良い仲間です。