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2020.07.02
犬の指間炎の原因は?治すには?家庭でのケアにオススメアイテム
暑い夏がやってくると、犬の熱中症や夏バテ、食欲低下など気を付けたいポイントが増えてきますが、じめじめとした梅雨の時期に増えてくる皮膚系お悩みの中に「犬が足先を舐め壊してしまい、指間炎になってしまった」というものがあります。
指間炎は犬の皮膚のトラブルでも多いもののひとつですが、自宅ではどんな対策やケアができるのでしょうか?原因や指間炎になりやすい犬の特徴も交えてご紹介します。
※この記事は2022年8月17日に加筆・修正を加えています。
犬の指間炎とは?指間炎の原因
犬の指間炎は、足先の指やその周辺で雑菌が繁殖してしまい、赤くただれてしまったり、強いかゆみ、脱毛などを引き起こしている状態です。犬にとって足先は、気になった時に舐めたりかじったりしやすい場所。ですから、一度起こってしまうと犬はかゆみや違和感を持った時についつい舐めたり、カジカジしてしまい、治りが遅くなってしまうという厄介なトラブルです。
指間炎になった犬と暮らすスタッフによると、最初はちょっとした草のとげみたいなものが刺さって、ムズムズしたことから始まったそうです。
それを気にして犬が舐めることで足先の周辺が濡れ、雑菌が繁殖しあかくなって皮膚から汁のようなものも出て進行し、臭いも強くなったので動物病院で薬を出してもらうことになったとのこと。
これから高温多湿の梅雨~夏にかけてはさらに雑菌が繁殖しやすい環境ですし、雨の散歩の機会も増えますから、雨に濡れた足先を生乾きのままにしておくと、犬は濡れていることが気になって舐め続けてしまい、菌が増え、それがきっかけでかゆみが出てしまうこともあるので注意したいところです。
犬が神経質な性格の場合、ストレスが溜まってしまうとつい足先を舐めてしまうという癖がついていることがあります。ストレスの転化行動として足先を舐めたり、かじったりすることでも指間炎を引き起こす可能性があります。
犬の指間炎の治療と予防・対策のポイント
足先に雑菌が増えてしまうことでかゆみや炎症、脱毛などが起こる指間炎。実際に犬の足先をチェックして、湿っていたり赤茶色に変色している時は雑菌が増えてしまっている可能性があります。
犬は、飼い主の目を盗んでこっそりカジカジしていることもあるので注意が必要です。
指間炎を治すためのポイントはとてもシンプル。それは、犬の足先を清潔に保ち、乾かし、雑菌の繁殖を抑えること。指間炎での犬の皮膚の赤みや被毛の変色、かゆみなどは雑菌が繁殖することが主な原因。
犬の足先で雑菌が繁殖するのを防ぐことができれば、何度も繰り返し起こってしまう指間炎の悪いループから抜け出せる可能性があります。
また、皮膚には本来、トラブルを引き起こす雑菌などが繁殖しすぎないようにする免疫機能があります。免疫系のバランスが崩れてしまうとその機能が低下してしまい、悪さをする菌が増えてしまいやすくなります。ですから、皮膚のバリア機能を維持して、指間炎の原因となる雑菌が増えにくい環境を作ることも予防や対策としてはオススメです。
■ 指間炎の治療の重要ポイント
- お散歩の後は足先をしっかり洗い、乾燥させる
- 清潔に維持するために抗菌効果のあるケアアイテムを使う
- 皮膚の免疫機能を維持し、雑菌に負けないように体調を整える
犬の指間炎にオススメ足先はいつも清潔に。足先の健康維持に
犬の足先トラブルのお守りに。
シーディーム クールスポッツスプレー
主要成分:コンドラス(紅藻類)抽出物、グリチルリチン高含有甘草根、濃縮タンニン、ペクチン、カンファー(樟脳)
使用方法:直接地肌に1日2-3回お使いいただけます。掻いたりかんだりしているときは必要に応じて繰り返しご使用いただけます。
動物病院でも使用されているケア用品ブランド、シーディームから発売されているシーディーム クールスポッツスプレーです。
犬の皮膚トラブルのために作られた家庭用ケアスプレーで、漢方としても使われる甘草やポリフェノール・タンニンなど天然成分で皮膚の健康的な環境を守ります。
薬ではありませんし、使用されている原材料は犬が舐めても健康に影響しないもののみなので、犬がスプレーした後の足先を舐めてしまっても問題ありません。
足先を気にしている、足先の被毛に赤みが出始めている犬だけではなく、「今年はまだ出ていないけど、以前指間炎になったことがある」という犬の日常のケアとしてもオススメなので試してみてください。
また毎年この時期にぶり返してしまう犬は、こういったケアアイテムと合わせて、皮膚のバリア機能を維持するために免疫系をサポートする食材やサプリメントも一緒に取り入れてみてもいいと思います。
免疫系同時にフォローしたいときのオススメサプリメント