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2024.01.24
NZはホリデーシーズン真っ只中!旅先&ご近所のお散歩スポットをご紹介~南半球のDog's letter~
世界の様々な地域に順応して暮らしている犬たち。
ところ変われば犬とのライフスタイルも変わります。日本とはちょっと違う?共通してる?目新しいドッグライフ情報を、自然豊かな南半球に位置するニュージーランドからお届けします。
雄大な自然が広がるニュージーランドは、12月は丸ごとホリデーシーズン。南半球は真夏を迎え、まさにアウトドア真っ盛りです。
この国では自然を楽しむときも犬たちが一緒。むしろ、犬がいるともっともっと楽しめる!?そんなトレッキングコースも盛りだくさんです。
今回は、生命力あふれる自然豊かなニュージーランドの夏を全力で楽しむ犬たちの姿と一緒にご覧ください。
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この記事を書いた人:グルービー美子
ニュージーランド・オークランド在住のトラベルライター。JAL機内誌やガイドブック「地球の歩き方」などに寄稿。子供の頃から柴犬と暮らし、現在はサビ猫のお世話係。趣味はサーフィン。
犬と一緒に楽しむ夏休み
2月から1月下旬~2月上旬まで、ニュージーランドでは子供たちが長い夏休みを楽しんでいます。
そして大人もこの時期は2~3週間のホリデーを取る人が少なくありません。
全世帯の28%が犬を飼っているこの国では国内旅行に犬を連れて行く人も多く、各地方の観光局では「犬と一緒に楽しめるスポット」のプロモーションを熱心に行っています。
そのうちの一つ、北島タウポのおすすめトレッキングをご紹介します。
犬連れトレッキングができる観光地タウポ
タウポは北島中央部にある観光地。
国内最大の湖タウポ湖を中心とした自然豊かなエリアで、トライアスロンの世界大会も開催されています。ほかにフライフィッシング、トレッキング、マウンテンバイクなどが盛んで、地熱地帯なので温泉も楽しめます。
ニュージーランドには無数にトレッキングコースが存在しますが、環境保護の観点から、犬を連れて入れるところは限られています。
しかし、タウポは気軽な散歩道から本格的な登山道まで、犬連れOKなトレイルが充実。
アップダウンの激しいマウンテンバイクトレイルにも犬を連れていけるので、運動量が必要な大型犬と旅するにもぴったりなのです。
観光局で尋ねたところ、夏は湖沿いを歩くランガティラ・ポイント・トラックがおすすめとのこと。
全長3km、所要約1時間30分のコースで、歩いて汗をかいたら湖でクールダウンできるのがよいところ。
レトリバーなど水好きな犬たちが嬉々として湖に飛び込む様子になごみます。
オフリードOKな保護区の散歩コース
ホリデーシーズン中、行楽地は混雑するし旅行費も割高……ということで、オークランドには自宅でまったり派も一定数存在します。
オークランドは都市部ゆえに通常、渋滞に悩まされますが、この時期は道路も駐車場も空いていてストレスなく移動できるのもメリット。
そこで、オークランド中心部のお散歩コースもチェックしてみました。
犬と暮らす現地人たちに人気の高いお散歩スポットのひとつが、ダウンタウンから車で15分ほどのオラケイ・ベイスン。
死火山の火口に海水が流れ込んでできたラグーンの周囲に、全長約3kmのウォーキングトラックが整備されています。
実は、オークランドは火山地帯の上に築かれた都市で、市内には何と約50もの火山が点在しているのです。
もっともそのほとんどが休火山や死火山で、噴火の心配はないとのことなのですが……。
一見、湖のようなオラケイ・ベイスンの周辺は保護区に指定されており、鬱蒼とした森の中を歩くコースもあります。
そして、リードなしで犬を遊ばせるエリアが広いことが魅力。
穏やかな内海なので、泳ぐのが好きな犬も大喜びです。
飼い主と過ごすのが犬の幸せ
オラケイ・ベイスンはオークランドの犬好きによく知られているスポットなだけに、少し散策しているだけで次々と犬に遭遇します。
飼い主を先導するように森を走り、時折立ち止まって飼い主が付いてきているか確認するボーダーコリーや、飼い主のジョギングに付き合うラブラドール、ボールを追って勢いよく水に飛び込むらラブラドゥードルなど、どの犬もイキイキとしていて幸せそう。
旅行に出かけようと自宅で過ごそうと、犬にとっては飼い主と遊べることが一番の喜びなのでしょう。
犬と一緒に野外で過ごせるニュージーランドの暑い夏は、まだまだ続きます。