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2020.07.30

バイソンとバッファローの違いとは?ドッグフードの原材料として調査してみました

バイソンとバッファローの違いとは?ドッグフードの原材料として調査してみました

ドッグフードに使用される原材料は多様化し続けていて、日本人である私たちにはあまり馴染みのないタンパク源の原材料を見かけることが多くなっているように感じます。「この原材料ってどんなもの?」以前見かけたアレとどう違うの?」など、原材料をチェックしていて、時々気になっていたという方もいらっしゃるのではと思います。

本日はそんなドッグフードの原材料の中から、バイソンとバッファローの違いについてご紹介します。

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*1  POCHIサイトの原材料表記について

バイソンとバッファローは違う動物なの?肉としての違いとは

日本人にとってはどちらもアメリカの大草原に生きる大型の牛のイメージですが、正式には種の違う、バイソンとバッファローという別の動物です。

■バイソンってどんな肉?


バイソンは現在、アメリカ、カナダ、メキシコと一部のヨーロッパで生息している大きな牛の仲間で、頭と背中が大きく盛り上がった姿が特長です。頭から肩にかけて長い被毛を持っています。
現在では限られた地域にしかいない動物ですが、かつては世界中に生息していたといわれていて、日本の旧石器時代の遺跡からもバイソンの仲間の骨が見つかっているのだそうです。

バイソンはアメリカ大陸に移住してきた人々によって乱獲され、一時は大きく数を減らしましたが、多くの人々の協力によって数を増やしています。そのころからバイソンを食用にも活用できないか、ということで計画的に飼育する取り組みも行われるようになり、現在ではアメリカ、カナダなどの地域では、食用に飼育する農場もあります。

バイソンの肉は、牛肉と比較して脂肪、コレステロールが低いことが特長で、しっかりとした食べ応えと筋肉質な肉質で人気の食材なのだそうです。
ドッグフードにおいては、脂質を抑えながらタンパク質を摂取でき、なおかつ希少タンパク源ということで、チキンなどにアレルギーがある犬のためのフードにも活用されています。

■バッファローってどんな肉?

一方のバッファローは、正しく日本語訳すると水牛です。日本人にとっては、角がハンコの材料になったり、東南アジアなどで農業の手伝いなどをしてくれる存在として良く知られていますよね。現在飼育されている水牛のほとんどがアジア地域のもので、一部はヨーロッパです。
水牛がヨーロッパにやってきたのは今から約1400年前ほどの頃といわれていて、キリスト教の勢力が拡大するのに合わせてアジアから持ち込まれたと考えられています。

水牛は粗食にも耐えて大きく丈夫に育つ動物として知られていて、飼育が簡単。かつて人々は肉として食べるよりもミルクを活用してきました。インドの水牛のミルクを使ったバター(ギー)のほか、ヨーロッパでは美味しいモッツァレラチーズなどが作られています。
水牛のミルクは一般的な牛のミルクと比べて脂肪と乳糖が多く、栄養が豊富といわれています。
最近では水牛の肉=バッファロー肉も食用に活用される場面が広がっていて、牛肉の代わりにジャーキーにされたり、ステーキにとして食べられているそうです。
こちらも脂質が少なく、赤みが多い肉質ですが、バイソンと比べると飼育頭数も多く、価格もお手頃なことから今後さらに広まっていきそうな食材として、注目されています。

バイソンとバッファローについてのまとめ

バイソンとバッファロー、ドッグフードにおいては、製造するメーカーがアメリカ系であればバイソン、ヨーロッパ系であればバッファローを使う傾向があるようです。
肉の特長としてはどちらも高タンパクで低脂肪、しかも希少タンパクということで、犬にとってはうれしい原材料といえるのかもしれません。
バイソン肉は牛肉と比較するとやや高めのようなのですが、バッファロー肉は比較的手ごろな価格で手に入る食材ということもあり、もしかするとこれから私たちにとっても身近になっていくのかもしれませんね。

DOG's TALK

日本でもバイソンの仲間の骨が遺跡から発見されていることから、狩りの相棒である犬と一緒に協力して狩りを行い、日本人もバイソンを食べていたのかも…と妄想が膨らみます。バイソンやバッファローは現代の日本人である私たちにはちょっと珍しい肉ですが、昔々の犬と日本人にとっては身近な存在だったのかもしれません。そう考えるとなんだか不思議ですね。

ポチで取り扱い中のバイソン肉、バッファロー肉を使用したドッグフード

バイソン肉を使用したドッグフード

バッファロー肉を使用したドッグフード