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2024.10.17
POCHIの挑戦「サステナビリティ POCHI VISIONS」を語ろう
ポチでは、これまで持続可能な社会の実現のために、ポチの商品やサービスを通してさまざまな取り組みを≪サステナビリティ POCHI VISIONS≫と名付け、実行してまいりました。
地道な活動なので、あまり知られていない≪サステナビリティ POCHI VISIONS≫を改めてご紹介できればと思います。
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POCHI編集部
犬との暮らしをちょっと素敵に、快適に。日々、そんな情報集めに余念がない編集チームです。
このマーク、ご存じですか?
皆さま、POCHIの商品の中でこのマークを見たことはあるでしょうか?
実はこちらのマーク、≪サステナビリティ POCHI VISIONS≫が取り入れられている商品やサービスなどについているマークです。
■ サステナビリティ(sustainability)とは
サステナビリティ(sustainability)とは、環境や経済等に配慮した活動を行うことで、社会全体を長期的に持続させていこうという考え方です。「Sustain(維持する、持続する)」と「Ability(~する能力)」を組み合わせた造語で、日本語では「持続可能性」と呼ばれます。
ポチでは、"犬の「おいしい」の源が続くために、私たちができること。"として、これからもずっと、犬たちのおいしい顔を見続けられるように、商品開発・パッケージ・持続可能なサプライチェーンの3つの軸で、POCHIでできることから取り組み、家族である犬や猫の健康と幸せにつながる取り組みを行ってきました。
たとえば、どんなものに≪サステナビリティ POCHI VISIONS≫のマークがついているのでしょうか?
■国際森林認証を取得したPOCHI オリジナル竹歯ブラシ (ノベルティ)
犬たちの毎日のお口の健康維持に欠かせない歯ブラシ。
一般的な歯ブラシはほとんどがプラスチックでできており、世界中で年間約35~50億本消費されていると言われています。
歯ブラシに使われるプラスチックはほとんどがリサイクルされず、日本では燃えるゴミとして処理され、莫大な量のゴミを排出し海洋ゴミの原因のひとつにもなっています。
犬たちとの普段の生活の中から、無理なくなにかサステナブルにつながることはできないかと考え、その取り組みのひとつとして環境にも犬にも優しい竹歯ブラシを商品化しました。
■段ボール変更・サイズの最適化
内容に対してよりフィットさせるための適切な段ボールの大きさが選べるようにサイズを見直し、8種類から10種類にサイズ展開を増加。1回で運ぶ量への運送の効率化に貢献し、無駄な緩衝材を減らすことにもつながりました。
■POCHI ザ・ドッグフードシリーズのパッケージ
パッケージにサトウキビ由来のプラスチック原料を使用した「LLDPE フィルム」を採用。
植物由来原料配合比はフィルム単体で59%となり、CO2排出量の削減につながります。
また、おやつでも新たに3種類を「LLDPE フィルム」を使用したパッケージへ変更し、従来品と比べて62%のプラスチック削減につなげています。
これまでの取り組みの思い出話
★コオロギクッキー
ポチ編集部スタッフが一番印象に残っているのは、「これからのサステナブルな原材料を使った」新しい、新しすぎた新商品。
当時、人間用の食品でも少しずつ使用されるようになってきていた原材料である、「コオロギパウダー」を使用したクッキーです。
犬たちにとって必要不可欠なタンパク源となる肉類。
この商品が開発されたのは、家畜を飼育する際に発生する膨大な二酸化炭素や、飼育には大量の穀物が必要になることから、持続可能な方法で肉に代わるタンパク源はないか、と世界的にさまざまな原材料が注目されていた時期でした。
白羽の矢が立ったのが、昆虫タンパク質としてコオロギのパウダー。
「えっ。虫ですか?」とスタッフの中からも怪訝な声が上がり…正直、ポチのお客様に受け入れられるのか、不安の中での開発となりました。
当時、さまざまな原材料について調べていた私は、犬は喜んでくれるのか、ちょっとワクワクしていたのを覚えています。
できあがったクッキーは見た目からはコオロギが入っているとは思えないようなものでした。良い意味で、裏切られた…という印象です。
実際に犬に食べさせたスタッフによると、食いつきはほかのオヤツと変わらなかったとのこと。たしかに、エビやカニなどの甲殻類の殻のような香りがした記憶があります。
その物珍しさから購入していただいたお客様は多くいたのですが、残念ながら継続的にご購入いただける商品に成長できず、断念しました。
★エコパッケージ開発
ポチでは現在もオリジナル商品のパッケージを中身の品質を落とさずエコ素材に移行することを続けています。
実は、ペットフード業界はほかの業界に比べてこういったエコパッケージ化の取り組みを行っているメーカーやブランドはそう多くありません。それだけに苦労することも多くありました。
まず、大きかったのはペットフードのパッケージに利用できる素材の中で、環境に配慮したものを厳選することがとにかく大変!
ドッグフードのパッケージは、フードの酸化を防ぐために紫外線、湿気などの影響を受けにくい特殊な素材を使用することが大前提となっています。しかし、ぺット業界ではエコパッケージの取り扱いが少なく、すんなりと適したパッケージ素材が見つからず。印刷会社と協力し仕様を考え、試行錯誤を繰り返してようやく現在の形にたどり着きました。
しかし、仕方がないことなのかもしれませんが、見かけ上あまり変わり映えしないため、これで何かが「変わった」という印象は少ないと思います。(気付いている方、ありがとうございます!)
でも、取り組むこと自体に意義があると信じているので、これからも続けていくつもりです。
これからの≪サステナビリティ POCHI VISIONS≫
これからも、ポチではサステナビリティへの取り組みは続けていく予定です。2024年も継続している取り組みとしては以下の物があります。
・ブナの天然木を使用した計量カップの販促キャンペーン
・再生PET使用のブランケット販促キャンペーン
ポチのオリジナル商品を使っているだけで、ちょっとずつサステナビリティに貢献できる…。そんな「無理なくできるサステナビリティ」として、これからもポチは取り組みを続けていきます。
おわりに
ポチは、これまでも持続可能な社会の実現を目指し、≪サステナビリティ POCHI VISIONS≫という取り組みを進めていきます。
これまでの取り組みは、(あまり目立たなかったかもしれませんが)犬たちの健康と幸せを守りながら、環境負荷を減らすことを目指して実行してきました。
今後も、無理なく少しずつ環境に配慮した新しいサステナブルな商品を展開予定です。
ポチは、続けやすいサステナビリティを提案し続け、犬たちの「おいしい」はそのままに、持続可能な未来を築いていきます。これからも、ポチの挑戦にご期待ください。