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2022.12.22

安全、美味しい簡単な犬用お雑煮♪「ふわふわしみしみ はんぺんお雑煮」【お餅不使用】

安全、美味しい簡単な犬用お雑煮♪「ふわふわしみしみ はんぺんお雑煮」【お餅不使用】

日本のお正月料理の代表選手といえば、やっぱりお雑煮。雑煮を食べると新年を迎えた実感がわく、という方も多いのではないでしょうか。
そんなお雑煮のあるお正月を犬と一緒に味わいたい…と思ったことはありませんか?
でも、「お餅は食べさせられない…」ですよね。そこで、ポチは考えました。安全で、おいしくて、そして手軽に飼い主が挑戦できるお雑煮はできないか、と。
手軽に手に入って、犬に食べさせても安全な、お餅の代わりになるおいしい食材……そんな条件にあうもの、みつけました!

今回は、お餅の代わりにはんぺんを使ったお雑煮です。鶏肉を入れて、犬の食欲を刺激し、食いつきもよくなるよう仕上げました。

はんぺんとは、魚のすり身に山芋や卵白などを混ぜて加工したもの。栄養素としては、エネルギー源である炭水化物や筋肉や骨の形成に関わるタンパク質を含みます。また、ちょっと意外なところでは鉄分も含まれているので、貧血予防にも効果があります。使うものは、無添加のものを選ぶとより安心ですね。
また。はんぺんの塩分が気になる方は、鍋で沸騰したお湯に入れ、すぐに火をとめ1分放置し、ザルにあげて水で冷やした後、水気をとり、最後の盛り付けと一緒に入れて仕上げてください。椎茸など食べる時は小さくカットしてから与えてくださいね。

今回使った食材の他に、お正月に余ってしまった野菜をいれてアレンジしてみても。
犬と一緒にお正月料理を楽しみましょう!

材料:2頭分(1頭分の出来上がり重量:285g)

・はんぺん    :1枚
・にんじん    :20g
・椎茸      :2個(小さめ)
・三つ葉     :適量
・小松菜      :1束(40g)
・鶏もも肉(皮なし):30g
・かつおのだし汁    :400g

作り方のご紹介

1.人参は輪切りにして、花型に2個切り抜く。椎茸は飾り切りする。小松菜は2cm幅に切る。鶏もも肉は食べやすい大きさに切る。はんぺんは6等分に切る。
小型犬など大きさが気になる場合、すべて細かく刻んで調理してみてください。

2.鍋にかつおだしを入れ、沸騰したら1のにんじん、椎茸、鶏もも肉を入れ、中火で柔らかくなるまで煮る。
※飼い主さん用に作る場合は、かつおだしに塩や醤油で塩味を調整してください。

3.小松菜を加えさらに1分ほど煮る。火を止め、1のはんぺんを加え、両面に汁がかかるように汁を回す。

4.冷めたらお椀にもり、お好みで三つ葉を添えて完成。

本日のメニュー『ふわふわしみしみ はんぺんお雑煮』の栄養計算をしてみよう

体重 5kg当り毎日の栄養要求量(NRC 1977)最低値と比較。(%)は充足率

体重 5kg当り毎日の栄養要求量(NRC 1977)最低値と比較。(%)は充足率

調理時間約20分
AAFCO栄養推奨係数で計算した代謝エネルギー:69kcal/1頭分(285g)


《三大栄養素》出来上がり1食分中
たんぱく質:7.4g
脂質   :3.3g
炭水化物 :5.8g

体重 5kg当り毎日の栄養要求量(NRC 1977)最低値と比較。(%)は充足率

体重 5kg当り毎日の栄養要求量(NRC 1977)最低値と比較。(%)は充足率

《その他、気にしたい栄養成分》
食物繊維 :1.4g
カルシウム:43mg
リン   :110mg
鉄    :1.0mg

DOG's TALK

POCHIのペット栄養管理士

お餅の代わりにはんぺんを使用しているので、のどに詰まらせるリスクをかなり抑えることができています。小型犬や高齢の犬には、食べやすいサイズに切ってあげると良いと思います。はんぺん自体が水分を吸って膨らみますので、意外と食べ応えもありますよ。

■ 管理栄養士のアドバイスと今回のレシピからとれる栄養素とちょこっとメモ

知っておくと役立つ栄養素:鉄分などミネラル類のお話

実は、はんぺんには鉄分やカルシウムなどのミネラル類が含まれます。これは材料である白身魚をすり身にする工程で骨なども一緒にすり潰すことがあるから。ミネラル類は手作り食で犬の栄養管理を行う際に不足しやすい傾向があります。
ただし、注意が必要なのは同じくミネラルの一種であるナトリウム。製造工程で塩を使うことがあるので、どうしても含まれてしまいます。ナトリウムの量を気にする必要のある犬は食べ過ぎないように量をコントロールしてください。

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