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2024.05.27

犬の歯ブラシの交換タイミングは?デンタルケアのポイント

犬の歯ブラシの交換タイミングは?デンタルケアのポイント

毎月8日は「歯ブラシ交換デー」なのだそうです。
犬の口内衛生を保つために、重要な犬の歯磨き。その際に相棒となるのが歯ブラシですが、犬の歯ブラシはどうやって選んでいますか?
実は犬ならではの歯ブラシの管理にもポイントがあります。
今回は、POCHIの獣医さんと一緒に犬の歯磨きのポイントを一緒にチェックしていきましょう。
歯磨きの際にあると便利なアイテムや、知っておきたい豆知識を交えながら、犬の口内の健康維持に役立つ情報をまとめてみました。
犬のデンタルケアで迷ったら、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

DOG's TALK

獣医師 菱沼 篤子

獣医師 菱沼 篤子

犬の栄養指導や犬の健康に関する専門知識を持つコンサル担当スタッフとして、さまざまな飼い主のお悩みを聞いている。

POCHIのペット栄養管理士 岡安

POCHIのペット栄養管理士 岡安

ペット栄養管理士です。犬ぞりやフリスビーなど、犬とできるアクティビティが好き。大型犬を見るとテンションが上がります。

知っておきたい、犬のデンタルケアのアレコレ

■犬の歯の形は人間とは違います!

犬の歯の本数は、乳歯で28本、永久歯で42本あります。
大人になる時に歯が生え変わり、本数が変わるのは人間と同じですね。
大まかに、切歯、犬歯、前臼歯、後臼歯の4つに分かれています。それぞれ役割が異なっていて、前歯を構成する小さな切歯で獲物を掴み、鋭い犬歯で仕留めます。ここまでが主に狩りで使用する歯。
そして鋭いのこぎり状の前臼歯で、食べ物を丸のみできる大きさに噛み分け、4本の後臼歯で骨や食物を噛み砕きます。これらが食事に使用する歯、と言った感じで使い分けています。

■犬の口内トラブル

よく言われているように、犬は人間のような虫歯にはなりません。
その代わり、約8割の犬が、3歳までに「歯周病」を発症するというデータもあります。
犬の歯周病は歯についた食べかすを栄養として繁殖した口内細菌が固い歯石を作り、その中でさらに繁殖したことで死肉などの組織を溶かし、歯肉炎から歯周病へ、さらには繁殖した菌が血管を通って全身を巡ってしまうようなことも。歯周病と心臓病、そして腎臓病にも相関関係があるといわれていますので、口の中だけでは済まないトラブルになります。

■小型犬は歯周病になりやすい?

また、あるデータではとくに小型犬は、歯周病になりやすいと言われています。
小型犬は顎の大きさに対して歯が大きく、歯間が狭くなっていることから、食べかすや汚れが溜まりやすいことがあります。
小さな口の中に歯ブラシを入れて磨くのが難しいということもありますね。

それから、短頭種も歯周病になりやすい傾向があります。
こちらも顎の長さに対して歯の間隔が狭く、また歯並びが悪い子も多いことが影響していると思います。

少し前に小型犬が歯周病になりやすいことに関して、飼い主が自分の食べ物を食べさせたり、口移しでものを食べさせる習慣があるためだ、という研究者の意見を見かけました。これは一概には言えないと思いますが、口移しで食べ物を与えるのはなるべく避けた方が安心です。

犬の個性や体質に合わせて、デンタルケアをどれくらいしっかり行うか、担当の獣医師さんと話し合ってみてください。

犬の歯ブラシ交換のタイミング

人間の歯ブラシでは、「歯ブラシの毛が広がったり、毛が柄からはみ出したりしている場合は、交換しましょう。」と言われることが多いと思います。
でも、犬の場合はもう少し早く交換することをオススメしています。
というのも、犬は口の中に歯ブラシが入ると、ついつい反射的に噛んでしまったりして、歯ブラシが人間以上に傷みやすい傾向にあるためです。
また、噛んだ時に柄などに傷がついて雑菌が繁殖してしまう可能性もあります。
1カ月に1度くらいのペースで交換してみてはいかがでしょうか。

本来、歯ブラシは毛の弾力を使って歯の表面にこびりついた食べかすや汚れを落とすため、毛がへたっていないかはこまめにチェックしてくださいね。
毛が広がってくると汚れを落とす効率が下がってしまうばかりか、歯肉に傷をつけてしまう可能性もあり、なんと言っても本来の歯ブラシの役目が果たせなくなってしまいます。

犬の歯を磨いた後は、流水で充分に汚れを洗い流し、日陰乾燥で保管するようにしてください。1カ月に1度の交換なら、このお手入れで十分衛生的に保管することができますよ。

オススメ!デンタルケアアイテムをピックアップ

犬の歯磨きは主に食べかすを取り除く目的で行いますが、プラスして口内環境を整える役割を持っているサプリメントを取り入れると、より効果的に歯周病を予防することができます。

POCHIのイチオシ!口内環境の健康維持に

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POCHI デンタルプロバイオティクス プラス 1gX30

●原材料名
卵黄粉末(グロビゲンPG)、クリスパタス菌KT-HP11(乳酸菌/死菌)、ラクトフェリン、γ-ポリグルタミン酸、緑茶抽出物、甜茶抽出物、ビタミンC、天然香料(チキン ポーク)、デキストリン、ステアリン酸カルシウム

●保証分析値
タンパク質 2%以上、脂質 3%以上、粗繊維 0.5%以下、灰分 1%以下、水分 8%以下
〇代謝カロリー 300kcal/100g

●原産国名:日本

●給与目安量(1日)
1回につき、1包を1日あたり2回

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POCHI デンタルプロバイオティクス プラスは、ずばり口内ケアを目的に作られたサプリメント。
口腔内の健康維持に必要な複数の機能性成分グロビゲンPG、クリスパタス菌(乳酸菌)、ラクトフェリンなどをバランスよく配合。
おいしいチキン風味なので、歯磨きが苦手な犬たちも喜んで歯磨きに協力してくれます。
1回の歯磨きで使いやすいスティックタイプ。
歯磨きで使う時は、少し濡らした歯ブラシにちょんちょん、とつけてから歯と歯肉をマッサージするように優しく歯磨きしてくださいね。ちなみに、すすぎの必要はありません。

おわりに

今回は犬のデンタルケアと歯ブラシについてご紹介いたしました。
毎日続けることが、犬のQOL(Quality Of Life)の向上に結び付く犬の歯磨き。デンタルケアとして色々なガムやデンタルオヤツを試す方は多いですが、歯ブラシの交換を意識している方はあまり多くはないように感じます。
この機会に皆さまも犬の歯ブラシの状態をチェックして、より効果的な歯磨きをしてあげてくださいね。