柴犬のちょっと不思議な生態を不定期にご紹介する、「柴犬あるある」シリーズ。
今回は『恋の嵐が吹き荒れる？柴レンタインデー編』です。

もうすぐバレンタインデー。その昔、ドキドキしながら思いを寄せるあの人に渡すお菓子を作ったり、気になるあの子が誰にお菓子を渡すのか、気にしていた…そんな甘酸っぱい思い出がある方も多いのでは。
最近では、大切な家族である"うちの子"にも感謝を込めて、バレンタインデーの特別オヤツを用意する方が多くなりました。
「うちの子も喜んでくれるかな？」と、あの頃を思い出しながら準備をしている飼い主さんもいるかもしれません。

しかし、マイペースな柴犬には、そんな乙女心も関係ない！？
すれ違い、玉砕、三角関係…キーワードだけならそこそこシュラバな「柴レンタインデー」のお話をお届けします。

玉砕！憧れだった犬へのバレンタイン

我が家に男の子の柴犬がやってくると決まった時、密かに楽しみにしていたのがバレンタインデーです。
お店やネットでよく見かける犬用のバレンタインスイーツ、あれをプレゼントしてあげようと、何ヶ月も前からドキドキわくわく。

はじめてのバレンタインの準備は、まるで好きな男子に告白する女子高生のような気分でした。
「どれが好きかな？」「喜ぶかな？」とスイーツギフトを選ぶ時間の楽しかったことといったら！

今となっては展開が読めるのですが、食べ慣れないものはなかなか食べてくれない超慎重派の我が家の柴犬。
当然ですが、まーーーったく、食べてもらえませんでした。

バレンタインスイーツを、鼻で押しのけられたあのショック。
イケると思ってた相手に告白したら、こっぴどく振られてしまった、そんな気分です。

切ない柴の恋心、謎の三角関係も

その後も、何度かバレンタインスイーツに挑戦しましたが、イマイチな反応ばかり。
結局、大好きなお肉やさつまいもに落ち着きました。
嬉しそうに食べてくれるけど、それ(肉＆芋)ってバレンタインなのか？！

毎年、振られ続けている飼い主ですが、実はうちの子にも毎回振られ続けている相手がいます。
その相手は、幼馴染のジョシ(女子)ーバさん。
子犬の頃は大の仲良しで、散歩で会うたびにわんこプロレスや追いかけっこをして遊んでいました。

けれども、女子の方が先に大人になってしまうのは、人間も犬も同じようです。
いつものように「あそぼ～」と駆け寄ると、突然の拒否！

どうやらジョシーバさんは、大人の階段を昇ってしまったようです。
それでも懲りずに、顔を合わせる度に毎回「あそぼ！」と騒いでは断られ続け、最後にガウガウ怒られるうちの子……。切ない。

そんなジョシーバは、私（の持っているおやつ）に夢中。
まさかの三角関係、勃発です。

ツンデレシバレンタインデー

振り向いてくれなくても柴犬が好き

色々と準備しても、相手は柴犬。
思った通りに行かないのが通常運行というもの。
そこがまた、ちょっと寂しいけれど、可愛いいんですよね。
今年もこりずにシバレンタインデーの準備をする飼い主なのです。