- コラム
- スタッフコラム
2024.05.30
NZの秋の味覚。身近なフルーツ、フェイジョアとは?~南半球のDog's letter~
世界の様々な地域に順応して暮らしている犬たち。
ところ変われば犬とのライフスタイルも変わります。日本とはちょっと違う?共通してる?目新しいドッグライフ情報を、自然豊かな南半球に位置するニュージーランドからお届けします。
豊かな自然が残るニュージーランド。その自然の中ではぐくまれた食材の中には、ドッグフードの原材料として人気のものが多くあります。
ある意味、ドッグフードに使用する原材料がニュージーランド産、というのは安全性などの品質においてひとつのブランドになっている感があります。
今回ご紹介するのは、そんなドッグフードの原材料としておなじみの材料…ではなく、日本ではまだあまり知られていない、この時期だけの美味しいもの。
現地で暮らす人たちと犬たちが楽しみにしている、ニュージーランド人が愛する秋の味覚をお届けします。
-
この記事を書いた人:グルービー美子
ニュージーランド・オークランド在住のトラベルライター。JAL機内誌やガイドブック「地球の歩き方」などに寄稿。子供の頃から柴犬と暮らし、現在はサビ猫のお世話係。趣味はサーフィン。
こちらもオススメ
収穫の秋を迎えたニュージーランド
サマータイムも終わり、秋が深まりつつあるニュージーランド。
南島のクイーンズタウンやワナカでは4~5月にポプラや西洋柳が黄金色に染まり、感動的な美しさです。
しかし筆者が暮らす北島オークランドには常緑樹が多いため、紅葉はさほど楽しめません。
その代わりに秋の到来を感じさせてくれるのがこの時期ならではの味覚の数々。柿や梨(日本の梨はこちらでもNashiと呼ばれて人気です!)といった日本でおなじみの果物のほか、フェイジョアが店頭に並ぶのはニュージーランドらしい秋の光景です。
今回はニュージーランドでは広く認知されているけれど日本ではあまり知られていないフェイジョアについてご紹介します。
秋に甘酸っぱい実をつける
フェイジョアは南米を原産とするフトモモ科の熱帯果樹。
熱帯といってもある程度の寒さに耐えられ、比較的簡単に育てられるため、ニュージーランドでは庭木や生垣にもよく利用されています。
筆者の家の庭にも生えており、秋になると商業栽培されているものよりは小ぶりですが、果実がたわわに実ります。
フェイジョアの実は楕円形で、皮はつるんとした緑色。
内側はクリーム色でやわらかく、半分にカットしてスプーンでくりぬいて食べるのが一般的です。
香りも味もパイナップルやバナナ、洋ナシを混ぜたように芳醇で甘酸っぱく、国によっては「パイナップル・グァバ」や「グァバスティン」と呼ばれているとか。
食物繊維、ビタミンC、ポリフェノールなどが豊富で、摂取すると風邪の予防にも役立ちそうです。
フェイジョアは生でそのままいただくほか、アイスクリーム、ヨーグルト、ジャム、ジュース、スムージー、お茶などでも販売されています。
家庭ではマフィンに入れたりケーキにしたりとスイーツ系のアレンジが可能。
そのほか、フェイジョアのスパークリングワインやフェイジョア風味のシードル、ウォッカといったアルコール飲料も。また、食用・飲用以外にフェイジョアを使った石鹸やボディスクラブもあり、ニュージーランドではとても身近な存在なのです。
フェイジョアは犬も食べられる?
栄養満点のフェイジョアは、犬のおやつにもなるのでしょうか?
獣医師に尋ねてみたところ、個体差はあるものの、犬がフェイジョアを食べても概ね問題ないとのこと。
ただし食べてOKなのはクリーム色の果肉の部分で、緑色の皮には毒性があるため与えてはいけないそうです。
フェイジョアの実は熟すと甘い香りがするため、興味を示す犬も少なくないとか。
果肉をカットして少量与える分には問題なさそうですが、木から落ちた実が地面にたくさん転がっていることもあるので、散歩中などは気を抜けないなと思いました。
夏は午後9時くらいまで外が明るかったのに、秋も盛りとなった最近は午後6時前には薄暗くなってしまいます。
仕事の後に犬を連れて外に出かけられた夏が恋しい半面、日差しがやわらかくなり、日中に犬連れでアウトドアを楽しむのにはよい季節です。フェイジョアでビタミンをたっぷり補給して、これから来る冬に備えたいと思います。