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2023.12.21
今年も無事に?!過ごせました~柴犬あるある・タダでは終わらぬ、年末年始の事件簿編~
柴犬のちょっと不思議な生態を不定期にご紹介する、「柴犬あるある」シリーズ。
今回は『穏やかじゃない年末年始の事件簿編』です。
早いもので、2023年も残りわずかとなりました。
皆さまにとって今年はどんな1年だったでしょうか。
12月を古くは師走と呼びました。何かと慌ただしいこの季節、師だけじゃなく、飼い主も掃除に年末年始の準備に…何かと走り回る季節です。
そんなこの時期には魔物がいます。そう、年末年始の時期にこそ事件を巻き起こす「年末の魔物」が。
今回は、クセが強い頑固者の柴犬が、これまでに巻き起こした年末年始の数々の事件についてお届け。
クリスマスツリーにお正月、普段の暮らしとはちょっと違う非日常は柴犬にとっても刺激的なようで…?
今回は、みんなで笑って年越ししたい、そんな「柴犬の年末年始あるある」です。
クリスマスツリーとの飽くなき戦い
我が家に柴犬がやってきてはじめてのクリスマスの時のこと。
クリスマスツリー前で写真を撮るのを楽しみにしていました。
新しく犬モチーフのオーナメントを用意して、クリスマスツリーをわんこ仕様にしてみたり。
この時はまだ気がついていなかったのです。
まさか新しい飾りがあんなことになるなんて……!
ある日、なにかを咥えて嬉しそうにやってきたうちの子。
よく見ると、その口元にはあの犬モチーフのオーナメントが!どうやら、引っ張って遊んで外してしまったようです。
すぐに返してもらったものの、すでに唾液でびっしょり。
しかも、また他のオーナメントを狙っている気配がします。これはマズイ!
誤飲対策として、犬が取れないようにオーナメントをラッピングタイでツリーにしっかり固定しました。
これで一安心……、なわけがありません。
目を離した隙にドザザザー!と大きな音がして振り返ると、そこには倒れたツリーとビックリした様子のうちの子の姿がありました。
引っ張っても取れないからといって諦めない、それが柴犬のこだわり魂。
ビックリした後、再びオーナメントくわえるとグイグイと引っ張り出しました。
その度に、大きなツリーが自分の方に近寄ってきてビクッとして逃げます。
でも諦めずに引っ張る、ツリーが近寄ってきて怖くて逃げる、の繰り返し。
翌年は、大きなツリーは諦めてテーブルの上にのせるミニツリーにしましたが、見慣れないものがあることに気づいてジッと見つめてきます。
その目はまるで、獲物を狙っているかのようです。
結局、我が家のツリーは壁にかける印刷タイプのものになりました。
これなら、オーナメントも外せないし、ツリーも倒せないはず!
……安心なのに、なんだか寂しい。
恐怖の大晦日
大晦日には、近所のテーマパークで花火があがります。
その花火を見るために、遠くから多くの人が見にくるほどです。
けれども、花火は我が家の柴犬の天敵。カウントダウンの時報と共に打ち上がる花火に、毎年ガタブルです。
贅沢なことに我が家の窓から花火が見えるのですが、もちろんそれを見ることはできません。
毎年、花火の時間になると窓のカーテンを閉めて「綺麗なんだろうねぇ」と想像上の花火を楽しむ飼い主なのです。
詣でられない初詣
犬と一緒に参拝できる神社やお寺も多くあるのを知っていたので、密かにずっと憧れていたことがありました。
それは犬と一緒の初詣です。
柴犬と神社仏閣、想像するだけで日本の美しい風景を感じられるシーンが思い浮かびます。
SNSを見ていると、飼い主さんと一緒に初詣を楽しむ犬たちの姿がたくさんアップされていて期待が高まりました。
はじめて迎えた新年、我が家も柴犬を連れて初詣へ!
人が多いだろうと考えペットカートを用意、地面を歩かせずこのまま参拝の列に並べば大丈夫だろうと予想して……。
しかしすぐに飼い主の甘さを実感することになります。
究極にビビりな我が家の柴犬、大勢の人が並んでいる状況が怖くて、ガタブル状態になってしまいました。
しかも新年とあって、なんとなくみなさん上機嫌です。
この雰囲気にうちの子のビビりは加速しました。
さらに奥の方からは、聞いたことのない大きな鈴の音がします。
列に並んではみたものの、ほんの数分で限界です。
カートから身を乗り出して「帰りましょう!」と訴えてきます。
この時は「まだ子犬だからな。きっと大人になれば大丈夫なはず」と思いました。
柴犬は大人になるほど、ビビりが加速度的に増すだなんて知らなかったのです。
結局3回ほどした初詣チャレンジは1回も詣でられないまま終わりました。
残念ですが仕方ありません。
元気で一緒に新年を迎えられれば、それだけでいいのです。
今年も来年もその先も、いつまでもずっと柴犬が好き
今年も楽しい時間をありがとう。
クリスマスツリーが飾れなくても、大晦日の花火が見られなくても、初詣に行けなくても、うちの子の笑顔があれば他にはなにもいらないと思う飼い主です。
来年も、さ来年も、その先も、ずっとずっとよろしくね。
これまでの「柴犬あるあるシリーズ」