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2023.02.22

元気な犬がごはんを食べない!何日まで大丈夫?犬のワガママとの付き合い方

元気な犬がごはんを食べない!何日まで大丈夫?犬のワガママとの付き合い方

ある時、元気な犬が急にごはんを食べなくなってしまう…。飼い主さんなら、犬の食いつきが急に悪くなると、とても心配になるもの。
でも、犬はといえば元気がありそうで散歩には行きたがったり、とくに体調不良のサインなどは見られないことも。
元気そうに見えるからこそ「これってどうして?」と混乱してしまいますよね。
じつは、こういった"急に食べなくなる時"は犬のワガママが関係しているケースも少なくありません。

今回は、急にごはんを食べなくなってしまった時、どれくらいまでなら様子をみるべきなのか、飼い主は「どう行動するべきか」をご紹介いたします。

犬に病気や異常がないか、まずは動物病院で診断を。

急にドッグフードの食いつきが悪くなったり、犬がごはんを食べなくなってしまったら、まずは様子を見ましょう。
単純にお腹が減っていない場合もあります。しばらくしてごはんを食べ始めたらそれでOK。注意したいのは、数時間経って もフードを食べようとせず、オヤツなどにすらあまり興味を示さない場合です。病気やトラブルが原因となって、犬の食欲が低下している可能性もありますので、動物病院で診察を受けましょう 。

獣医師さんには、急に食欲がなくなったこと、普段の食事量や直前になにかフード以外で口にした可能性があるものはないか、普段の食事と運動量を伝えることができれば診察もスムーズです。

犬がごはんを食べない時、ワガママかどうかをチェックする方法


犬の中には、自分の意見を通そうとして、わざといつものごはんを食べくなくなる子もいます。(犬って本当に賢いです)
この場合、「ワガママを言っている」と解釈することも多いのですが、犬がごはんを食べないのが"ワガママ"なのか"そうではない"のか、判断は難しいですよね。
そこでワガママな犬がとりがちな行動をいくつか参考としてご紹介します。


・オヤツなら食べる
・トッピングor手作りごはんにしたら食べる
・自分の好物なら喜んで食べる


食欲が低下しているにもかかわらず、特定の条件でなら食べるようであれば、犬がワガママを言っている可能性があります。

犬がごはんを食べなくなった!何日まで大丈夫?

オヤツなら食べたり、水が飲めているようであれば、ワガママの可能性がありますので、もう少し様子を見ていいと思います。極限までお腹が減れば食べるという子もいます。

一方、犬がドッグフードだけではなく、オヤツや水も一切受け付けないようであれば、健康な成犬の場合は最大2日間、子犬や老犬の場合は最大1日間を目安に動物病院に連れていくのが良いと思います。
また、他にも体調に異常が見られたり、明らかにぐったりしている様子が見られたら速やかに動物病院で相談しましょう 。

犬が食べない日が続くとき、注意が必要な「低血糖症 」「胃潰瘍」

■低血糖症について

わがままであったとしても、全く食べないような状態がつづくようであれば、低血糖症を起こしてしまう可能性があります。

低血糖症とは、血液中の糖分濃度(血糖値)が低下してしまうことが原因で、さまざまな症状が出ている状態を指します。

低血糖状態になっている犬は、以下のような行動を見せることがあります。

・舌や歯茎が白くなる
・立ち上がろうとするとふらつくようになる
・ぐったりして、元気がなく寝てばかりいる
・【重度】全身性の痙攣発作、昏睡

■胃潰瘍について

犬がわがままでごはんを食べない状態が続いていると、当然ながら犬のお腹は減ってきます。それでも意地を張って食べないことが続くと、嘔吐をしたりひどいときには胃潰瘍になってしまう犬もいるようです。
本来、食べ物を溶かすために胃の中には「胃酸」が分泌されますが、食べ物や飲み物によってある程度薄められています。しかし空腹の状態が長時間続くと、胃酸だけが過剰に分泌された状態になります。こうなると、胃酸に含まれる成分が胃を荒らしたり、胃の粘膜を刺激して嘔吐を誘うことがあります。
これがいわゆる「胃酸過多」の状態で、強烈な胃酸の酸によって胃が炎症を起こして痛みが生じることも。
この状態が長く続くと、胃の粘膜の荒れがひどくなり、胃潰瘍につながるケースもあります。

・繰り返し嘔吐している
・嘔吐したものは胃液ばかり
・元気がなく、ぐったりしている

■ 子犬は低血糖症になりやすいので要注意

月齢が若い子犬は低血糖症が起こりやすいといわれています。
成犬では数日間食事を摂らなかったり、下痢などで糖の吸収がスムーズに行えない時でも、ある程度は血糖値を維持できますが、子犬は血糖値を一定に維持する能力が未発達のため、その都度糖を食事からの取り入れる必要があります。

犬が何日も食べない時、緊急対処の役立ちアイテムはコレ!

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体力が低下し、十分な栄養を食事から摂取できないときに役立ちます。パウダータイプなので、少量の食事に混ぜたり、ぬるま湯で溶かしてミルクのように与えるのもオススメです。

おわりに

今回は犬が急に食事を食べなくなってしまった時、知っておきたい情報をまとめてみました。
ごはんを食べないと飼い主はつい「少しでも食べてくれるものを」とオヤツを与えたりしてしまいがち。でも、それを犬が学んで「ドッグフードを食べなければオヤツが出てくる」と覚えてしまうと、ワガママを助長する結果になりかねません。
もちろん、犬の病気やトラブルが食欲不振のきっかけになっているケースもありますから、どのような状態なら食べるのか、食べないのかなどを慎重に見極めていくことが大切です。