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2021.10.04
ドイツの街角から ~ドイツの港町、ハンブルクの街角旅~
*1 この記事を書いた人:pochinski スペインのマジョルカ島で保護され、家族になった犬と現在ドイツで暮らす旅行&ファッションライター。趣味は犬の絵を描くこと、犬の首輪や冬用のセーターを作ること、たまに犬の手作り食やケーキ作りも。犬と暮らす日常のひとコマを不定期にお届けします。
9月後半の数日間、ドイツ北部にあるハンブルクを旅してきました。昨年の冬以来、本当に久しぶりのお出かけです。ハンブルクは、ドイツにおける人口数でいうとベルリンに次ぐ2番目の多さ。私たちが暮らすケルンは4番目ですから、「2番と4番に大差はないでしょ」と思って訪れたら大間違い。街の風景や雰囲気がとても素敵で、すっかりハンブルクのファンになってしまいました。
ところで、諸事情あって今回はポチンスキーを同行させませんでした。シッターさん宅で留守番です。そこで、今回はポチンスキーとの散歩も想像しつつ、ハンブルクでの風景を少しご紹介します。
ハンブルクの正式名称は「自由ハンザ都市ハンブルク」です。名称からもわかる通り、中世のハンザ同盟で栄えた都市で、現在もドイツ最大の港湾都市としての役割を担っています。
その港へと注ぐアルスター川をはじめ、いくつかの運河が流れるハンブルクは大変水に恵まれており、中心市街地にもアルスター川をせき止めて造ったという大きな湖、アルスター湖があります。
水に恵まれているためか、ハンブルクは緑も豊かです。アルスター湖畔や運河沿いなどの水辺や、市内のあちこちに犬の散歩にも適した緑地や公園が点在しています。
アルスター湖畔にある公園のドッグランでは犬たちが自由に駆け回っている様子を見かけ、思わずほっこりしてしまいました。
一方、ハンブルクはショッピングや外食が好きな人々の心を十二分に満たしてくれる都市でもあります。
学生など若年層に人気の古着屋や雑貨店が集まった街や、世界の一流ブランド店が立ち並ぶ通りなど、さまざまな顔を持っており、人それぞれにお気に入りのエリアを楽しむことができます。
私が楽しんだのは、散策中に偶然見つけたフリーマーケットでのショッピング。
個人の古着からプロによるアンティークまで多種多彩な売り手と品物が混合したフリーマーケットで、かわいらしいお菓子の押し型やケーキ型を買いました。押し型は、ポチンスキーのおやつ作りにも使えそうです。
今回の旅行中は場所によってマスクの着用やワクチン接種証明の提示が必要だったものの、全般的に制限はゆるやかになり、美術館巡りや街の散策、買い物、食事も楽しむことができました。
ただ1つ、欠けていたのはポチンスキーの存在。再びハンブルクを訪れる機会があれば、その時こそ、一緒にアルスター湖畔を散歩したいなあと思っています。