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2018.10.23
犬たちも衣替え。換毛期に必要な栄養を補おう。
冬の準備を迎える私たちがやらなくてはいけないことの一つが、そう。衣替え。
犬たちにとっての衣替えといえば、冬の寒さを凌げる暖かな冬毛へと被毛を生え変わらせる「換毛期」です。
少しずつ寒さが深まっていくこの時期は抜け毛も増え、飼い主さまも大変ですが、犬たちにとってのこの換毛期にはどのような注意が必要なのでしょうか。
全ての犬に換毛期があるわけではない。
これは犬たちと暮らしている皆さんならご存知だと思いますが、全ての犬たちに換毛期があるわけではありません。
プードルなどのシングルコートの犬たちであれば、はっきりとした換毛期はなく、一年をかけて断続的に毛が抜け変わります。
一方で、ダブルコートの犬であれば毛の長さに関係なく、春と秋にそれぞれこれからやってくる季節に合わせて被毛が生え変わります。
この時、毛の短い柴犬やパグ、ラブラドールレトリーバーなどは、見た目以上に密度の濃いアンダーコートなども抜け替わるので、普段以上に大量の抜け毛が発生するように見えるのです。
もちろん、毛の長いロングコートの犬であれば、抜ける毛の量も長さも増えるので、死毛を上手く取り除かなければ、より毛玉が発生しやすく、不衛生な状態になりやすいため注意が必要になります。
換毛期はなぜあるのかを考えると……
換毛期を迎えた犬たちの体では、冬支度が始まっています。
具体的には、代謝バランスやホルモンの変化など、寒さに適応した体を作るための変化が起きているのです。
そしてその変化は、快適な現代でも、犬たちがもともと暮らしていた環境に倣っていると考えたほうが良さそうです。
例えば、アラスカンマラミュートやシベリアンハスキー、サモエドや北海道犬などの北極圏やそれに準ずる環境で生まれた犬種の犬たちであれば、極寒の冬を乗り切るためにより一層立派な被毛を作るための栄養が必要になります。
また、人気の犬種の柴犬などでも、日本特有の夏の蒸し暑い気候から寒さ厳しい冬の気候へと大きな変化に適応するために、大きく被毛を変える必要があり、そのために大量の抜け毛が発生したり、より被毛を維持するための栄養が必要になったりするのです。
この時期、特に「抜け毛が多すぎる」「なんだか被毛にツヤがなくなってきたな」と感じたら、犬たちの体にあわせた栄養を補ってあげることが大切になってきます。
換毛期に必要な栄養って?
毛が生え変わる犬たちにとって、換毛期は全身の被毛を作り直すという大変な時期。
そのため、いつもよりも少し多めのタンパク質の摂取がオススメです。特にロングコートの犬たちは、美しく健康的な被毛を作るために良質なタンパク質を与えることを心がけてください。
脂肪酸・DHA(オメガ-3)やEPA(オメガ-3)に代表される不飽和脂肪酸の摂取もオススメです。
また、皮膚や被毛の代謝に必要不可欠な栄養素・亜鉛は、総合栄養食のフードには入っていますが、加齢や個体差などにより、普段の犬たちの食事からは十分な量をバランスよく吸収できないことがあります。そのため、この時期はサプリメントなどで補ってあげることで、より健康的で美しい被毛や皮膚を保つ助けになります。
換毛期に補いたい栄養素に。
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おわりに
実は、この時期に犬たちがいつもより多くごはんを食べたがるのは、換毛期に必要な栄養を補うため、という考えもあるのだそうです。
とはいっても、室内飼いが増えている犬たちの生活環境では、外の気温変化に大きな影響を受けることもなく、分厚い冬の被毛に生え変わるケースも減ってきているともいわれています。
犬たちを一番よく見ている飼い主さまが、犬たちの様子や状態を観察しながら「ウチの子」にぴったりの栄養バランスを見つけていくことが、この時期も大切なんですね。