もうすぐ七五三。犬たちにとっての三歳、五歳、七歳ってどんな年齢？

11月に入ると、街で着物姿やおめかしをした子どもたちの姿を見かけることが増えてきます。
そう、この時期は子どもたちの健やかな成長を願う風習・七五三の季節。私も子供の頃に写真を撮ったり、ちとせあめを食べたりと、ちょっぴり大人の階段をのぼったような気になって、得意げになったのをよく覚えています。
さて、この七五三、健やかな成長を願い、長生きしてほしい気持ちは犬たちにも通じるものですよね。
そこで、POCHIでは、犬たちにとっての三歳、五歳、七歳の年齢はどんな意味を持つのかを考えてみることにしました。

元気ハツラツ！エネルギッシュな三歳＝青年期
そろそろ中年期。でもまだまだ元気な五歳＝中年期の入り口へ
七歳は犬たちの壮年期。そろそろシニア期用フードも。

元気ハツラツ！エネルギッシュな三歳＝青年期

犬たちにとって、三歳はちょうど元気や活力が溢れている時期。人間に換算すると、犬種や体の大きさにもよりますが、20代～30代前半に該当します。
この頃の犬たちはといえば、とにかくアクティブでさまざまなことに興味を示しますよね。スポーツが好きな子であれば、アジリティやフリスビーなどに意欲的に取り組む時期でもあります。
性格的にはまだ少し幼さやあどけなさも残る犬もいますが、しっかりとパピーの頃からしつけを行っていれば、マナーなども犬たちなりに身に付けられている頃ですし、一緒にさまざまなことに挑戦するのにぴったりな時期。さまざまなところにお出かけしてあげることで、情緒的にも身体的にも健康に過ごすことができます。

この時期は、一般的な成犬用のフードを与えたりするほか、体調も安定している子であれば、さまざまなトッピングなどに挑戦するのも良いですね。
特に運動量が多い子などには、高タンパクフードやトッピングがオススメです。

犬たちのお好みの食事スタイルや生活スタイルも固まっている頃なので、ウチの子にマッチするものを探すのも楽しい時期です。

そろそろ中年期。でもまだまだ元気な五歳＝中年期の入り口へ

五歳になると、特に大型犬以上の犬ではそろそろ中年期に入り始める時期だといわれています。この頃から健康診断の数値が気になりだす方も多いようです。
引き続き、定期的な健康診断などで、ちょっとした体調の変化などに敏感になれるようにしたいですよね。とくに大型犬・超大型犬では関節のトラブルや胃捻転のリスクなどに気をつけ、犬たちの暮らす環境を見直すことも大切になってきます。

小型犬や中型犬ではあまり老化を感じる機会はありませんが、少しずつ年齢を重ねていくのは同じです。

また、シニア期になってからではダイエットが難しくなるため、この時期に少しぽっちゃりしている犬たちは、カロリーを考えたフードなど、食事を見直す時期として良いかもしれません。

とはいっても、まだまだ犬たちは元気いっぱい。犬たちが意欲的に運動なども楽しめる時期ですので、大好きなお散歩やドッグランなどで十分に運動をさせることも大切です。

七歳は犬たちの壮年期。そろそろシニア期用フードも。

一般に、七歳という年齢は犬たちにとって大きな節目となります。
この年齢の犬たちは、人間に換算するとだいたい40代中盤～50代後半。小型犬であればまだまだ若さも感じられることだと思いますが、大型犬以上であればどんと落ち着いてゆったりとした動作になり、活動量が減るなどの傾向が見られるようになってきます。
さて、この頃から増えてくるのが、関節のトラブルやおしっこなどに関するトラブル。また、食欲はあるものの、代謝が落ちる上に運動量が減ったことで肥満傾向になる犬も多くなります。

犬たちが七歳を迎えたころから、シニア犬用フードに切り替えることを考えられる方も多いのではないでしょうか。
関節のトラブルなどが気になる犬たちにとっては、低カロリー設計であったり、関節のための機能性成分が配合されているシニア犬用フードはオススメです。また、泌尿器系のトラブルに関しても、クランベリーなどの機能性成分を配合しているフードやサプリメント、トッピングなどをふだんから有効活用することで、シニア期の犬たちの健康維持に対しての強い味方になります。

犬たちが七歳を迎えたら、これからやってくる犬たちのシルバーライフをより楽しく、充実したものにするために、できることから工夫をしていきましょう。