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2020.10.28
犬のいびきに気付いたら。原因は?呼吸が気になる時にチェックしたいこと
スヤスヤ犬が眠っていると思うと、不意に始まる犬のいびき。音の大小や音色(?)もさまざまで、リラックスしている犬の姿と相まって、なんだかとっても和やかに感じることもあります。
でも、犬のいびきが続くようであれば、それが犬の呼吸器のトラブルのサインになっていることも。
本日は犬のいびきや呼吸器のトラブルが気になったとき、知っておきたい情報と呼吸器ケアのためのアイテムについてご紹介します。
病気の場合犬のいびきが関係する病気のサイン
犬のいびきは、いくつかの病気のサインであることもあります。
いびきが見られるようになる代表的な病気をいくつかご紹介します。
■気管虚脱
気管虚脱は、小型犬に多い病気のひとつです。チューブのような構造をしている気管の形を維持する気管軟骨がゆがんだり、潰れてしまうことで部分的に気管が細くなったり、塞がれてしまうことで起こります。
肥満や強い力で首輪を引くなどのことで起こることが分かっているほか、高温多湿の環境で起こりやすくなるともいわれています。
気管虚脱の犬の場合、睡眠中のいびきだけではなく、起きている間にもいびきのような「ガーガー」という呼吸をしたりするようになります。
■口内、鼻腔内の腫瘍
犬の口の中や鼻の中の空気の通り道、鼻腔に腫瘍ができることでもいびきが起こることがあります。腫瘍が気管を圧迫するほか、鼻血が出たり口内の出血が見られたり、くしゃみが増えるなどの変化もみられることがあります。
こちらも、気管虚脱のケース同様に起きている間もいびきのような音が漏れたり呼吸が乱れたりすることがあります。
■歯周病、蓄膿症、副鼻腔炎
犬の歯周病がいびきにつながることもあります。犬の歯は根が深く、鼻腔のすぐ近くまで食い込んでいます。歯周病が進むと、鼻腔まで菌が入って蓄膿症や副鼻腔炎になることもあります。
ドロっとした鼻水が出たり、鼻腔の中に炎症が起きることで気管が狭くなり、いびきが出やすくなります。
以前はなかったいびきが起きたようであれば、犬の歯の状態をチェックするのもいいかもしれません。
いびきと関係がある病気は、いびき以外にも病気のサインが見られることが多いです。いびきと合わせてこれらの症状が見られたら、治療が必要になりますので、速やかに動物病院で相談してみてください。
病気ではない場合病気ではない場合 犬のいびきの原因は?
犬のいびきが起こるメカニズムには、犬の鼻や喉を通っている気管が関係しています。気管は呼吸のたびに空気が通る道ですが、この一部が狭くなっていることで粘膜や空気が振動し、音を立てます。これがいびきの正体です。
気管が細くなってしまう理由には、いくつか種類があります。
■生まれつきの体質
フレンチブルドッグやパグ、シーズーなど顔がつぶれた短頭種は、鼻が短く潰れているので空気が通りにくく、いびきをかきやすいと言われています。呼吸が苦しくなりやすいので、手術などで鼻の空気の通りを良くする手術が行われることもあります。
また、短頭種ではない犬であっても、軟口蓋(上あごの奥にある柔らかい膜状の組織。食べたものが鼻の方に行かないよう蓋として働きます)が通常よりも長いためにいびきをかきやすい、というケースもあります。
■鼻炎などで鼻が詰まっている
ハウスダストや花粉などに敏感に反応してしまう体質の犬の場合、鼻水が増えて鼻が詰まりいびきをかいてしまうこともあります。この場合、犬の生活スペースを清潔に維持し、換気を定期的に行うことで良くなる場合もあります。
また、涙が多い傾向にある犬も鼻水が多くなりやすいです。目元にある鼻涙管と呼ばれる小さな管で涙は鼻に流れていきますが、涙の量が多すぎてしまうと鼻に入った涙が鼻水となってしまい、鼻詰まりにつながることもあります。
■肥満によるもの
犬も太ってしまうといびきをかきやすくなります。首の周囲に脂肪がつくことで、気管を圧迫してしまい狭くなってしまうためです。本来はほとんどが筋肉で構成されている舌の根元や気管の周りにも脂肪がついてしまうことがあります。肥満が進むほどいびきが起こるリスクは高くなるといわれています。
■加齢によるもの
シニア犬~ハイシニア犬になってからいびきをかくようになった、という声もあります。これは舌を支える筋肉が加齢に伴って筋力が低下し、気管まで舌の根が垂れてしまうことで気管を狭めてしまうためです。もともと、舌が長い犬なども舌の根が垂れて気管を狭くしてしまい、いびきを起こすことがあります。
寝ている間にいびきが出る以外には病気のサインがみられないようであれば、自宅で様子を見るというケースが多いようです。
治療が必要という訳ではなくても、犬がいびきをかくようになることで、犬の呼吸器のケアを意識するようになる飼い主が多いです。
犬の呼吸器が気になった時のオススメアイテム
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犬の呼吸器ケアとして、長く飼い主に愛用されてきたものと言えば、ヒルトンハーブ ハッカウェイ。
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長く呼吸器の健康維持に支持されてきたハーブの力を取り入れてみてはいかがでしょうか。
おわりに
犬のいびきには、呼吸器に関するトラブルのサインも隠れていることがあります。犬のいびきと病気が関係しているのかどうか、ほかにも特徴的なサインが見られるかどうかも判断の助けになります。
犬がリラックスして寝ている時に、いびきを立てているようであれば、日中の様子や呼吸音も合わせてチェックしてみてくださいね。
特定の犬種にとっては、呼吸器系のトラブルは品種を確立する際に生まれてしまった遺伝的なものでもあります。全ての犬にとって健康的な姿がスタンダートとして認められるようになるといいですね。
犬のいびきをきっかけに、呼吸器のケアを意識するようになった時には、ハーブの力を取り入れてみてください。