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2021.05.17

やわらか食感がお腹に優しい。長芋のホクホク煮

やわらか食感がお腹に優しい。長芋のホクホク煮

5月も半ばになると、夏のような暑さを感じる日が増えてきます。でも、雨が降り続いたりして肌寒さを感じることも。今回は季節の変わり目のお腹にオススメの、長芋のホクホク煮をご紹介します。

作り方はとてもシンプル。
長芋の皮をむいて犬が食べやすい大きさに切り、出汁と一緒に煮込めば完成です。
煮込んだ長芋のホクホクとした食感はやみつきになること間違いなし。

飼い主さんには、お好みでみりんや醤油、砂糖で味付けしてから召し上がってください。
昆布出汁がよく染み込んだ長芋がより美味しくいただけます。

ホクホク煮の優しい味を楽しみながら、犬と一緒に元気に過ごしましょう。

材料:2頭分(1頭分の出来上がり重量:約110g)

※5kgの犬を想定した材料となっています。

長芋          :100g
昆布出汁        :200ml
(※出汁をとる時間がない方は市販の和風顆粒だしで代用してください)
かいわれ大根(葉の部分):10g

作り方のご紹介


1.長芋は皮を厚めにむき、犬が食べやすい大きさに乱切りする。


2.鍋に昆布出汁、長芋を入れ、中火で煮る。沸騰したら弱火にして、5分ほど煮詰める。

※飼い主さん用として作るなら、お好みでみりん、砂糖、醤油の味付けをしてから召し上がってください。

3.粗熱をとってから器に盛る。飾りにかいわれ大根をのせる。

※スプーンの背などで粗くつぶせば、シニア犬やパピーがより食べやすくなります。

本日のメニュー『長芋のホクホク煮』の栄養計算をしてみよう

体重 5kg当り毎日の栄養要求量(NRC 1977)最低値と比較。(%)は充足率

調理時間約15分
AAFCO栄養推奨係数で計算した代謝エネルギー:50kcal/約110g

《三大栄養素》出来上がり約110g中
たんぱく質:2.7g
脂質   :0.3g
炭水化物 :11.8g

体重 5kg当り毎日の栄養要求量(NRC 1977)最低値と比較。(%)は充足率


《その他、気にしたい栄養成分》
食物繊維 :0.8g
カルシウム:12mg
リン   :49mg
鉄    :0.4mg

DOG's TALK

POCHIのペット栄養管理士から

すりおろすとかゆみが出やすい長芋ですが、加熱することでかゆみの原因となるシュウ酸カルシウムを落とすことができます。シュウ酸カルシウムは、犬のシュウ酸カルシウム結晶の原因にもなる成分ですが、熱に弱い性質があるので加熱して煮込むことで犬にも与えることができますよ。
長芋にはエネルギー代謝にかかわるナイアシンと呼ばれるビタミンが含まれています。体重管理が必要な犬には嬉しい栄養素となります。

■ 管理栄養士がアドバイス。次の日作るときフォローしたい栄養素とおすすめメニュー

ちょっと気になる栄養素:ビタミンK

長芋のホクホク煮で不足している栄養素はビタミンKです。
ビタミンKには骨の健康を保つ、ケガをした際の血液凝固作用などのはたらきがあります。ビタミンKは犬にとって食事からある程度補う必要がある栄養素です。
犬は腸内細菌の働きによって一部のビタミンKを生成していますが、それだけでは必要量が補えないことが多く、不足しがちです。ちなみに猫はビタミンKを体内で作ることができないので、必ず食事から取り入れる必要があります。ビタミンKは納豆やほうれん草などに多く含まれるため、納豆ご飯やほうれん草のおひたしを足して補うと良いです。お腹の調子を整えて、腸内環境を意識した有用菌などを取り入れるのもいいですね。

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