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2022.04.20
【ガム】犬の長持ちオヤツはいつから?いつまで噛み続けさせる?子犬に与えるオススメのタイミングとは。
犬とのコミュニケーションを深めるのにオヤツはとても優秀なアイテムですが、オヤツの種類もさまざま。一口でパクっと食べられるご褒美にもなるボーロやビスケット、食べ応えのあるジャーキーなどのほかにも、長持ちする噛み応えのあるガムなども人気があります。
中でも歯の健康維持に役立つデンタルガムや、犬が夢中になって噛むアキレスなどの噛み応え系のオヤツは、ちょっと手が離せないときや歯が抜け変わるタイミングのやたら噛みたがる時期、雨の日の運動不足の時など犬のストレスコントロールで活躍してくれます。
そんな噛み応え系オヤツを子犬に与えるなら、いつから始めるのが良いのでしょうか?長持ちオヤツを与える時の注意点なども交えながら、オススメアイテムをご紹介していきます。
子犬にいつからオヤツを与えるべき?
多くの方が気になっているであろうことが、子犬にはいつからオヤツを与えるのが良いのか、という問題です。
歯が生えそろっていて、自分である程度のものを噛んで食べることができるようであれば、基本的には月齢、年齢問わず子犬にオヤツを与えることは問題ありません。オヤツを与えること自体で体調を崩すことはあまりないと思います。ただし、成長段階である子犬は消化器系の成長も途中ですので、食べ慣れないものを食べて軟便になる可能性は成犬よりも高かったり、単にオヤツを食べ過ぎて軟便になるということは事実としてあります。
また、むやみやたらにオヤツを与えてしまうことのデメリットもありますので、まずはそういった問題を整理していきましょう。
・食事の量をコントロールすることが難しくなり、食べ過ぎてしまう
・ドッグフードよりも嗜好性の高いオヤツばかりを欲しがるようになってしまう
・要求にこたえて嗜好性の高いオヤツを与えていると好き嫌いが激しくなりがちに
これらが子犬のうちからオヤツを与えることによって起こる代表的なリスクです。
しかしこれらの問題は、きちんと飼い主が与える量、タイミングなどを管理していくことである程度予防することができます。
犬が欲しがるからと言って好きなオヤツを与えることを繰り返していると、犬は「要求すれば好きなものをくれる」ということを学び、好き嫌いがどんどん激しくなってしまうという傾向が見られるようになります。
飼い主がきちんとオヤツを与えるタイミング、そして量を決めてそのルールから外れないように心がけていれば大丈夫です。
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成長期で食欲が旺盛な子犬には他のオヤツと比べて嗜好性が低めのローハイドガムをオススメしています。
■オヤツを与える量の考え方
犬にオヤツを与える時の量は、主食として与えているドッグフードの約10%以下を目安として考えている飼い主さんが多いです。子犬でも同じくらいの量を与えることから始めてみてください。
美味しいオヤツに子犬は喜び、もっと欲しがることが多いと思います。
ですが、与えすぎてしまうとオヤツでお腹がいっぱいになり、栄養バランスが整ったドッグフードを食べなくなってしまい、栄養に偏りが生じるリスクが出てきます。また、子犬のうちは肥満傾向になることはあまりないといわれていますが、しつけの時と同じペースでご褒美オヤツを与えていると成犬になってから肥満と診断されてしまうケースもありますので、与えすぎには注意してくださいね。
子犬の可愛いおねだりに負けてしまうことは、子犬自身の健康を損なうことにもつながりかねませんので、きちんと管理を行いましょう。
■子犬へのオヤツの与え方とコミュニケーション
飼い主が犬にオヤツを与える時に子犬に話しかけることは、重要な犬とのコミュニケーションに繋がっています。犬自身も、飼い主との関係性を学んだり、自分の行動を考える良いきっかけにもなりますので、生活の中で上手く取り入れてしつけを行うのがオススメです。
