柴犬のちょっと不思議な生態を不定期にご紹介する、「柴犬あるある」シリーズ。
今回はこれからお世話になる機会が多くなる『レインコートのお悩み編』です。

6月に入り、雨の降る頻度が高くなってきます。雨の日でもお散歩に行く方、雨の日はお休みにする方…それぞれあると思いますが、「雨でも絶対散歩」な柴犬さんには色々な苦労があるようで…？

すべては散歩に出る前、レインコート選びの時点から始まっている！？柴犬に限らず、「あるある！」「そうなのよ～」と共感してもらえそうな、この時期のあるあるをお届けします。
雨の日の散歩でもちょっと「フフッ」と笑えそうな、マイペース＆繊細？な犬のあるあるコラムをお楽しみください。

なかなかサイズが合わない問題

雨の散歩が苦手な柴犬って多いですよね。
飼い主的には、そんなに嫌なら「お外トイレ派」をやめるだけで無理に雨の中散歩に行かなくてもよくなるよ？と思ったりもします。
まぁ、聞き入れてもらえませんけれど。

そんな柴の雨散歩でやっかいなのが、レインコート問題。
まずは、胸が筋肉隆々すぎて合うサイズがなかなか見つかりません。

柴犬って胸囲ががっつりあるから、通常の犬服でも胸囲サイズに合わせて選ぶとブカブカになってしまう子が多いんですよね。
ましてやレインコートはほとんどが伸縮性のない素材、ゆとりのあるサイズを選ばないとパツパツで動きにくくなってしまいます。

ただでさえ雨で歩きたがらないのに、動きにくくて更に歩かない柴犬のできあがりです。

　

そもそもレインコートが嫌い問題

これは柴犬に限ったことではありませんが、そもそもレインコートが嫌いだという子も多い印象です。
犬服が苦手な子はもちろん、犬服は抵抗ないけれどレインコートだけは嫌いという子もいます。

レインコート特有のシャカシャカした音が嫌だという子や、マジックテープのバリバリの音が怖い子など、それぞれの理由があるようです。

お友達の家の柴犬は、レインコートを見せるとダッシュで逃げて大捕物状態になるそうです。
散歩へ出発する前に犬も飼い主もヘトヘトになると話していました。

それならレインコートを着ないで散歩に行く方がいいのでは？と思ったりもしますが、そう簡単な話でもないようです。
その子はタオルで体を拭かれるのが、とっても苦手！暴れたり抵抗したりしてくる柴犬の体を拭くのも一苦労なのだとか。

「レインコートを着て！着ないならタオルで拭かせて！」飼い主さんの願いが届く日がいつかくるといいですね（そんな日はきっと来ない気がしますが）。

雨が嫌いなの？気にしないの？どっちなの？問題

我が家の柴犬はレインコートは抵抗なく着てくれるのですが、雨の散歩は嫌いです。
雨だと気づくと、玄関を出るなりUターンして家に帰ろうとします。

かと思えば、雨の中で突然の不動柴。
雨に濡れてたたずむ姿は、往年の昭和ドラマの主人公のようです。

時には、道路で寝てしまうこともあります。
いやいやいや、道路はびしょ濡れだから！びしょ濡れどころか、小さな水たまりになっているから、そこ！

いくらレインコートを着ているといっても、足もお腹も尻尾も頭もカバーされていないのです。
やめて、そこで寝ないで。もちろん、飼い主の悲痛な叫びが柴犬に届いたことはありません。
悲しい……。

びしょ濡れの道路で寝る我が家の柴犬。
雨の散歩は嫌いなの？気にしてないの？どっちやねん！

梅雨にも負けない柴犬が好き

梅雨の時期、散歩で出会うのは柴率がぐっと上がる気がします。(おトイレ外派が多いからでしょうね)
レインコートを着ている子も着ていない子も、歩いている子も動かない子も、もちろん寝ている子もいます。
「お互い大変ですね」という気持ちをこめて、微笑みあう飼い主たちなのです。