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2020.05.07
海藻類に含まれるフコイダンは免疫にもうれしい成分。食事にプラスで免疫サポートを。
犬に与えることができる海のハーブとして、ケルプと呼ばれる海藻が含まれます。動物のためのハーブスペシャリストがいる「英国ヒルトンハーブ*」も毎日の犬の健康に、また、手作り食のサポートに「シーウィード&ローズヒップ」をおすすめしていますが、ケルプは古くから犬の健康に活用されてきた素材です。
ドッグフードの原材料などでもたびたび見かけることがあるケルプなどの海藻類には、独特のぬめりを持っているものが多く、このぬめりのもとになる成分のひとつに、フコイダンが含まれています。
フコイダンは犬や人間などの免疫系に嬉しい栄養として注目されるようになっています。
本日は日ごろから摂取することで免疫系の働きをサポートしてくれる、フコイダンについてご紹介します。
フコイダンってどんな物質なの?
フコイダンはケルプやワカメ、昆布などの海藻類に含まれている成分で、いわゆる多糖類に含まれます。多糖類には、デンプン、食物繊維、増粘安定剤などがあり、海藻が持っている独特のヌルヌル成分は、水溶性食物繊維の一種になります。
フコイダンには胃腸の粘膜を保護することで炎症を抑えるほか、マクロファージと呼ばれる免疫細胞の一種の活性をサポートしたりする働きがあるとされています。
現在でも研究が進められている途中の段階ではありますが、ヨーロッパ・アジアのどちらでも古くから病気の治療に用いられてきた原材料の一つであるため、詳しい結果が待たれている状況です。
フコイダンを摂取するのにオススメの方法
犬にフコイダンをとりいれたいと思ったらまず海藻をトッピングとして加える方法があります。例えば、スーパーなどでも市販されている「めかぶ」や「もずく」などを細かく刻んだりフードプロセッサーでドロドロにしてトッピングしてあげるのがオススメです。ただし味付けのものではなく、そのままの状態のものを選ぶようにしてください。
犬に与える際には、サプリメントの代わりではなく野菜やフルーツのように、トッピングの変わり種として海の食材を少し、たまに食べさせるというのがオススメです。消化のこともありますから一度に大量に食べさせてしまうとがないよう気を付けましょう。
また、めかぶなどの海藻類はスープに入れることでフコイダンなどのとろみ成分がスープに溶け出します。スープでもしっかり栄養と水分を摂取することができるので、かつおだしや鶏のスープにめかぶを入れるのも手軽にフコイダンを摂取する方法としてオススメですよ。
おわりに
フコイダンには免疫細胞をサポートする働きのほか、胃腸の粘膜を保護してくれる働きがあるようです。また今後はさらに研究が進められて犬にとっても嬉しい効果がより多く見つかっていくかもしれません。
「フコイダン」は、テレビなどの健康番組で耳にした方が多いかもしれません。犬にフコイダンを、と気になった方はサプリメントのほか、めかぶなどの手軽に手に入る海藻類を活用してもいいですね。普段とはちょっと違うトッピングとしていかがでしょうか。
*1 ヒルトンハーブは、EFSISとNASC(National Animal Supplements Council:動物用サプリメント全米管理機構)。この2つの権威ある団体両方のメンバーであるヒルトンハーブは、品質、効能、安全、生産履歴管理の全てにおいて、最高の水準をお客さまにお届けしています。