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2021.07.21
犬の手作りごはんレシピ集。手作り食のメリットと注意点は?【ペット栄養管理士監修】
私たちの料理のように家庭で作る犬の手作り食に挑戦したい、という方も多いと思います。でも実際に犬の手作り食に挑戦する時には、知っておきたいポイントがあります。
「栄養バランスのこと」「犬の体調と必要な栄養」などの気になるポイントについて、ペット栄養管理士のスタッフがご紹介します。
家庭で犬の食事を作るために知っておきたいこと、そして総合栄養食のドッグフードとの違いについてまとめてみました。
犬の手作り食のメリット
・犬の好みや体調に合わせて食事のメニューを変更できる
・使用されている材料をしっかり確認することができる
・人間用のスーパーで購入したものを使用すればヒューマングレードの食材だけで食事を作ることができる
・旬の食材を取り入れることができる
・犬の食事を作るひと手間を楽しむことができる
犬の手作り食のメリットとしては、犬の体調や好みに合わせて使用する食材やメニューを選ぶことができることがあります。一番うちの子のことを知っている飼い主だからこそ気付ける、犬のちょっとした体調の変化などにも対応できますね。
病院に行くほどではないけれど、体調などで気になることがある場合には、そのお悩みに合わせた栄養を柔軟に取り入れることで、病気の予防や健康のサポートに繋がることもあります。
また、使用する食材を飼い主がしっかり確認できることも使用されている原材料の品質が気になる、という場合には利点になります。一般的なスーパーで売られている食材を使えば、ヒューマングレードの食事ということになります。
もちろん、手作り食を作ること自体を楽しむことができるのもメリットになります。
手作り食を作る時に気を付けるべきポイント
手作り食をつくる時には、注意したいポイントもあります。
・病気の治療のために食事療法を行っている犬は獣医師の指示に従う
・使用する食材は時期によって栄養価が異なり、安定しない
・手作り食で犬の必須栄養素の基準を満たすことは難しい
・ドライフードなどのように保存を前提としていない
まず、注意しなくてはいけないのは病気の治療中の犬に、飼い主の判断で手作り食を与えることは危険です。病気の治療のために食事の内容の管理が必要なこともあるので、療法食を与えるように指導されているのであれば獣医師の指示に従うようにしてください。
その時その時に合わせて使用する食材を選び、メニューを決めることができる手作り食ですが、それだけに栄養バランスがまちまちになってしまいます。
また、犬が必要とする栄養素の基準を手作り食だけで満たすことは非常に難しく、現実的ではありません。そのため、手作り食だけを与える生活を続けていると栄養の偏りが見られるケースもあることは、覚えておきたいポイントです。手作り食は保存を前提としていないので、その都度作る必要があるというのもデメリットに感じるかもしれません。
病気の犬でも手作り食を楽しめる?
