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2023.10.04

ドイツの街角から ~フランス・ベルギーの風景と...~

ドイツの街角から ~フランス・ベルギーの風景と...~

*1 この記事を書いた人 pochinski: スペインのマジョルカ島で保護され、家族になった犬と現在ドイツで暮らす旅行&ファッションライター。趣味は犬の絵を描くこと、犬の首輪や冬用のセーターを作ること、たまに犬の手作り食やケーキ作りも。犬と暮らす日常のひとコマを不定期にお届けします。

今年の夏、私たちは2週間ほどかけて北フランスやベルギーを巡ってきました。
年始のころから計画していた旅で、犬連れで宿泊できるホテルなどを探して予約も入れていました。
ところが、出発日の数日前に我が家のポチンスキーは天国へと旅立ち、残された私たちにとっては傷心の旅となってしまいました。
とはいえ、旅先では楽しい経験や出会いもさまざまありました。そんな中から、今回は旅先で出会った犬にかかわるサービスやモノなどをいくつか紹介します。

 

ブリュッセルの街中で見かけた大きな犬用トイレ

ブリュッセルの街中で見かけた大きな犬用トイレ

1枚目と2枚目の画像は犬用トイレです。画像1はブリュッセルの街中で、画像2はフランスの高速道路のパーキングエリアで見かけました。
フランス語では犬用トイレを「Canisette」と言うようです。どちらの犬用トイレも丸太で囲い、砂利を敷き、イラストで犬のトイレであることを示しています。

 

フランスの高速道路のパーキングエリアの犬用トイレ。こちらも大きいです。

フランスの高速道路のパーキングエリアの犬用トイレ。こちらも大きいです。

気になるのは、パーキングエリアのトイレの使い方。
やや細い道のようなトイレの中を、リードから話して犬を歩かせるのでしょうか。
開放的な芝生が周囲にあるのに、わざわざ飼い主がこのトイレを犬に使わせるのか、謎です。
ちなみに、ここで休憩している間には利用している犬を見かけませんでした…。

 

のんびり馬が過ごす広々としたお庭も犬たちが自由に使うことができます。

のんびり馬が過ごす広々としたお庭も犬たちが自由に使うことができます。

こちらは、フランスで宿泊したホテルの客室からの眺めです。
犬連れOKのところで、庭の散策も自由に利用できました。
元気なころのポチンスキーだったら、広い庭の中を喜んで走り回ったことでしょう。
朝晩には、ホテルのオーナーが飼っている2頭の馬が芝を食べに庭へやってきました。

 

ドイツでもおなじみのウンチ処理袋ボックス。国は違っても同じようなサービスがあると安心しますね。

ドイツでもおなじみのウンチ処理袋ボックス。国は違っても同じようなサービスがあると安心しますね。

上の画像は、犬のウンチの処理袋を提供しているボックスです。
いずれもフランスで見かけたもので、飼い主の注意をひくようなデザイン、周囲の風景に調和させるようなデザインなどさまざま。
何日も犬連れで旅行していると、手持ちの処理袋を切らすこともあり、こうしたボックスがあると助かります。

 

こちらは、フランス北部、セーヌ川沿いの都市、ルーアンの市場で見かけた犬。(手前はヨーロッパのネギことリーキです)

 

こちらはベルギーのブリュッセルのギャラリーの窓越しに通りを眺めていた犬。
犬種も大きさも違いますが、どちらも店のマスコット犬なのでしょうね。
ほっこりとします。

 

旅先では、こうした犬たちを見かけるたびに「ポチンスキーも連れてきたかった」と感傷的になったものです。長年のポチンスキーとの暮らしのせいでしょうか、無意識に犬に関連する施設や犬の姿に目が行ってしまいました。
一方で、国境を越えても気軽に犬を連れていけるのは地続きのヨーロッパならではで、自治体や民間によるさまざまなサービスにも支えられて快適な旅ができるのだなぁと実感した次第です。