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2020.04.06
子犬用ドッグフードにトッピングレシピ!野菜、ミルクなどオススメご紹介
健康な子犬は食欲が旺盛なので、パピーから大人になる時期でもないのに、よく食べ物を残したり、食い付きが悪くて痩せていたりするときにはなんらかの原因を考えて、まず獣医さんに相談するかと思います。そのあと健康に問題がないことが確認できたら、さて、どうしたらいいでしょうか?
今、与えているフードを変えてみるのもひとつですが、せっかく選んだパピー用のドッグフードですから、その前に子犬の食欲促進と栄養補給のためにできることとして、トッピングをしてみてはいかがでしょうか。
今回は、子犬の成長を促すオススメの身近な食材をご紹介します。
子犬用のドッグフードにおすすめトッピング
子犬期は、体を大きくするためにさまざまな栄養素を必要とします。以下は、子犬の成長に欠かせない栄養素を含んだ食材です。
子犬にオススメトッピング 犬用ミルク・ヤギミルク
乳離れして間もないときや離乳食をとっているときは、犬用ミルクやヤギミルクをプラスして与えると良いでしょう。ヤギミルクは高価ですが、栄養価が高く消化吸収が良いこと、お腹を壊す原因となる乳糖の量が少ないことから、子犬や老犬におすすめ。粉末のミルクはお湯で溶いて、ドライフードをふやかすのに便利です。
子犬にオススメトッピング 豆腐・おから
タンパク質が豊富でヘルシーな豆腐やおからは、人間はもちろん、子犬の成長にとっても良い食材です。子犬期は体の成長のために特に良質なタンパク質を必要とします。
豆腐やおからのトッピングは、いつも食べているドライタイプのドッグフードに足したり、ウェットタイプのドッグフードに混ぜてあげたりすると良いでしょう。
ただし、シベリアンハスキーやアイリッシュセッター、シャーペイなど大豆の耐性を持っていない犬種もいるため、獣医さんと相談の上、与えてください。
子犬にオススメトッピング ヨーグルト・カッテージチーズ
ヨーグルトやカッテージチーズは、ドッグフードに混ぜて与えると、タンパク質やカルシウムなどの栄養価がアップします。ただし、あげすぎると下痢をしてしまう恐れがあるため、最初は少量から始め、ヨーグルトは必ず無糖で低脂肪のものを選びましょう。
子犬にオススメトッピング 肉や野菜のゆで汁
ドライフードに移行中の子犬の場合、ドッグフードをお湯でふやかしてあげますが、そのときに使うお湯を肉や野菜のゆで汁にしてみましょう。このとき、ゆで汁に塩分を入れないことと、犬が食べてはいけない野菜(玉ネギ、ネギ、ニラなど)を入れないように注意してください。
子犬にオススメトッピング ゆでた野菜
柔らかくなるまでゆでて細かく刻んだりすりつぶしたりした野菜は、食物繊維を多く含むため胃腸の調子を良くし、離乳食のトッピング食材としても最適です。野菜をトッピングするときは、全体でも10g以内に抑え、大量に与えないようにしましょう。食物繊維の与え過ぎは消化不良の原因となり、子犬の体調を崩してしまう恐れがあります。
トッピング食材として子犬におすすめの野菜は、以下のとおりです。
キャベツ・ブロッコリー
食物繊維やビタミンCを多く含み、免疫力を高める効果があると言われています。
ニンジン
βカロチンを多く含み、体の酸化を防ぐ効果があると言われています。
サツマイモ
皮ごと食べることができ、ビタミン群をバランス良く含んで腹持ちが良いのでおすすめです。
大根
犬の体に適した食物繊維が含まれています。生のままですりおろすと、消化酵素の働きも期待できます。
子犬にオススメトッピング ウェットフード
ドライフードをメインの食事にしている場合は、ウェットフードをトッピング食材として利用するのも1つの手です。ウェットフードにもさまざまな種類があるので、パッケージの原材料を参考にトッピングを選びましょう。
おわりに
家族に迎えたばかりの子犬の場合は、これまで食べていた食事の内容をブリーダーやペットショップから聞いて、それと同じものを与えているかと思います。
今回ご紹介したようなものをトッピングしても残してしまう場合は、次の手段として現在与えているドッグフードを変えてみるタイミングかと思います。
ほとんどの犬は、生後1年の間に体が大きく成長し、1年半~2年で成犬になります。子犬時代の食欲不振や栄養不良はその後の健康にも影響しますので、栄養バランスがとれた適切な子犬用ドッグフード、または、オールライフステージのドッグフードを選びましょう。
ちなみに、身近な食材をトッピングするときは、子犬用フードの栄養バランスを崩さないように、フード全体の1~2割程度に抑えるとよいとされています。子犬から大人になる時期でもないのに、食事を残したり、食欲がない子犬には食べる楽しみを覚えてもらいたいですね。