- 特集
- 季節_ピックアップ
2022.08.03
便秘気味の犬の食事にはこれがオススメ!いつものドッグフードにプラス1(ワン)
犬の健康のベースとなるドッグフード。それだけに、犬の体調に変化が見られたり、トラブルがある時には食事の見直しを検討する飼い主も多いです。
「動物病院に行くほどではないけれど、ちょっと気になっている」そんなお悩みの中から、今回取り上げるのは「便秘気味」の犬の食事についてです。
ベースとなる食事は変えずに、便秘対策を始めるのにオススメのプラス1(ワン)アイテムをピックアップしてご紹介いたします。
犬のウンチの状態は?便秘気味になっているかも。
意外と多い、犬の便秘。
犬のウンチの回数は、食事の内容でも変わりますが、健康的な犬では1日1回以上ウンチが出るのが普通です。
また、散歩の時にいつも決まってウンチをする、朝ごはんの後にウンチをする、などウンチのタイミングが定まっている子も多いので、いつもの時間にウンチが出ない場合などには、便秘の可能性があります。
便秘が続き、ガスやウンチが腸内に溜まると、お腹が固く張って、食欲不振や活力の低下などが見られるようになります。状況によっては、動物病院で手術が必要になるケースも聞きますので、便秘と言えど注意は必要です。
一方、何日もウンチが出ない訳ではないけれど、ウンチが固く力んでもなかなか出てこなかったり、排便時に痛みを伴うことで鳴き声を出す……といったケースもあります。
これらのケースでは時間がかかっているけどウンチが出ているので、見過ごされがちなのですが、こういった「便秘気味」の犬は多いといわれています。
以下の状態に当てはまっている犬は「便秘気味」ですので、食事に工夫することをオススメします。
犬の「便秘気味」チェックリスト
□ウサギや鹿のウンチのように固く、コロコロ細かく切れる
□日によってウンチが出たり出なかったりする
□犬が踏ん張ってからウンチが出るまで時間がかかる
□排便時に痛みや出血を伴う
□ウンチが場所によって固さが異なる(出口のみが固く、徐々に柔らかくなる)
これらのお悩みを持つ犬の場合、動物病院で処方された薬を与える、消化器系に配慮した療法食にフードを切り替える以外の選択肢として、食事に便秘への対策をプラスしてみることがオススメです。
便秘と軟便を繰り返す子にオススメ
POCHI HP・MAX
●原材料
海草粉末 DLメチオニン 塩酸Lリジン 微生物由来生成物(ドリセラーゼ) 納豆菌 酪酸菌 フラクオリゴ糖 トルラ酵母 キトサン
●給与量(1日)
子犬・子猫・小型犬・猫 ティースプーン1/4杯~1/2杯 中型犬 ティースプーン1/2杯~1杯 大型犬 ティースプーン1杯~2杯 *ティースプーン1杯は約3g程度
便秘だけではなく、軟便にもなりやすい子の場合、腸内環境が安定しておらず、バランスが崩れやすい傾向があるのかもしれません。
腸内細菌は、大まかに体に役立つ有用菌、増えすぎると悪さを働く悪玉菌、どちらでもない日和見菌に分類されますが、それぞれが一定の数存在している状態が理想的なのだそうです。どれかが増えすぎてしまったり、減りすぎてしまうことを「腸内細菌のバランスが崩れる」と表現します。
(たとえ有用菌であっても、増えすぎてしまうと便秘や下痢の原因になることがあります)
POCHI HP・MAXは、納豆菌や酪酸菌、オリゴ糖などが腸内細菌のバランスを健康的に維持するサポートをしてくれます。
腸内細菌のバランスが改善されるまでには時間がかかりますから、HP・MAXを与えてすぐに便秘が改善されるということはありませんが、長い目で見てじっくりとお腹の調子を安定させていきたいという時には、継続的に与えていくことをオススメします。
ドッグフードに振りかけても犬が嫌がりにくい、海産物系の香りです。
ウンチがとにかく固い!そんな時にはオイルをプラス
ドクターハーヴィーズ ヘルス&シャインオイル 90粒
