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2024.01.22
難易度高すぎ。老化なのか柴化なのか〜柴犬あるある 老犬チェック編
柴犬のちょっと不思議な生態を不定期にご紹介する、「柴犬あるある」シリーズ。
今回は『君のその行動は老化?それとも〇〇?老犬チェック編』です。
人間よりずっと早いスピードで年齢を重ねていく犬たち。気が付いたらうちの子も顔に白髪が増え、少しずつ老化の兆しがちらほら。
まだまだ元気だとは思うけれど、毎日の健康チェックは欠かせないですよね。
体調と脳の健康チェックのために、手軽に取り組めるのが老犬チェックです。
犬たちの行動や、ふとした時の反応で老化の影響をある程度知ることができる……はずなのですが、そこはマイペースな柴犬。思うようにはいかないようで…?
今回は、判別の難易度が高すぎる「柴犬の老化のサイン」です。
まさかの落とし穴!老犬チェックが通用しない
我が家の柴犬は現在12歳、誕生日を迎えれば13歳と立派なシニア犬です。
被毛も白髪がまざり、真っ黒だったヒゲも、すべて真っ白になりました。
そうなってくると気になるのが、見た目以外の老化のサインです。
人間と同じく身体機能の衰えも心配ですし、認知症になりやすいと言われる犬種なのも気になります。
対策をしようと老犬チェックをしてみると、まさかの落とし穴が!チェック項目が、ほぼ通用しないではありませんか。
チェックするほど変化なし…だってうちの子、柴だもん
■ 【老犬チェックその1/名前を呼んでも反応しない】
老犬になると耳が遠くなり、呼ばれても気づかないことが多くなります。名前を呼んでも反応しない時は、近くまで行って呼んであげましょう。
我が家の柴犬の名前を呼んでみました。
……振り向きません。
今度は顔を見て名前を呼んでみます。
寄ってくるどころか微動だにしません。
とりあえず、近くまで行って呼んでみました。
予想通りというか、なんというか。ため息をついて離れていきました。
「さっきからうるさいなぁ」という心の声が聞こえてきます。
飼い主が名前を呼ぶ声は聞こえてるけど、反応しないのは当たり前。
だってうちの子、柴犬ですから……。
■ 【老犬チェックその2/オスワリができなくなった】
老犬になると関節や股関節の痛みでオスワリをするのを嫌がったり、苦労するようになることがあります。
また、耳が遠くなったり目が見えにくくなって、コマンドやハンドサインがわからない可能性も考えられます。
チェックするまでもありません。
通常はオヤツがあればすばやく反応しますが、気分が乗らない時にはどんなスペシャルオヤツがあってもやりません。
そもそも、コマンドを理解していても自分がやりたい時にしか反応しないのですから、チェックのしようがありません。
「できないのではなく、やらない」それが彼らの生き様ですから……。
■ 【老犬チェックその3/散歩中に立ち止まる、歩きたがらない】
散歩中に突然歩かなくなるのは、年齢による筋力の衰えや、関節の痛みが原因かもしれません。
また、心臓などの循環器のトラブルなども考えられます。
気になるようであれば、獣医師に相談してみましょう。
このチェックでいくと、我が家の柴犬は1歳の時から老犬ということになってしまいます。
立ち止まる、歩きたがらないどころか、道路で横たわります。
というか、寝ます。ガチ寝です。
時々、道ゆく人に心配されたりもします。「大丈夫ですか?」と声をかけられたことも、1度や2度ではありません。
すっかり慣れてしまって忘れていましたが、考えてみたら道路で倒れて動かない犬がいたら心配ですよね。
全国にいるであろう拒否柴に不動柴のみなさん、老犬チェックができません!(よく考えたらそれ以外にもいろいろ問題はあるのですが)お願いです、普段から歩いてくださーい!
この他にも「他の犬と交流しなくなった」「神経質になった」「抱っこを嫌がる」など、柴犬的にチェックする前から答えがわかる問題が多数ありました。
老犬チェック、我が家の柴犬のような昭和のお父さん気質の犬には難易度が高すぎです!
いくつになっても柴犬が好き
若い頃から「頑固親父」なのが柴犬の大きな魅力でもあります。
歳をとってその魅力に磨きがかかっても、いくつになっても柴犬が好き。
頑固さ増しましになっても、元気に長生きして欲しいと願う飼い主なのです。