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2019.06.18
今年の夏至は6月22日。世界の夏至の過ごし方を見てみよう
2019年の夏至は、6月22日なのだそうです。夏至は、一年で最も日が出ている時間が長くなる日を指します。そういえば、いつもの時間に夕方の散歩をしていても以前よりも明るく感じるようになってきました。
でも、世界的に見るとちょっぴり特別な日でもあったりするようです。そこで、本日は「夏至」に関するお祭りのお話をお届けします。
北欧では夜がない一日がやって来る、特別な時期。
地球の北半球の中でも緯度の高い地域では、この時期には白夜と呼ばれる一日太陽が沈まない現象が発生します。時刻の上では深夜にもかかわらず、明るいままということもあるのだそうです。これは地球の地軸がわずかに傾いているために、一日中太陽の方を向いたままの地域が発生することに起因した現象です。
夜がやってこない、というのは私たち日本人にはなかなか想像しにくい現象ですが、日本でも夏至の日と対極に位置する冬至と比較すると約5時間も日照時間が延びているのだそうです。地球の不思議な現象の一つですが、梅雨の時期は日照時間がそもそも少ないこともあり、あまり実感できないかもしれませんね。
短い夏を楽しむお祭りがある地域について。
先ほどご紹介した緯度の高いヨーロッパや北欧のような地域では、夏の期間は非常に短く貴重な時間。やっとやってきてくれた夏を喜び、住民たちはさまざまな文化を発展させてきました。冬になると雪と氷に閉ざされた時間がほとんどを占めてしまうこれらの地域では、日光が降り注ぎ暖かさを感じられる時期がどれほどありがたいものだったでしょうか。そんな国々でこの夏至の時期に行われるお祭りをいくつかご紹介します。
洗礼者ヨハネの祝日と一緒にヨーロッパの夏至祭
夏至に近い洗礼者ヨハネの祝日に、広場の中央に柱を立て、それを草花で飾りつけて人々は一晩中踊り明かすのだそう。洗礼者ヨハネといえば、イエスキリストよりも「半年先に」生まれた人物で、イエスキリストに洗礼を施した人物としてキリスト教圏では広く知られています。イエスキリストの誕生日が12月24日とされているので、そこから逆算して洗礼者ヨハネの祝日は6月24日となっているわけですね。
さて、この日の前日に摘んだ薬草には特別な力があると信じられていて、中でもセントジョンズワートがとても重要なハーブとして珍重されているのだそう。このハーブは心を穏やかにしたり、深く良く眠れることから体の治癒力を高めるハーブと言われています。
今年採れた美味しさを味わうスウェーデンの夏至祭
夜になっても明るいスウェーデンの夏至には、、夏至に最も近い土曜日Midsommardagen(ミッドソンマルダーゲン)とその前日Midsommarafton(ミッドソンマルアフトン)と合わせて2日間が祝日になるのだそう。広場では夏至柱とよばれる草花で飾られたポールを立てて、その周囲で人々が歌い踊ります。
このお祭りの時に食べられる食材は、ニシンを酢漬けにしたものやジャガイモ、サーモンを使った料理のほか、今年の夏に取れたイチゴなどのベリー類。とっておきの美味しいものをみんなで味わって夏の到来を喜び合うのだそうです。
ニシン、サーモン、ベリー類を楽しめるアイテム
もうすぐ夏至がやってきます。日本から遠く離れたヨーロッパや北欧の地方ですが、犬たちのフードに使われている原材料の中にはこれらの地域で取れた食材を使っているものもあるので、以前より身近に感じることも増えてきているのかもしれません。今年の夏至は、犬たちの食事にも夏至のお祭りにちなんだ食材を使っているものを取り入れてみてはいかがでしょうか。
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