繰り返しになりますが、現在治療中の病気があるというのであれば、まずは担当の獣医師の指導に従うことが前提です。
処方されている療法食があるのであれば、療法食を与えるようにしてください。
手作り食をあたえるのは、ある程度症状が落ち着いて一般食を与えても良いという許可が出てからにしましょう。
膵炎やストルバイト結晶、シュウ酸カルシウム結晶など食生活が原因の一つとなる病気の予防という目的で作ることができるレシピもありますが、あくまで予防であり効果を保証するものではありませんので、注意が必要です。
犬の手作り食を与えつつ、栄養バランスを意識するために
ポチでは、手作り食のようなウェットフードと総合栄養食タイプのドッグフードを組み合わせて使用することをオススメしています。
犬の手作り食は栄養バランスを整えることは非常に難しく、手作り食だけで犬に必須の栄養素をすべて取り入れることは現実的ではないためです。
あるいは、メインとなる食事としては総合栄養食タイプのドッグフードを使用し、飼い主がゆっくり犬と過ごす時間がある、週末のお楽しみとして手作り食を取り入れる、といった方法もオススメです。
完全に手作り食だけにしてしまうと不足しがちな亜鉛などのミネラル類も、総合栄養食を併用することで必須量を補うことができるのです。
週末のオススメ!犬の手作り食レシピ
■夏のスペシャルオヤツ 桃のオムレット【犬の手作り食レシピ】
【使用する原材料】(2頭分)
薄力粉 :100g
ベーキングパウダー :小さじ1
卵 :1個
オリーブオイル :大さじ2
豆乳 :大さじ4
桃 :1/4個
※桃の缶詰でも代用可(シロップ漬けになっているので缶詰の桃を使う時はなるべく糖度の低いものを選んでください)
豆乳クリーム :100g
チャービル(飾り用) :適量
■犬の手作り食オススメメニュー チキンとじゃがいものモロッコ風煮込み
【使用する原材料】(2頭分)
鶏もも肉 :1枚(約300g)
じゃがいも :中1個
ターメリックパウダー :小さじ1/3
オリーブオイル :大さじ1/2
水 :50g
パセリ :適量
■夏の犬の手作りオススメメニュー 元気印のかつおのチャーハン
【使用する原材料】(2頭分)
かつお(たたき用):50g
白飯 :50g
小松菜 :40g
にんじん :40g
溶き卵 :1個
ごま油 :小さじ1/2
■夏のお楽しみレシピ ぷるんと楽しい"ひとくち"フルーツ寒天
【使用する原材料】(2頭分)
★250mlの製氷皿を使用 全体189g
粉寒天 :2g
水 :130ml
無調整豆乳 :100ml
オレンジ :20g
キウイ :20g
※お好みのフルーツで作ってみてください
■ひんやり美味しいオヤツ ヨーグルトベイクドチーズケーキ
<材料:4頭分>★ケーキ型には12cm×18cmを使用
・POCHI スティックビスキュイ ペプチド:50g(1個分)
・豆乳:大さじ1
A
・水切りプレーンヨーグルト(無糖):180g
・はちみつ:30g
・卵:1個
・生クリーム:120ml
・レモン汁:小さじ1
・片栗粉:40g
★調理時間:55分(下ごしらえ、冷やす時間を除く)
■夏のスッキリ手作りレシピ。豆乳で作る、モロヘイヤの冷製スープ
【使用する原材料】(2頭分)
モロヘイヤの葉 :50g(茎入りで70g)
じゃがいも :50g
無調整豆乳 :100g
水 :50g
オリーブオイル :少々
★調理時間:約50分(冷やす時間を含みます)
★カロリー:39kcal/1頭分
■江戸市民の元気のもと!東京下町の味 犬の深川めし風まぜご飯
【使用する材料(2頭分)】
米 :50g
あさり(むき身) :30g(約12個)
水 :150ml
青のり(お好みで):少々
★調理時間:約45分
★カロリー:79kcal/1頭分
■北海道の味わいを犬のオヤツレシピにアレンジ! じゃがいももち
【使用する材料(2頭分)】
新じゃがいも :70g(小1個分)
無塩バター :3g
片栗粉 :大さじ1
水 :小さじ2
★調理時間:約15分
★カロリー:37kcal/1頭分
■フルーツの自然な甘さが美味しい水分補給レシピ フルーツゴートミルク
【使用する材料(2頭分)】
・POCHI ピュアゴートミルク:20g
・いちご:40g (バナナ、ブルーベリー、りんごなど、冷蔵庫に少し残っているフルーツで代用するのもオススメです!)
