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2024.07.04
ドイツの街角から~タビィ、はじめてのフランス旅行~
*1 pochinski: スペインで保護された犬と暮らす、ドイツ在住の旅行&ファッションライター。趣味は犬の絵を描くこと、犬の首輪や冬用のセーターを作ること、たまに犬の手作り食やケーキ作りも。犬と暮らす日常のひとコマを不定期にお届けします。
6月末、わが家の新入り犬、タビィと初めての旅に出ました。
目的地はフランス北部のノルマンディ地方と中部のリムーザン地方。2週間ほどの旅です。
タビィが私たちと一緒に旅をしたり、自宅以外で夜を過ごしたりするのは初めてのことで、彼がさまざまな初体験にどう反応するかを見るのも旅の楽しみです。
話は脇道にちょっとそれますが、私は5月末に脚の骨を折ってしまい、松葉づえなしには歩けない状態が1か月以上続いています。
遠くまで長時間歩くのは難しく、タビィの散歩はずっと夫に任せきり。
しかも、タビィは松葉づえが怖いらしく、私が松葉杖をついているときはあまり近寄ってきません。
そんな状態のため、旅先ではいつものように歩き回ることはできませんが、リハビリ気分で過ごすつもりです。
さて、今回の旅では前半をノルマンディ地方のルーアンとオンフルールで過ごします。
ルーアンは画家のクロード・モネが連作で描いた大聖堂があり、ジャンヌダルクゆかりの地としても知られる都市、オンフルールはセーヌ河の河口に位置する港町です。
犬連れの旅で少し厄介なのは滞在先を見つけること。
ルーアンやオンフルールにシャンブル・ドットやホテルは数多くあるものの、犬連れOKの宿泊施設となると、私たちの選択肢は半減以下になります。
それでも、そんな中から私たちの予算や好みに合った、朝食付きの民宿であるシャンブル・ドット、英語で言うベッド&ブレックファストを見つけることができました。
ルーアンのシャンブル・ドットは、タビィにとって初めての外泊先となったのですが、自宅で使っているムートンを持ってきたためか、思いのほかすんなりと初日から寝入ってくれました。
部屋のドアを開ければ中庭があり、自由に出入りできる点も気に入ったようです。
リードなしに屋外を歩き回るタビィの姿を見たのは、私たちも初めてです。
ルーアンの市街地には石畳があちこちに敷かれており、でこぼことした道を松葉づえで歩くのは大変でしたが、大聖堂を見学したり、カフェで休憩したりと、良いリハビリと気分転換になりました。
タビィも以前ほどには人混みを怖がることもなく、それなりに散歩を楽しんだのではないでしょうか。
そんなルーアンで3泊した後、私たちはオンフルールへと向かいました。
オンフルールやリムーザン地方での様子は次回、報告します。