ドッグランではランしない？独自の楽しみを極める〜柴犬あるある？ドッグラン編

柴犬のちょっと不思議な生態を不定期にご紹介する、「柴犬あるある」シリーズ。
今回は、きわめてマイペースな柴犬と暮らす方はもちろん、マイペースな性格の子と暮らす飼い主ならきっと「あるある！」と声を揃えてくれそうな「ドッグランあるある」をお届けします。

走らないでドヤ顔してくつろぐ

わあ！小さい子と仲良くあいさつ……って置物かーい！

リードをはずして思い切り走り回れるドッグラン、大好きな犬も多いですよね。
柴犬と暮らす人たちに聞くと、子犬の頃は好きだったけれど成犬になってからは走らなくなった…という話をよく聞きます。

もともと柴犬は、他の犬種と比べると犬同士のパーソナルスペースが広い傾向が。
柴犬の中にはいくつになっても他の犬と遊ぶのが大好き！な子もいますが、唯我独尊、マイペースな子が多いのも事実。
「他の犬と一緒に走る？なんで？」って感じでしょうか。

我が家の柴犬も子犬の頃は走るのが大好きでしたが、今ではすっかりランしない犬になりました。
普段の散歩ですら歩かないのですから、フリーにさせても歩かないのは考えてみれば当然なのかもしれません。

ドッグランで走らない子は柴犬以外にもよく見かけますが、みんな飼い主さんと一緒にゆったりしたりニオイを確認しながらドッグランを散歩したり。
他の犬と遊ぶよりも飼い主さんとの時間を楽しんでいる様子です。
一方、うちの子は飼い主から離れて勝手にくつろぎます。
え？ドッグランでも柴的距離をキープするの？しかも遠すぎじゃない？

豆粒サイズですが、一応います。世界的に有名な絵本ならぬ「ウチの犬を探せ」状態。

入りたがるクセにすぐに出たがる

実は最近、うちの子は大人になってからはすっかり興味を失っていたドッグランになぜか入りたがるようになりました。
もしかしたらまた走ったり、他の犬と遊びたくなったりしたのかな？と淡い期待をして入ってみることに。

予想通りではありますが、まったく走りません。軽くニオイをかぐと「満足した！もう出よう」とさっさと出口に向かいます。

それなのに、別の日にドッグランの前でまた入口をジッと見つめたり、他に入口があるんじゃないかと、まわりをグルっと一周したり。
まさか散歩コースのパトロールのつもりでいるのかも？！
やめて、ここは有料ドッグランなの、フラリと入れるわけじゃないんだよー。

「ウチの犬を探せ」第2弾。見つけられるかな？　ヒント：天蓋付きの特大ベッド

他犬への態度が頑固オヤジ

気の許せる幼馴染と一緒なら、ドッグランでもニッコリ笑顔で遊びます。(友達がいないと遊べないタイプ…？)

ドッグランの楽しみ方は、犬それぞれ。
他の犬たちと走る犬もいれば、クンクンと探検する犬や、飼い主さんの近くでまったりする子、それぞれの好きな時間を過ごしますよね。
そう考えると、我が家の柴犬の独自の楽しみ方もありなのかも。
けれども、唯一「それはどうなの？」と思うのが、ドッグランの中でたま～に頑固オヤジが出現すること…。

知らない他の犬の走る様子をジッと見ていたかと思うと、近くを走っただけで「ガウ！」とひと吠え！まるで「うるさい！静かにせい！」と子どもが集まる公園に向かって怒鳴る近所の頑固オヤジのようです。

いやいや、ここはみんなが走っても良い場所なんだよ？自分から入っておいて、気に入らないってどうなのよ。

申し訳なさから、他の飼い主さんに平謝りしつつも、飼い主は知っています。
頑固オヤジが出現する時は、超ビビリな柴犬あるある気質が顔を出した瞬間だということを……。そして極度の人見知り＆犬見知りが故の行動であることを…。
びっくりして思わず吠えなくてもいい場面でも吠えてしまう柴犬の気の小ささは、実際に柴犬と暮らしている飼い主にしかわからない一面でもあります。(とはいえ、皆さまびっくりさせてスミマセン…)
今では無理にドッグランにいる他の犬と仲良くさせよう、とか、一緒に遊んでもらおう、という考えはなくなり、時々訪れる際にもうちの子の親友でもある幼馴染の犬と一緒にドッグランに行くことが多くなりました。
きっと犬には犬の数だけのドッグランの楽しみ方があるのでしょうから、うちの子にはうちの子なりのマイペースで楽しんでくれるなら「まぁ、いいか」と。そう思っています。(もちろん、飼い主は常に犬の近くで見守ることを徹底しています)