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2021.11.25
簡単アレンジ!犬の手作りごはんレシピ カンパチのゴマステーキ
お刺身などを楽しんだ後、ちょっとだけ切れ端が残ってしまうことってありますよね。そんなとき、犬と一緒に食べられる形にアレンジができれば、犬も家族もちょっとハッピーに!
カンパチは刺身で食べることが多いですが、調理すればステーキのような見た目に変身して、犬のお腹にも優しくなります。
そこで今回は、少し残ったカンパチのアレンジレシピとして、ごまを使った「カンパチのゴマステーキ」を紹介します。すりごまを使うことで、消化吸収が良く、栄養も効率よく摂取できるレシピにしました。
EPAが豊富に含まれているカンパチは、血液をサラサラにする効能があります。また、脳の働きを活発にするとされるDHAやたんぱく質、ビタミン、ミネラルなど健康に嬉しい成分が多く含まれています。老化防止、動脈硬化予防が期待できるので、老犬にもおすすめです。
また、ごまにしか含まれない特有の微量成分「ゴマリグナン」は強い抗酸化力を持ちます。肝機能向上などの作用があり、健康維持への効果が期待されています。
飼い主さんは、カンパチを焼く前に醤油につけて味を染み込ませてください。また、お好みで黒ごまソースにめんつゆを加えて味を調整してみてくださいね。
材料:2頭分(1頭分の出来上がり重量:約53g)
カンパチ(切り身) :80g
小麦粉 :大さじ1
水 :大さじ1
すりごま :大さじ2
オリーブオイル :小さじ1.5
黒ねりごま :大さじ1/2
スプラウト(飾り用) :適宜
レモン(飾り用) :適宜
作り方のご紹介
1.ボウルに小麦粉と水を入れて溶く。
※飼い主さん用として作るなら、カンパチを醤油につけておくと味が染み込んでより美味しくなります。
2.カンパチを1の水溶き小麦粉にくぐらせ、すりごまを全体にまぶす。
3.フライパンにオリーブオイルを入れ、2を入れて中火で片面1分30秒ずつ焼く。
4.焼き上がったカンパチを食べやすい大きさに切って器に盛り、上から黒ねりごまソースをかける。
お好みでスプラウト、レモンを添える。
※飼い主さん用として作るなら、お好みで黒ごまソースにめんつゆを加えて味を調整してください。
本日のメニュー『カンパチのゴマステーキ』の栄養計算をしてみよう
調理時間約20分
AAFCO栄養推奨係数で計算した代謝エネルギー:143kcal/約53g
《三大栄養素》出来上がり約53g中
たんぱく質:10.9g
脂質 :10.8g
炭水化物 :5.3g
《その他、気にしたい栄養成分》
食物繊維 :2.7g
カルシウム:105mg
リン :175mg
鉄 :1.1mg
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POCHIのペット栄養管理士
冬に美味しいカンパチは、スーパーなどでもよく見かけますよね。お刺身などが少し残ってしまった時などにオススメの手作り食レシピです。ゴマをすり潰すことで犬が消化しやすくなるだけではなく、ゴマに含まれるゴマリグナンという抗酸化成分などを取り入れやすくなります。香ばしい香りで食欲もアップしますよ。
■ 管理栄養士がアドバイス。次の日作るときフォローしたい栄養素とおすすめメニュー
ちょっと気になる栄養素:ナトリウム
カンパチのゴマステーキでちょっと気になる栄養素はナトリウムです。
ナトリウムというと塩分をイメージする方も多く、犬は避けるべきという印象を持っていませんか?犬にとってもナトリウムは人間と同じように重要な栄養素で、健康を保つためには欠かすことができません。とはいえ、もちろん過剰になることは避けたいところです。とくに心臓や腎臓が気になる犬はナトリウムのコントロールが必要になります。
心臓や腎臓の持病があるわけではない犬は、適度な量のナトリウムを取り入れる必要があります。総合栄養食を与えていれば不足することはあまりありませんが、手作りを続けている場合などは不足することがあります。ナトリウム不足にならないよう粉チーズを少しかけたり煮干しを与えるのがおすすめです。