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2022.05.11
【子犬必見】ドッグランに連れていく前に必要な準備って何?しつけやマナーの基本
犬と一緒に出かける先として人気が高いのがドッグラン。
たくさんの犬とリードなしで一緒に遊ぶことができるドッグランでは、犬の社会性を育てたり、ストレス発散にもなり、犬にとっても良い経験になります。なにより思いっきり走っている顔は、本当に幸せそう。また、新しい友達ができることで、普段の散歩とはまた違う思いもしない犬の一面が見られることも。
しかしほかの犬たちも利用するドッグランですから、お互いに気持ちよく利用するために知っておきたいルールやマナーもあります。
そこで今回は、これからドッグランデビューを迎える子犬や若い犬の飼い主さんに向けて、基本となるちょっとしたマナーやルールをまとめてご紹介します。
また、ドッグランデビューのために使えるしつけ「コマンド」を覚えておくと、トラブルになった時に非常に役立ちます。"ウチの子"を守るためにも、必要なしつけも一緒におさらいしていきましょう。
【必須】これはドッグランデビュー前に済ませておこう!
広々としたドッグランで走り回る犬たちは、とてもいい笑顔をしていて楽しそうです。思い切り楽しむためにも、まずはドッグランデビューの前に身に着けておきたい基本的なルールやマナー、そして犬を守るためのコマンドについてご紹介いしていきます。
■犬にとってのドッグランとは?
犬にとって、ドッグランは思い切り走り回ったり、新しい友達を作る社交場のような場所。もちろん、いろいろな個性の犬がいますので、時にはケンカなどのトラブルが起こる場合もあります。
どんな飼い主でも犬がトラブルに巻き込まれるのは避けたいものです。
犬がトラブルを避けてきちんとドッグランを楽しめるかどうかは、事前の飼い主の準備が左右するとも言えます。犬が無用なトラブルに巻き込まれないためにも、あらかじめルール的なこととして確認しておきましょう。
■うちの子の性格から、注意するべきポイントを整理しよう
まずは、うちの子の性格をしっかりと把握するようにしましょう。犬の性格もさまざまで、多少のことでは怒らない穏やかな子もいれば、臆病な子、けんかっ早い子などもいます。神経質な性格の子や臆病な性格の子、気が強すぎる子などは、飼い主がいつでも犬を制御できるよう、注意深く見守る必要があります。
それから、"うちの子"がどんなことに興奮しやすいのか、どんな反応を示すのかを観察しておくと、トラブルを避けることができます。
例えば、自分よりも大きな犬に吠えてしまう子なら、大きな体の犬との接触は避けるなどです。ドッグランでは小型犬向けのランと中~大型犬のランで分けられていることが多いですが、それでもフェンス越しなどに吠えてしまうこともあります。そんな時には飼い主がすぐにその場から連れ出し、離すようにしましょう。激しく吠えることで他の犬まで興奮して集まってきてしまう可能性があります。
■犬のトイレマナーは大丈夫?
ドッグランの中では犬はトイレをすることはできません。ランに入る前に必ずトイレは済ませておきましょう。
また、ドッグランデビュー前にトイレは決められた場所でするように教えたり、トイレのコマンドを教えるようにするなど、トイレトレーニングを済ませておくと安心です。
どうしてもマーキングなどのトレーニングが上手くいかず、トイレをしてしまうようであれば、マナーベルトやオムツを活用することも検討してください。場所によってはこれらのアイテムを付けることが推奨されているランもありますので、訪問前に必ず確認しておきましょう。
また、犬が興奮してしまったりしてランの中でオシッコをしてしまった時のために、洗い流す用の水や消臭剤などを準備しておくことも忘れずに。
■ドッグランデビューはワクチン、避妊・去勢を済ませてから!
