- コラム
- スタッフコラム
2019.11.07
じゃがいもアレルギーの犬はさつまいもを食べられる? ~ペット栄養管理士のアドバイス #15~
犬たちの毎日の暮らしを少しベターにするTipsを、POCHIのコンサル担当のスタッフたちがお届けします。
*1 ご相談内容は一例であり、犬たちの生活習慣や体格、体質などによって差があります
~スイートポテトは、じゃがいもアレルギーの犬も食べられる?~
<とあるご相談内容>
ウンチの回数が多いことから、犬のアレルギー検査を行いました。検査の結果、じゃがいもにアレルギーがあることがわかりました。
ザ・ドッグフード ワイルドサーモンに入っているスイートポテトは、じゃがいもアレルギーの犬も食べれるものでしょうか。
また、タピオカは、じゃがいもとは交差反応はないものでしょうか。
-
コンサル担当 N
ペット栄養管理士。趣味は多肉植物。散策が大好きで決まった散歩コースを持たない。
犬たちの場合、お腹の調子が安定しないことから食物アレルギーを疑い、検査を受ける方も多いかと思います。食物アレルギーがある、と診断されてからはその材料を避けた食事を心がけることが大切ですが、その際に気になるのが「交差反応」です。交差反応とは、分類的に近い食品や同じようなタンパク質が含まれている食品にも、アレルギー項目と同じような症状が出てしまうことのことを言います。
今回のケースでは、じゃがいもアレルギーがある、と診断されたとのこと。
じゃがいもはナス科ナス属の植物で、スイートポテト(さつまいも)はヒルガオ科サツマイモ属の植物です。
なので種類としては別物になるので「じゃがいも」にアレルギーがある場合、「さつまいも」も駄目ということにはなりません。
さつまいもは低GI・低アレルゲンとしてよくドライフードなどに利用される原材料でもあります。
タピオカとじゃがいもの交差反応についてですが、どちらも芋ですが、じゃがいもにアレルギーがある場合の代替用としてタピオカが利用されることもあります。じゃがいもアレルギーに関しては、問題はないかと思います。
タピオカの原材料となるキャッサバは、こちらも「芋」と呼ばれますが、トウダイグサ科イモノキ属に分類される植物で、じゃがいもとも、さつまいもとも異なる種類の植物です。
ちなみにですが、タピオカのモチモチ食感の元となるのはデンプンです。タピオカ自体にはほとんどタンパク質が含まれず、アレルギー物質にもなるグルテンが含まれません。そのため、穀類にアレルギーがある犬たちにも与えやすいという特徴があります。
ポチのサイトでは「犬のためのアレルギー検索」が可能です。
こちらでアレルギー物質が含まれていない商品の検索ができます。
いただいた以外にもアレルギーがあった場合などは、こちらをご利用いただければ便利です。