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2023.10.11
うちの子犬は"大きい"?"小さい"?成長スピードが気になる ...[#初心者子犬育てバナシ]
子犬から育てるというのは初めて…という人と一緒に成長したいポチのスタッフが、悪戦苦闘する日々をつらつら語る「#初心者子犬育てバナシ」。
パピーとの暮らしの中で感じた不安や疑問、子犬育てならではの小さなモヤモヤ~も先輩飼い主のスタッフに根掘り葉掘り聞いて回ります。
初回はなにかと気になる、「うちの子の成長」について。
皆さまは子犬育て中に「うちの子って平均と比べてどうなんだろう…」と心配になったことはないでしょうか?
今回は、そんなモヤモヤ~をご紹介いたします。
何だかうちの子、デカすぎない?不安になる成長速度
我が家にやってきた子犬は、中型犬に成長予定。
お迎え前の両親の体格や性格に関する情報もしっかりと確認できるブリーダーさんのところから縁あってお迎えした子です。
「きょうだいと比べても平均的だし、両親と同じくらいの大きさになると思ってもらって大丈夫」と太鼓判を押してもらった平均的パピー。お迎え当初は当たり前ながら、とても小さくて可愛い姿にメロメロ、だったのですがあっという間に成長。体重は約1カ月半後にはお迎え時の倍以上になりました。
それにしても…キミ、ちょっと前まで平均だったはずなのに、なんかデカくないか?
SNSなどで見る同じくらいの月例の子犬と比べて、なんだか体の厚みといい、前足のたくましさといい、尻尾の振り方すらそこはかとなく力強い…。女子なのに!!
美味しそうにごはんを食べ、ボールがコロリンと転がるだけでも「ウワーッ!ボールだぁー!」と全速力で追いかけていく楽しそうな様子は、まさに健康優良児。病気もケガもせず、日々ずんずんと大きくなり続けています。
ただ、デカい気がする。
確証はないのですが、なんとなく大きい気がする…。
ついついインターネットで、犬種ごとの体重推移の表なんかを探してしまいます。
そして案の定オーバーサイズ気味。でも太っているようには見えません。ブリーダーさんは「子犬の内はちょっと太めくらいが健康的」とも言っていたし…。
大きく育ってくれる分には問題ないのですが、言葉にできない不安にさいなまれ、ついついSNSやインターネット上の情報と比べてモヤモヤを募らせてしまうのでした。
子犬の成長は、どこで見る?
人間の子どもであれば、身長という分かりやすい数字がありますが、犬の場合はどうなのでしょうか?
多くの方は「体重」を一つの基準として考えていると思います。
でも、犬の成長は体重だけでは測れません。
たぶん、トイプードルの5キロとジャックラッセルテリアの5キロ、レトリバーや柴犬の5キロでは体の肉の付き方が全然違います。そして、うちの子の5キロもまた違うはず。
成犬の大きさであれば大まかに犬種ごとに体重と体高(地面から垂直に犬の肩までの高さ)の比率で、全体的なバランスを見られることが多いそうです。子犬の成長を考える時も、体重だけではなく体高も一緒に考慮していった方がよさそうです。さらに、犬の体高の計測は、意外にも専用の機械を使う必要があり、正確に測るには熟練の技が必要なのだとか。
ただし、子犬の場合は体高も体重も、成長のスピードもまちまちなので一概には言えないというのが実情だそうです。なので、うちの子の成長記録は、ざっくり肩の高さくらいで測っていこうかなと思います。
先輩飼い主より
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今回の回答係:POCHIのベテランスタッフ
POCHIの生き字引的存在。ドッグフードや犬育てに関する知識と経験がとにかく豊富。現在はちょっとワガママなトイプードルと暮らす。
犬の体の大きさは両親からの遺伝である程度決まります。
ブリーダーなどのところで生まれた子犬であれば、両親犬を見る機会があるかもしれませんので、大きさに関しては参考にしてみると良いと思います。
食事内容、生活環境で多少の影響はないとは言えませんが、誤差の範囲です。
たびたび問題になることではありますが、犬を小さく育てたいからといって食事量を制限するという人もいるようですが、実はこれはあまり意味がありません。体の大きさは遺伝子である程度決まっているのですから、食事を減らすことはそれを変えることにはなりませんからね。そもそも、飼い主が犬そのもののサイズをどうこうしようというのが無理な話です。
大きく育てたくないからといって食事を減らすと成長期が長く続くようになります。
反対に小さい内からガッツリ食べさせると、成長期は短く早く大きくなる…なんて話も聞いたことがありますが、すべての犬に当てはまるわけではありません。
両親に近い体格まで成長するまでのスピードが早いか、遅いかの差だと思います。
スタンダートといわれるドッグショーで審査される際に重要な犬種ごとの標準は、ドッグショーに出るような子達以外にとっては重要なことではありません。それどころか、小型犬の場合はスタンダートよりも大きかったり、大型犬の場合は多少小さい子の方が丈夫だったりすることも少なくはないのです。
私たち一般の飼い主からしたら犬を見ただけでは血統なんか分かりませんし、その子が日本チャンピオンだったり、アメリカチャンピオンだったり…何世代前に入っていたらどうだとか、結局どう影響しているか、詳しくは分かりません。
見た目や血統よりも、健康で楽しく家族と過ごせていることのほうが、犬たちにとっても私たちにとっても大切なことなのではないかな、とつくづく感じます。
結論:小さくても、大きくても。元気ならオッケー!
うちの子の場合は、なんだか急激に大きくなっているような気がしてモヤモヤしていましたが、普通の子よりも成長期が早く来るタイプなのだと思ったら、少し気持ちが軽くなりました。
もしかすると、本来の見立てよりもずっと大きくなって、中型犬を超えて大型犬サイズになってしまうかもしれませんが、それはそれ。縁があってうちの子になってくれたのですから、大きくなったら大きくなった分、いっぱい食べて、健康で楽しく過ごしてくれたらいいです。
犬の中には、ドッグショーでチャンピオンを取って、繁殖犬を目指す犬もいます。そういった子たちにとっては、体の大きさや犬種の特長を残していくことは大切ですが、「家庭犬」として私たちと一緒に暮らすのだから、小さくても大きくても元気が一番。
分かってはいても、同じ犬種の子犬の写真を見すぎたせいか、なんとなく比べてモヤモヤしてしまっていました。目の前のうちの子をちゃんと見ていよう!
ちなみに、ここの所食事に対するこだわりが出てきたような気がします。以前は「もらえるなら何でもおいしいです!」と言わんばかりだったのに…。いつごろから好みやワガママ、自己主張が出るようになるんでしょうか…。あ、またあらたなモヤモヤが。これからもしばらくモヤモヤが続きそうです…。
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