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2023.06.26
水遊びの季節がやってくるけど...~柴犬あるある・無理なものは無理なんです編~
柴犬のちょっと不思議な生態を不定期にご紹介する、「柴犬あるある」シリーズ。
今回は、夏に向けて楽しい…?「水遊び」のお話。
暑くなってくると水遊びをさせてあげたい、と思う飼い主さんは多いですよね。犬と一緒に川や海、湖などに出かけるアクティブな家族もいます。冷たい水を浴びたり泳いだりする犬の姿はとっても楽しそう。
…でも、中には水遊びがダメという子も、もちろんいるわけで。感情表現が独特な柴犬の場合はどうなのでしょうか?
柴犬と暮らす飼い主ならきっと「あるある!」と声を揃えてくれそうなクセが強い柴犬と飼い主の日常をお届けします。
水遊び好きの柴犬は希少価値?
夏が近づくと、SNSでは水遊びを楽しむ犬たちの姿を見かけることが増えてきます。プールや海で遊ぶ柴犬の写真や動画もアップされるので、柴犬も水遊びが大好きだと思っている人も多いかもしれません。
けれども実は、水遊びが好きな柴犬は私の周りでは少数派。多くの柴犬は「水が大嫌い」な子が結構多いのです。一説によると、柴犬は山や陸で狩猟をしてきた名残から、本能的に水を嫌がる性質があるとも言われています。
本能なら仕方ないと思いつつ「暑い日に水遊びを楽しめたら、気持ちよいし楽しいだろうな」と挑戦してみるのですが、相手は柴犬。大抵は残念な結果に終わるのです。
水遊びでも発揮される柴犬の謎のこだわり
水嫌いが多いと言われる柴犬ですが、柴犬の謎のこだわりはここでも発揮されます。
うちの子は雨の日の散歩では、わざわざ水たまりを選んでバシャバシャと歩きます。「きっと水遊びが大好きに違いない」とワクワクしながら川へ連れて行くと「絶対に入りたくない」と断固拒否されました。
川からあがると、びしょびしょの前足を持ち上げ「濡れたんですけど」と猛烈アピール。水たまりとなにが違うの?
海へ行くと、波がくるたびに「なんかきた!こわい」と大騒ぎ。
最後には波打ち際でフリーズしてしまいました。怖いなら海から出ればいいと思うのですが、どうしてよいのかわからなくなったようです。
犬用足湯に連れて行ってあげた時は、恐怖でピィピィ泣きながら飼い主に登ってきました。おかげで飼い主はビチャ濡れだよ……。
かと思うと、犬用温泉は満喫していたうちの子。本当に謎です。
お風呂はいつでも命懸け
水嫌いな上に、身体が自由にならない状況も大嫌いな柴犬ですから、シャンプーなんてもってのほか!そのため、お風呂はいつも命がけです。シャンプーされている間、ずっと断末魔のような叫び声をあげる柴犬もめずらしくありません。
もしくは、声も出さずにひたすら逃げ出そうと大暴れする柴犬もいます。柴犬を洗っているはずなのに、なぜか飼い主もシャンプーだらけで全身びしょ濡れです。
かと思うと、飼い主が命懸けの場合もあります。お風呂の準備をするだけで、徹底抗戦を挑んでくる柴犬もいるためです。鼻にシワを寄せて激おこの表情、マジで怖いってば!
ちなみに、我が家の柴犬はお風呂の準備を始めると、猛ダッシュで逃げていきます。捕まえたと思っても、うなぎの掴み取りのようにぬるぬるスルスルと逃げまわります。
けれども捕まったあとは、ひたすら「無」の状態です。一刻も早く時間が過ぎるのを、ひたすら念じているのかもしれません。
トリミングサロンでも、自宅でも、柴犬のお風呂(シャンプー)は常に戦いなのです。
そんなところも柴犬が好き
お水嫌いの柴犬たちは、お風呂も水遊びも好きになれないようです。ドッグプールで楽しそうに遊ぶ他の犬たちを眺めると羨ましくもなりますが、これもまた柴犬らしさ。水を前にした喜怒哀楽の表情が、可愛くて仕方ない飼い主なのでした。