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2024.03.27
目指せ元気なおじいわん!〜柴犬あるある・シニア期の健康診断~
柴犬のちょっと不思議な生態を不定期にご紹介する、「柴犬あるある」シリーズ。
今回は『今年もそろそろ、健康チェック編』です。
元気いっぱい、おたっしゃな柴犬さんの年齢はなんと13歳。
「まだまだ若者には負けんわい」と思っているかは定かではありませんが、変わらずマイペースに過ごしている彼にも、少しずつ加齢に伴う変化が出てきたそうで…?
ワクチンのお知らせが届きはじめるこの時期、改めてうちの子の健康チェックを行っていきましょう。
老犬になってこそ感じるうちの子のすばらしさを噛みしめつつ、ぜひご覧ください。
シニア期になって気になること
今年の誕生日がくると13歳になる我が家の柴犬。
人間に換算すると60代後半から70代前半です。
これまで大きな病気はなかったものの、やはり年齢を感じる場面も増えてきました。
寝ている時間も長くなり、ボール遊びもエンドレスではなくなり、被毛は随分と白くなった気がします。
歯磨きはしているけれど、歯の色も若い頃みたいに真っ白ではなくなったし、歯石もちょっとついてきました。
とくに気になっていたのが、皮膚のシミと目の色の変化。
「悪性のシミだったらどうしよう」「白内障ならスグ治療しなくては」と獣医師さんに相談すると、どちらも病気ではなく老化が原因とのこと。
ホッとしつつも「あぁ、本当にシニアなんだなぁ」とちょっとしみじみとした気持ちになりました。
柴犬の健康診断あるある
気になることがあったらスグに動物病院へ行く我が家。
ちょっと大袈裟だと思われたとしても、大事なことだと考えています。
犬たちは我慢強く言葉が話せないので、病気や怪我は飼い主が早く見つけてあげたいと思うのです。
とはいえ、我が家の柴犬は動物病院が大の苦手。
狂犬病の予防接種の時など、命を取られるかというほどにガタブルだし、もちろん健康診断もスムーズにはいきません。
演技派タイプの柴犬は、まだ誰も触ってないのに「キューン(助けて~)」と泣き叫んだり、ドラマの悪役のように大暴れしたりしますが、我が家の柴犬は違います。
命乞いです。ブルブルと震えながら、うるうるとした瞳で見上げてきます。
飼い主を掴む前足は、心なしか猫のように爪をたててる気さえします。
うちの子の健康のために来たはずなのに、ひどいことをしているような罪悪感。つらい……。
そしてもうひとつが「健康診断の日は朝ごはんが食べられない問題」です。
普段は自分の気分で食べたり食べなかったりするクセに、こんな日に限って食欲があるんですよね…。
いつももらえる朝ごはん、なぜもらえないのかもわからずに必死のアピールを続ける姿は、涙なくしては見られません。
今年の目標はエイジングケア
ありがたいことに、今年の健康診断も無事クリア。
とはいえ、コレステロール値と腎不全マーカーの数値が「ごく軽度」正常範囲外との結果が出ています。
問題ない範囲とはいえ、これまで健康優良児のような診断結果が続いていたので、ちょっと心配です。
人間もそうですが、ある程度年齢を重ねると、健康管理=エイジングケアでもありますよね。
体力面だけでなく身体の内側機能も、今までできていたことができなくなっていきます。
それを止めることはできないけれど、できるだけ「ゆっくり」にできたらいいなと思うのです。
エイジングケアがテーマなのは、飼い主も同じ!一緒に頑張ろうね。
いつまでも元気で一緒にいたいから
シニアとはいえ「まだまだ若いもんには負けないぞ」とばかりに、よく食べよく寝てよく遊ぶ我が家の柴犬。
1日でも長く元気で一緒にいたいから、泣き叫んでもガタブルに震えても、やっぱり健康診断は続けなくちゃなと思う飼い主なのです。