子犬にオヤツを与えるタイミングですが、遊びの中でのトレーニングで、良い行動をした時のご褒美として与えることから始めてみるのが良いと思います。
それから、お留守番の後などに犬へのご褒美とお礼の気持ちを込めて、オヤツを与えるのも良いですね。
ポイントになるのは、オヤツがもらえる動機を明確にすることなのかなと思います。こういう行動をしたから、オヤツがもらえると犬が理解することに繋がります。
逆に、夜中に吠えたり騒いだりするなど、犬が困った行動をしているから、気を紛らわせようとしてオヤツを与えるようなことを繰り返していると、犬は「吠えたり騒ぐことでオヤツがもらえている」と理解してしまい、やがて問題行動へとつながっていく可能性もあります。
飼い主自身もおやつを与える時のルールをざっくりと決めておくことが、大切なのかもしれません。
長持ちオヤツを与える時の注意点。
次に注目するのは、オヤツの中でも人気の高いガムやアキレスなどの噛み応えのある長持ちオヤツ。子犬に長持ちオヤツを与えること自体は問題ありません。
子犬の歯が生え変わるタイミングでは、かゆみや違和感から様々なものを噛みたがりますので、その時にガムを与えるという方も多いです。歯の生え代わりのタイミングでガムを与えることで、乳歯が抜けやすくなるほか、子犬の頃にしっかりとガムを噛んでおくと健康的な歯になる…なんて説が言われていたこともあるそうです。
子犬にガムを与える時にまず注意したいのは、飼い主が見守れる環境で与えるようにするということです。
子犬の噛む力は成犬と比較してまだ弱く、また消化器系の発達も十分ではありません。そのため、飲み込める大きさではないガムなどを丸飲みしようとしたり、のどに詰まらせてしまう誤飲事故や、十分にガムを消化できずに消化不良などを起こす可能性があります。
子犬の誤飲などの事故は、飼い主が目を離したすきに起こることが多いので、子犬のうちは「飼い主が手が離せないから」という理由でガムやアキレスなどの長持ちオヤツを与えることはしないでくださいね。
慣れないうちは、飼い主がきちんと見守れる時間の余裕がある時に与えるようにしてください。
また、ガムは犬の体格に合わせたサイズのものを選ぶことも大切です。子犬の体格や噛む力に合わせた柔らかさのガムなども登場していますので、個性に合わせて選んで与えるのでも良いと思います。
子犬用ガム、ジャーキーなどオススメの犬の長持ちオヤツ
子犬に与えることを考えた時、オススメのガム・噛み応え系オヤツをピックアップしてご紹介いたします。
選んだ基準は、柔らかさ、そして子犬でも食べやすい大きさです。子犬にデンタルガムを与える時の参考にしてみてください。
- 詳細を見る POCHI ナチュラルローハイドガム 飼い主が手で割れる柔らかさ。子犬のサイズに合わせてどうぞ。
- 詳細を見る ウィムズィーズ パピー XS/S 人工着色料、香料、合成保存料不使用のパピー用デンタルケアおやつ。
- 詳細を見る POCHI デンタルプロバイオガム ベストセラーデンタルガム。柔らかめ食感なので子犬にも。
- 詳細を見る POCHI プレミアムローハイドガム フラット 高級牛皮を原材料に使用し、防腐剤やなめし剤、漂白剤や着色料など化学的処理を行っていない安全性の高いローハイドガムです。子犬にもオススメです。
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おわりに
犬のオヤツの中でも人気の高いガムや噛み応えおやつを子犬に与える時の注意点としては、慣れるまでは飼い主がしっかりと見守る必要ということです。噛み応え系のオヤツの魅力として、犬がひとりで楽しむことができるという点があると思いますが、子犬のうちはそういった使い方は事故の原因になるケースもありますので、注意が必要です。
また、子犬にオヤツを与えるタイミングや量なども、飼い主が前もって我が家の与えるタイミングのルールを決めておけば、犬もそれを理解してくれます。
オヤツを子犬のうちから与えるとワガママな犬になってしまう、という意見もありますが、犬とのコミュニケーションを楽しく深めることができるとても役立つアイテムになります。
上手く取り入れて、犬との絆を深めていってくださいね。