・水:140g
★調理時間:約10分
■旬の枝豆の鮮やかな色合いのオヤツ おはぎ風ずんだおこわ
【使用する材料(2頭分)】
もち米 :50g
水 :80ml
枝豆(さや付き):30g
★調理時間:約30分
★カロリー:49kcal/1頭分
■犬の手作り食レシピ『れんこんつみれスープ』
【使用する材料(2頭分)】
れんこん :30g
鶏むねひき肉:80g
小松菜 :1把(50g)
だし汁 :100ml
★調理時間:約15分
★カロリー:152kcal/1頭分
■手作り食レシピ『さつまいもクッキー』
【使用する材料(2頭分)】
さつまいも :1/2本(約120g)
薄力粉 :50g
オリーブオイル:大さじ1
★調理時間:約50分
★カロリー:115.2kcal/1頭分
■旬の味わい『りんごのパウンドケーキ』
【使用する材料(2頭分)】
りんご :1/4個
卵 :1個
小麦粉 :40g
豆乳 :大さじ1
オリーブオイル:小さじ1
ケーキ用の型
★調理時間:約50分
★カロリー:132kcal/1頭分
■あったか美味しい『鮭のポトフ』
【使用する材料(2頭分)】
鮭 :60g
ブロッコリー:30g
じゃがいも :40g
にんじん :30g
水 :300ml
★調理時間:約15分
★カロリー:50kcal/1頭分
■ほっくり甘い『栗のふわふわ蒸しパン』
【使用する材料(2頭分)】
ゆで栗 :2個(30g)
卵 :1個
薄力粉 :60g
ベーキングパウダー:小さじ1/2
★調理時間:約20分
★カロリー:149kcal/1頭分
■自然な甘さのベリーのケーキ
【使用する材料(2頭分)】
卵 :1個
薄力粉 :大さじ3
水 :大さじ2
ラズベリー :1粒
ヨーグルト(無糖) :60g
サラダ油 :少々
★調理時間:約30分
★カロリー:102kcal/1頭分
■キャロブのバナナマフィン
【使用する材料(2頭分)】
薄力粉 :90g
キャロブパウダー :10g
ベーキングパウダー :小さじ1
バナナ(飾り用含む):1本(100g)
卵 :1個
オリーブオイル :20g
豆乳 :20ml
★調理時間:約45分
★カロリー:108kcal/1頭分
■犬のためのホワイトソース チキンの豆乳ドリア
【使用する材料(2頭分)】
鶏むね肉 :80g
白飯 :50g
キャベツ :30g
にんじん :30g
オリーブオイル :小さじ1/2
▼ホワイトソース
無塩バター :2g
薄力粉 :小さじ1
豆乳 :50ml
カッテージチーズ:少々
★調理時間:約30分
★カロリー:119kcal/1頭分
■風味豊かなブリを楽しもう 犬とシェアするブリ大根
【使用する材料(2頭分)】
ブリ(切り身) :30g
大根 :30g
小松菜(葉の部分):10g
水 :200ml
サラダ油 :少々
★調理時間:約30分
★カロリー:39kcal/1頭分
■犬のたけのこご飯の手作りレシピ
【使用する材料(2頭分)】
米 :50g
たけのこ(水煮):15g
枝豆(さや付き):20g
にんじん :30g
水 :80ml
★調理時間:約30分
★カロリー:42kcal/1頭分
■犬の手作り食レシピ アスパラガスと彩り野菜の肉巻き
【使用する材料(2頭分)】
豚バラ肉(薄切り):100g(6枚)
アスパラガス :2本
にんじん :1/3個
オクラ :6本
サラダ油 :少々
★調理時間:約15分
★カロリー:201kcal/1頭分
■旬のかつおと青のりの磯辺揚げ
【使用する材料(2頭分)】
かつお(たたき用):50g
薄力粉 :小さじ2
水 :小さじ2
青のり :ひとつまみ
サラダ油 :小さじ1
★調理時間:約15分
★カロリー:50kcal/1頭分
■やわらか食感がお腹に優しい。長芋のホクホク煮
【使用する材料(2頭分)】
長芋 :100g
昆布出汁 :200ml
(※出汁をとる時間がない方は市販の和風顆粒だしで代用ください)
かいわれ大根(葉の部分):10g
★調理時間:約15分
★カロリー:50kcal/1頭分
犬に必須となる栄養素をすべて手作り食で補うことは非常に難しく、現実的ではありません。総合栄養食のドッグフードと上手く併用していくことが健康維持のカギになります。
栄養の偏りに気を付けながら、手作り食を楽しみましょう。