- コラム
- スタッフコラム
2019.10.07
犬と楽しみたい秋野菜。オススメトッピング法もご紹介。
実りの秋ですね。この時期になってくるとおいしい野菜もたくさん登場し、私たちの食欲も刺激されるだけでなく、犬たちにとっても食の楽しみが一層増えてきます。
犬たちにも秋のおいしいお野菜を食べさせたい!と思ったけれど、いきなり手作り食に挑戦するのは「少し難しそう…」と尻込みしてしまう…。そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。
たしかに、手作り食レシピは犬たちの栄養補給に適した食材を集めたり、栄養バランスを調整するためにさまざまなサプリメント、オイルなどを加えたり、なかなか手間がかかるもの。
そこで、今回はいつものドライフードに簡単にトッピングできる秋野菜とそのオススメの調理法をご紹介します。
さつまいも(スイートポテト)
自然な甘さとホクホクとした食感がおいしい、さつまいもは犬たちにも人気の食材です。オヤツとして蒸かしたサツマイモを与えている、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
さつまいもには、豊富な食物繊維が含まれているほか、甘い糖分が含まれているので速やかに犬たちのエネルギー源になってくれるという特徴があります。
また、生のさつまいもをきったときに出る白い液体に含まれているヤラピンという成分は、整腸作用があることが知られています。この成分は、加熱をしても効果が変わらないという性質があり、加熱してもお腹の働きをサポートしてくれる心強い味方になってくれます。
ヤラピンを効果的に摂取するには、加熱する前にさつまいもを切ってしまうのではなく、丸ごとの状態で蒸したりするのがオススメです。
山芋
ネバネバ食材として知られる山芋も秋が旬。皮膚につくとかゆみが生じてしまうのは犬たちも同じですので、そこで一工夫加えるのがオススメです。まずは、皮を剥いた山芋を一口大にカットして少しの酢やレモン水を加えた水に漬けること。それにより、かゆみの元になる成分をある程度取り除くことができます。犬たちに与える際には漬けておいた山芋を水で洗い、すりつぶしてとろろ風にしたり、ざく切りにしてフードに混ぜるなどして食べさせてください。
山芋に含まれているジアスターゼという酵素は、糖やでんぷんの代謝をサポートしてくれる嬉しい消化酵素。犬たちの食欲が低下している時などにオススメです。また、酵素の多くは加熱することでその働きを失ってしまいますが、山芋は生のままでも食べられるという特性があるので、ジアスターゼの働きを落とすことなく胃腸に届けることができます。
*1 皮膚疾患を持っている犬に与える際には注意が必要です。山芋が皮膚についてしまった場合、もともと皮膚の弱い犬には刺激が強すぎることがあります。
*2 また、腎疾患や腎臓結石症の犬にも、山芋はおすすめできません。 山芋に含まれているカリウムやシュウ酸カルシウムは腎臓疾患には関係がある成分なので注意が必要です。
キノコ類
秋が旬の食材といえばキノコです。特にシイタケやマイタケなどの身近なキノコにも含まれている機能性成分・βグルカンは免疫系のサポートに嬉しい栄養素。季節の変わり目は体調を崩しやすいタイミングでもありますし、ぜひたっぷりのキノコを犬たちと楽しんでみてください。
食物繊維も豊富で低カロリーなので、食べ応えがほしいダイエットが必要な犬たちのトッピングとしてもオススメです。かさ増しとして使うのなら、ざくざくとかるくみじん切りにしてから電子レンジなどで蒸して、フードに混ぜ込んでみてください。カロリーは抑えつつ食べ応えをアップできます。