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2020.09.11

《夏疲れフォローvol4》美しい被毛のために。皮膚からいたわるオイル4選

《夏疲れフォローvol4》美しい被毛のために。皮膚からいたわるオイル4選

少しずつ秋の気配を探す楽しみも増えた頃、(特集)夏疲れフォローの最終は、イチ押しオイル4選です。
オイルは手作り食の嗜好性をアップさせたり、フードにまぜるサプリメントにもなる心強い素材です。
とくにオメガ3系のオイルが皮膚にいいとはご存じの方も多いと思います。酸化のリスクもカプセルタイプで回避したオイルサプリメントが実際多くなりました。でも好みや体の個体差が細分化している昨今、オメガ3系のオイルもひとつではなく様々な種類が存在しています。選ぶときには我が家の犬に合っているのはどれなのかを見極めたいですよね。
そこで行楽の秋を迎える前に、そして冬毛に変わる換毛期の前に、たっぷり浴びた夏の紫外線ダメージも気になってくるこの時期に、改めて皮膚被毛のためのイチ押しオイルをピックアップしました。

種類別オイルの特長ダイジェスト

「オメガ3脂肪酸」と呼ばれるグループのオイルってどんなもの?
オメガ3脂肪酸のEPAやDHAは、脂肪が多い魚(たとえば、サケ、マス、イワシなどの青魚)や甲殻類(たとえば、カニ、緑イ貝、カキ)のような海産物に含まれています。オメガ3グループの中で異なる種類であるαリノレン酸(ALA)は、植物油(たとえば、エゴマ、アマニ、ヘンプ)などの食物に含まれています。
それぞれの特長を種類別でご紹介します。

 

サーモンオイル抗酸化成分と皮膚の健康に

魚油の「オメガ3系脂肪酸」は大切な栄養成分であるEPAとDHAがすぐに体内で利用できる形で含まれています。
とくにサーモンオイルは抗酸化物質の代表とも言えるアスタキサンチンを豊富に含むのでエイジングケアとしても活用されています。
嗜好性が高いので食欲を刺激してくれます。

 

緑イ貝オイル関節と皮膚の健康に

熱に弱いオメガ3脂肪酸(DHA・EPA)と30種以上の健康にうれしい脂肪酸が活性成分を損なわない状態で豊富に含まれています。
グリーンリップドマッセル(緑イ貝)を乾燥させた粉末ではなく、貝自体から抽出したオイルであるということがポイントです。
皮膚被毛の健康維持のほか、関節、心臓の健康維持などEPAに期待している方から選ばれています。 

 

クリルオイル抗酸化成分と皮膚の健康に。魚っぽい匂いを調整

クリルオイル:クリル(Euphausia superba:和名:南極オキアミ)とは、エビに似た甲殻類のプランクトンです。 南極に生息するクリルは、南極圏で暮らす動物たちの重要な食糧源です。クリルオイルに含まれるオメガ3脂肪酸は、魚油由来のものと比べて、融点が低く水に溶けやすく吸収力が高いといわれています。チョイスしたアイテムは魚っぽい匂いを調整した無臭タイプのものになります。

 

ボラージオイル特別なオメガ6脂肪酸。希少でヘルシーな植物性なら

オメガ6脂肪酸であるボラージオイルには、母乳にも含まれる希少なγリノレン酸(GLA)が20%以上含まれています。これは月見草オイルの数値より高い植物性オイルです。
一般的に犬の必須脂肪酸はリノール酸・αリノレン酸ですが、健康な犬はリノール酸からγリノレン酸に変換できるため、γリノレン酸は必須脂肪酸にはあたりませんが、バランスのよいγリノレン酸の補給は皮膚の健康維持に大いに役立ち、その働きが注目されています。とくにボラージオイルはリノール酸とのバランスが良く、天然オイルの中でも大変貴重な存在です。

 

イチ押しオイル4選

■ 被毛の健康にはタンパク質。肉や魚をしっかり与えよう。

皮膚の角質や被毛はケラチンと呼ばれるタンパク質から作られているので、肉や魚など食事からしっかりとタンパク質を摂ることが大切です。
また皮膚は表皮や皮下組織、それに皮膚機能の一環として特別なはたらきをしている毛や毛根を含め、日々新しい細胞(ターンオーバー)をつくっています。皮膚のバリア機能には脂肪酸が関係していて、その中でも体の中で作ることができない必須脂肪酸と呼ばれるものは、大きく「オメガ6脂肪酸」と「オメガ3脂肪酸」に分けられます。ちなみにオメガ3脂肪酸はタンパク質と一緒に摂ると、胆汁が分泌され、より効率的に吸収されると言われています。

 

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