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2019.09.12
アロニアって一体なに?どんな機能性成分があるの?【犬の健康】
栽培や収穫に関する技術や知識が発展し、それまでにはなかなか手に入らなかったり、使われることがなかった食材がドッグフードなどにも使用されるようになってきました。
その中のひとつが、「アロニア」と呼ばれる植物の実です。本日は注目度急上昇中のフルーツ・アロニアについてご紹介します。
アロニアって一体なに?ブルーベリーの仲間?
アロニアとは、北米原産の果実でバラ科の植物の実です。見た目はブルーベリーなどに似ていて、一部のメディアではブラックチョークベリーという別名で紹介されていることもあります。でも、見た目がよく似ているブルーベリーとは別の種類で、ラズベリーやイチゴと同じ仲間です。
寒さに強いことが特徴で、日本では北海道が最大の産地になっています。日本で栽培されるようになったのは1976年以降のことで、ソビエト連邦(現ロシア)から種子が導入されたことが最初だといわれています。
果実の旬は9月頃。濃い黒い果実には豊富なポリフェノールを含み、機能性成分・アントシアニンもブルーベリーなどよりも多く含んでいます。
アントシアニンといえば、抗酸化作用を持っている成分だから、加齢と共に増えてしまう活性酸素の除去などにも効果が期待できますね。
しかし一方で、そのまま生で果実を食べると渋みや苦味を感じる成分もあり、加工して摂取することが推奨されています。
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アロニアは見た目は真っ黒に見えますが、これはアントシアニンがブルーベリーなどと比較して多く含まれているからなのだそうです。飲み物やジャムなどに加工すると深い紫色が出てとてもきれいに見えるのだそう。この特性を生かして人間用のお菓子などでも色付けに活用されています。
アロニアの嬉しい成分はアントシアニンだけではない
アロニアに含まれている機能性成分は、強い抗酸化力を持っているアントシアニンだけではありません。ビタミンAの前駆体に変わるといわれているβカロテンも含まれていて、100gあたりに含まれている量は緑黄色野菜のブロッコリーにも匹敵するのだとか。アントシアニンとともに抗酸化成分とされているβカロテンは、犬たちのエイジングケアにはぜひ摂取していきたい栄養素。
また、βカロテンの仲間のひとつ、βクリプトキサンチンという機能性成分も含まれ、βカロテンと同じように体の中でビタミンAに「必要な量だけ」変換されて使用されるので、摂りすぎにならないのがいいところ。
βカロテン・βクリプトキサンチンが変換されるビタミンAは、皮膚や粘膜の健康維持、眼の健康維持などに使用されます。同じようにアントシアニンが豊富なフルーツであるブルーベリーなどと比べても、よりさまざまな栄養素をしっかりと摂取させたい時に役立ちそうなフルーツです。今後はドッグフードの原材料としてだけではなく、人間用の食材としても注目されていきそうな気がします。
アロニア入りのアイテム
POCHI ローカロリークラッカー アロニア
●原材料
小麦粉 寒天 アロニア
●保証分析値
タンパク質 6.3%以上 脂質 1%以上 粗繊維 33.9%以下 灰分 0.2%以下 水分 12%以下
○カロリー 194kcal/100g(ひと粒あたり1.3~1.5カロリー)
●原産国:日本