●原材料:サーモンオイル ゼラチン 植物性グリセリン 水
●保証成分値
オメガ3脂肪酸 210mg以上 EPA 75mg以上 DHA 90mg以上
●給与目安量(1日量)
体重9kgあたり1カプセル、超小型犬は2~3日に1カプセル与えてください。
犬のウンチが固いことが気になるようであれば、ドッグフードにオイルをプラスして与えてみてはいかがでしょうか。
肥満の原因としてのイメージが強く、なるべく低脂肪の食事を与えようと考える人も多いのですが、適度な脂質はエネルギー代謝や皮膚などの健康維持だけではなく、排便にも必須です。
適量の脂質を継続して摂取することで、腸内や肛門でのウンチの滑りが良くなり、するっとウンチが出やすくなります。また、脂質は腸を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を活発にさせる働きもあります。さらに、腸の動きをよくするビタミンB1の体内で消費に関係する栄養素でもあります。
ドッグフードにプラスするなら、ヘルス&シャインオイルのカプセルの端をハサミで小さくカットして、フードにかけるのがオススメです。
サーモンの良い香りが犬の食欲を刺激してくれますし、自然な形で摂取できますよ。
低カロリーのトッピングと運動プラスで自然な排便を促す
POCHI マンナン・ベジ&ハーブ 100g
●原材料
グルコマンナンペースト(国産) レンコン(国産) ゴボウ(国産) ニンジン(国産) デトックスハーブミックス(ダンディライオン ミルクシスル ネトル ターメリック ジンジャー バードック ローズヒップ クリバース) 卵殻カルシウム タウリン キレート亜鉛(1袋あたり亜鉛8mg配合)
●保証分析値
タンパク質 0.3%以上 脂質 0.3%以上 粗繊維 0.3%以下 灰分 0.3%以下 水分 96%以下 カルシウム 14mg/100g リン11mg/100g
○代謝カロリー 16kcal /100g
●原産国:日本
便秘気味の犬の中には、運動不足になっている子も多くいます。適度な運動は腸の動きを促進し、スムーズな排便を促してくれるのですが、運動不足で肥満気味の犬では便秘気味になりやすい傾向にあります。
犬の食事に何かをプラスするとなると、カロリーが心配という方も多いです。そこでオススメなのが、水分も自然に取れて低カロリーでお腹の健康維持に役立つ成分をたっぷり含むトッピング、マンナン・ベジ&ハーブをいつものドッグフードにプラスして与えることです。
水溶性&不溶性両方の食物繊維をたっぷり含むトッピングレトルトをプラスして、満足感を得ながらも、スムーズな排便を助けます。
マンナン・ベジ&ハーブは排出作用を持つ食材として、ペースト状の「グルコマンナン(コンニャクの主成分)」に、 根菜類「レンコン・ゴボウ・ニンジン」など豊富な食物繊維を厳選して加え、排出に役立つハーブブレンド。
それだけではなく、ウェットフード自体水分が多いので、食事からおいしく水分補給ができます。
便秘気味のウンチを柔らかくするには、やはり水分をしっかり摂取することが大切。トッピングから水分摂取量を増やしたい時に大活躍してくれます。
おわりに
今回は、「便秘気味」の犬の食事にプラスしたい栄養素を含むトッピングを3つご紹介いたしました。
普段から犬のウンチが固いことが気になっていた、たまにウンチのサイクルが乱れることがある…という方はぜひ、いつもの食事に今回ご紹介したアイテムをプラスして与えてみてください。
すぐにウンチが柔らかくなるなどの即効性があるものではありませんが、続けていくうちに徐々に犬の体調にも変化が見られるようになってくるはずです。
-
この記事を書いた人:POCHIのペット栄養管理士 岡安
ペット栄養管理士です。犬ぞりやフリスビーなど、犬とできるアクティビティが好き。大型犬を見るとテンションが上がります。