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2024.11.27
柴的距離に変化あり?!~柴犬あるある・シニアになってかわいいトコロ編~
柴犬のちょっと不思議な生態を不定期にご紹介する、「柴犬あるある」シリーズ。
今回はキュンとときめく?『シニア期になってからの変化』について。
高齢になって、犬に訪れるさまざまな変化。歳を取ったね、シニアになったねとしみじみ感じるようなものもある一方で、シニアになってから改めてうちの子に「キュン」と来ることも少なからずあるようで…?
穏やかに流れる時間に「やっぱり可愛い!愛しい!」と実感して、歳をとるのも悪いことばかりじゃないと教えられるというお声も聞きます。
さて、もともとマイペースで気ままな柴犬さん、シニアになって飼い主目線で思わずときめく瞬間とは?
皆さまもほのぼのとしたシニアライフを思い浮かべつつお楽しみください。
ひょっとしてストーカー?柴的距離に大変化!
「柴的距離」なんて言葉もあるくらい、広大なパーソナルスペースを守り抜く柴犬のこだわり。
それは飼い主が相手でも同じことです。
家の中でも、くつろいでいる姿がかわいくて、そっと近寄り隣に座ってなでようとすると、ため息をついて去っていきます。
そしてまた、手が届かない場所でゆったりのんびり。
柴犬あるあるな光景とはいえ……毎度のことで慣れたとはいえ……やっぱりちょっと切ないものです。
ところがシニアになって、そんな柴的こだわりに大きな変化が出てきたのです。
常に飼い主の姿がみえる場所をキープ、飼い主が移動するとトコトコとついてくるではありませんか。
部屋の移動はもちろん、お風呂もトイレもついてきます。
ほぼストーカーです。トイレの扉を閉めると「開けろ」とガリガリ。
おかげで一人でいる時は、うっすら扉を開けたままトイレを使うようになりました。
そして最近は、部屋の出口を占領するという新たな作戦にでました。
すぐそばにふわふわのベッドがあるのに、出入口で寝るのです。
柴犬をまたがなければ部屋から出られません。かわいいのだけれど、めちゃくちゃ邪魔!
甘えてる? それともただのお世話係?
食事の時間にも変化がありました。
ごはんの時間、フードボウルをただただジッと見つめるのです。
そして、時折、飼い主の顔を見上げ、ごはんと交互に見てきます。
フードボウルを持って口元にもっていくと、おいしそうに食べはじめますが、食器台に置くと食べるのをやめてしまいます。
またある日には、フードボウルを口元に持っていっても食べません。
食欲がないのかと心配になり、フードを一粒づつあげるとパクパク。
そんな様子を見て、「シニアになると、甘えん坊になるっていうしなぁ」と思い、ちょっと感慨にふける飼い主でしたが、そこは柴犬。
飼い主の予想を軽く飛び越えてきます。
ある日、手が離せない用事があり、途中で一度フードボウルを食器台に戻しました。
「ごめんね、すぐに戻るから食べててね」と声をかけてその場を離れると、背後からガシャーン! という音が。
そうです。ちゃぶ台返しです。
しかも、「いいから、早くごはんを食べさせろ」とでもいいた気な顔で、ドヤっとしています。
あれ? 甘えん坊になったわけじゃなかったの?
ひょっとして、ただのお世話係だったのかも?
シニアポイントにときめく飼い主
柴犬の中には「抱っこが苦手」な子も多いですが、我が家の柴犬はもともと抱っこOK派です。
とはいえ、OKなのは自分が抱っこしてほしい時だけ。
気分が乗らないと、抱っこされそうな気配を感じるだけでダッシュで離れていきます。
それはシニアになっても変わりませんが、ここ最近は抱っこOKのタイミングがグンと増えてきました。
以前は、散歩中に歩き疲れて抱っこで移動のように、甘えているのか楽をしようとしているのか怪しい場面が多かったのですが、最近は室内でもスッと寄ってきて「抱っこしてもいいよ?」と見上げてくることも。
そのままスヤスヤと眠ってしまう日もあれば、数分で抱っこに飽きて迷惑そうにおりて去っていく日もあります。
自分から「抱っこ」って言ったくせに〜!
ずっとベッタリ甘えてくるわけではないけれど、ちょっと縮まってきた距離にときめく飼い主です。
わがままになるほど柴犬が好き
年齢と共に柴犬的こだわりに変化が出てきました。
そして、そのこだわりへの執着も加速して、頑固さも増しまし、頑なさも強固になってきました。
まぁ、一言でいえば「わがままいいたい放題」な場面が増えたわけです。
そんな変化もうちの子らしさ。柴犬との暮らしが、ますます楽しくなってきたと思う飼い主なのです。