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2023.08.16

犬をビビらせる夜空の天敵〜柴犬あるある・雷と花火が怖すぎる編~

犬をビビらせる夜空の天敵〜柴犬あるある・雷と花火が怖すぎる編~

柴犬のちょっと不思議な生態を不定期にご紹介する、「柴犬あるある」シリーズ。

今回は、柴犬だけに限らず、「花火が苦手!」「雷が大嫌い!」そんな犬たちの「あるある」です。
暑い夏、人間たちにとっては夜空に咲く大輪の花火は、楽しみのひとつ。でも、一部の犬にとっては恐怖の対象でしかないようです。
激しく光って大きな音を響かせる雷が大の苦手という子も多く、台風シーズンとも重なるこの時期は、犬たちにとって天敵が次々とやってくるトホホな時期ともいえるのかも。

頑固でちょっとクセが強めな柴犬と暮らす飼い主の日常の中から、天敵「雷と花火」にまつわるエピソードをお届けします。

雨雲レーダーより早い柴犬レーダー

この日の夜は花火大会があるとも知らず、ご機嫌なお散歩。この笑顔をずっと守りたい!

この日の夜は花火大会があるとも知らず、ご機嫌なお散歩。この笑顔をずっと守りたい!

世の中の多くの犬たちと同じ様に、我が家の柴犬は花火と雷が苦手です。

とくに雷がなりだすと大変です。この世の終わりのようにガタガタと震え出し、ドアや窓をガリガリ。
ここではないどこか(雷のない世界?)へと行きたがります。
しかし実際は、そのドアの向こうは雷の音も光もさらにグレードアップして降り注ぐ世界。
家から出してあげるわけにはいきません。

 

飼い主が抱っこしてあげると落ちつく子もいると聞いたので、試しに抱っこしてみますが相手は柴犬です。

飛び降りようとしたり、飼い主の頭までよじ登って更に上へと続く道を探したり、落ち着くどころかパニックが加速している気がします。

しかも雷レーダーより気付くのが早い!突然「助けてー!」と怖がりだすも、飼い主には何が起きているのかわかず、しばらく経ってから雷だとわかることも珍しくありません。

花火は雷よりはまだましですが、それでも近所の花火大会の音が聞こえると尻尾をだらんとして「ぴぃぴぃ」と鳴き始めます。
テレビの音を大きくしたり音の聞こえにくい部屋に移動したりしても、犬の耳にはあの音が聞こえるようです。

花火を楽しむ柴犬もいる?

耳をふさぐスヌードを装備したうえで、キャリーバッグにイン。キャリーバックに入れることで飼い主に登るのを防ぐ作戦です…。

耳をふさぐスヌードを装備したうえで、キャリーバッグにイン。キャリーバックに入れることで飼い主に登るのを防ぐ作戦です…。

柴犬をはじめ多くの犬を震え上がらせる花火ですが、実は花火を楽しむ犬たちもいるようです。
SNSでは、飼い主さんと一緒に窓から見える花火を夢中になって見ている犬の姿が投稿されることもあります。

首をかしげたり、花火が打ち上がる方向に顔を向けてじーっと見たりしている姿はなんとも可愛らしいですよね。

実は我が家の柴犬も、子犬時代はまったく花火を怖がりませんでした。
歳をとって怖いものが増えていったのか、なにか怖い音が雷に似ているのか、なにが原因かはわかりませんが10歳を越えた頃から突然怖がるようになってしまいました。

今、花火が好きな子たちは、年をとっても変わらずにずっと楽しめるといいなぁと思います。
怖いものはひとつでも少ない方がいいですものね。

こんな感じで対策してます

雷対策で活躍するドライブボックス。普段から部屋に置いて落ち着きたい時にはここで過ごしています。

雷対策で活躍するドライブボックス。普段から部屋に置いて落ち着きたい時にはここで過ごしています。

花火は事前にリサーチして散歩の時間やコースを変更するなど多少は対策できますが、問題は雷です。
散歩中に天気が急変した時はもちろん、家の中にいても怖がってしまう姿を見るのはつらいものです。

みなさんの家では、雷対策はどうしていますか?
我が家は横から抱き抱えて耳を塞いだり、音が聞こえにくいお風呂場にドライブボックスを設置して、その中でステイさせたりしています。

そもそもお風呂が大嫌いなうちの子にとって「お風呂場と雷って組み合わせは大丈夫なの?」と心配になりますが、震えながらも「ここから出してくれー」とは言わなくなるので、少しは効果があるのかもしれません。

友人の家では、スヌードをつけて音を聞こえにくくしたり、体に圧をかけるタイプの服を着せたりアロマの香りで対策したり、それぞれ工夫しているようです。
自分の家の子に合う対策方法が見つかれば安心ですよね。

ちなみに我が家の柴犬にもひと通り試してみましたが、今のところまだ「これがあれば大丈夫」と言えるほどの効果がある方法は見つかっていません。
雷が鳴ったらスグに別の場所に移動できるように、あの猫型のロボットが持っている「どこへでも行けるドア」を開発してもらえるのを祈るだけです。

守ってあげたいうちの子だもの

お友達のシニア柴犬さんは、耳が遠くなってからは若い時ほど雷を怖がらなくなったそうです。
「歳をとるのも悪くないな」と思えるエピソードですよね。
飼い主の力では止めることのできない大空の天敵ですが、少しでも穏やかに過ごせるならなんでもするよと思う飼い主なのです。

雷様の被り物で強くなった気分…?何だか不安そうな表情が色々と物語ります。

雷様の被り物で強くなった気分…?何だか不安そうな表情が色々と物語ります。