犬のドッグランデビューの前に、必ず済ませておく必要がある準備の一つが、ワクチンを済ませることと、避妊・去勢手術を完了させておくことです。
ドッグランによっては、入場の際にワクチンが完了していることを証明する書類が必要になるところが多いです。
それから、避妊・去勢手術を済ませていない犬をドッグランに連れていくこともトラブルの種になります。犬同士はフェロモンでもコミュニケーションをとっていますので、とくにヒート中の犬は、ドッグランなどの犬の集まる場所には連れて行かないことが大前提です。
ドッグランで役立つトラブルを避けるしつけ(合図)
ドッグランに遊びに行く前にしておきたいことの中で、特に役立つのが、最低限のしつけ(合図)。
多くの犬がいる場所では、犬は興奮しやすくなり、犬を制御しにくい状況になります。普段は飼い主の言うことをきちんと聞くような子でも、普段とは違う場所で、ほかの犬もいる状況ではうまくコントロールできなくなることも少なくありません。
■ドッグランに行く前にマスターしたい、基本的なコマンド
「おいで」「まて」「おすわり」は必ずできるようにドッグランデビューの前にしっかりとトレーニングしておきましょう。
「おいで」…犬の注意を飼い主に向ける、犬が離れすぎるのを防ぐ
「まて」「おすわり」…興奮状態の犬を落ち着かせる、トラブルを防ぐ
まずは家の中で繰り返し練習を行い、家の中で基本の動作ができるようになったら、次は散歩中や公園などでもチャレンジして、徐々にステップアップしていきます。このトレーニングは子犬のうちから始めることができますので、遊び感覚でどんどん練習していきましょう。
最初は上手くできないかもしれませんが、少しずつ慣らしていくことで、犬たちもきっと学んでくれるはずですから、犬たちのペースに合わせて飼い主も歩調を合わせつつ、あせらず向きあってみてください。
外でも家と同じように「おいで」「まて」ができるようになったら、いよいよお出かけの準備もOK。ドッグランに遊びに行ってみましょう。
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○代謝カロリー 285kcal/100g
●サイズ:約4-5.5mm
ドッグランの中で注意したいこと
ドッグランに入る前の準備をしっかり済ませて、デビューとなってからもきちんと楽しく過ごすために知っておくべきポイントもあります。
■若い犬はリード、首輪・ハーネスはつけたままが無難
私たちだって楽しみにしていたテーマパークなどに行ったらワクワクしてしまうもの。犬も同じで、ドッグランに入ると犬は気持ちが高ぶり、入ってすぐは興奮しやすい状態です。とくに若い犬の場合は、テンションが上がりやすいので注意が必要です。テンションが上がってしまった犬が暴走したり、ほかの犬を怒らせてしまう可能性も大いにありますので、ドッグランに入ってすぐにはリードを離さないことがなじむための大切なポイント。
まずはドッグラン慣れしていそうな犬にあいさつをさせて、徐々に場の雰囲気に慣れさせましょう。気持ちが落ち着いてきたのを確認してからそっとリードを離してあげます。そのとき、首輪や胴輪は付けたままにしましょう。 何か起きたときに犬を自分の方に引き寄せるためにも、首輪や胴輪は必要です。
■オヤツ、オモチャはケンカのもと?
それから、ドッグラン内で、食事やおやつ、おもちゃなどを与えることはトラブルにつながりやすいので注意してください。極力与えないようにしましょう。
例えば、オヤツの匂いにつられてやってきた犬同士がケンカを始めたり、ほかの飼い主からもらったオヤツが原因で体調を崩してしまうようなことがあれば、周囲にも迷惑になってしまいます。オヤツや食事を与えるのであれば、一度ドッグランを出てからにしましょう。
また、オモチャも同様に他の犬と取り合いになり、ケンカに発展したり、オモチャそのものがどこに行ってしまったかわからなくなる可能性があります。
犬同士のケンカの原因になるものは、できるだけ避けたほうがベターです。
■ノミ・マダニ対策など衛生管理もしっかり行いましょう
ドッグランにもよりますが、自然が豊かな場所にあるドッグランに遊びに行くとノミやマダニが付きやすくなる傾向があります。ドッグランから帰ったら、必ず犬の体をチェックしてこれらの虫がついていないかを必ず確認するようにしてください。
おわりに
ドッグランは、犬たちの喜ぶ笑顔を見られる場所です。普段とは違う特別な場所で思い切り遊ぶ時間は、犬にとっても素晴らしい体験になるはずです。
犬も飼い主も"楽しかったね"と言えるような行いでドッグランを利用していきたいですね。