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2020.08.06
犬がカレーを食べてしまった!これって大丈夫?犬用カレーと人用カレーの違い
犬はおいしいものが大好きです。とくに大好きな飼い主が食卓などでおいしそうになにか食べていれば、「いいなあ、それ。同じもの食べたいなー」と言いたげな顔でジーっと見つめてきます。
「そもそもコレ。犬に食べさせてはいけない理由ってなんだっけ?」と、私たちに身近すぎる食品の中から「カレー」に注目してみました。
犬がカレーを食べてしまったら?これって大丈夫?
日本の国民食のひとつになっているカレー。子どもたちも、大人も大好きなカレーは、好みの肉や野菜、季節の味わいを取り入れたり、さまざまな楽しみ方ができる料理でもあります。
そんなカレーですが、人間用に調理したものを犬に与えることは、まずないと思います。
でも、食欲旺盛な犬がちょっと目を離した隙に食べてしまったり、舐めてしまったとしたら…ちょっと心配になりますよね。
市販されているカレー粉の原材料を見てみると、ターメリック、コリアンダー、クミン、フェネグリーク、こしょう、赤唐辛子、ちんぴ(陳皮)、香辛料といったものが使われています。
スパイシーで刺激的な風味のカレー粉ですが、中にはドッグフードなどにも使用されるハーブもあります。
カレー粉の原材料と犬の健康への影響
ターメリック(=ウコン)は、肝臓の健康維持にひと役買うハーブで、ドッグフードのほかにも犬のサプリメントにも使用されます。
コリアンダーは、日本ではパクチーという呼び名の方がメジャーになりました。カレーなどでは種を使用することが多く、抗酸化成分を含んでいます。
クミンとフェヌグリークは消化のために使われてきたハーブです。
ちんぴ(陳皮)はミカンなどの仲間の皮を乾燥させたもので、漢方では食欲不振などの薬に使用されています。
これらの原材料は、呼び名が少し異なっていることもありますが、ドッグフードの原材料としても活用されています。
ちょっと意外なところでは、コショウ(ペッパー)や赤唐辛子を使用したドッグフードもあります。コショウも消化器系の働きを維持するといわれていて、少量であれば犬の体調にも良い効果があると判断したのかもしれません。
ただ、これらの刺激物は量の調整が難しく、素人判断で与えてしまうと犬が体調を崩してしまうこともあるので注意が必要です。
今回のテーマ、カレー粉ですが、缶などに入っている粉タイプの原材料だけをみると上記のコショウや赤唐辛子など刺激があるもの以外は、よく見かけるハーブ群でしたが、スーパーなどで売られている「カレールウ」は注意したい点が多々あります。
調理前でもカレールウには玉ねぎ、玉ねぎエキスが使用されている
犬に食べさせてはいけないものとして、良く知られている食材のひとつが玉ねぎ。私たちがカレーを作る際に使用することが多い、カレールウには「玉ねぎ」や「玉ねぎエキス」が含まれていることが多く、カレールウを食べると体調を崩す可能性があります。
調理を簡単にしてくれるカレールウは、通常の調理では玉ねぎをじっくり時間をかけて炒めることでコクや風味を出す工程を時短するため、玉ねぎのエキスなどを加えています。
もちろん、カレールウの原材料はメーカーや商品によっても異なりますが、玉ねぎ以外にもカレールウの乳化剤、化学調味料は気になりますし、やはりカレールウそのものやカレールウで作ったカレーを犬に与えることは現実的ではなさそうです。
ポチの犬用カレーはなぜ犬が食べても大丈夫なの?
ポチの犬用カレーは、カレー粉に使用されている原材料の中から、ドッグフードの原材料に利用されているものを選び、玉ねぎや刺激物などを使わずに作っています。
カレー粉に使用されるスパイスやハーブの嬉しい成分と美味しさは残しつつ、犬もおいしいと感じるように作りました。人間用のカレーと比べると香りも控えめでカレーらしいコクはないかもしれませんが、原材料もなるべく減らし「あっさりカレー」を実現しました。
また、私たちがカレーライスを食べるのと同じような感覚で、犬の毎日の食事であるドッグフードにトッピングして楽しめるようにカロリー、栄養、そしてリンとカルシウムのバランス整えて、亜鉛もプラス。嬉しい部分だけをぎゅっと閉じ込めた、犬のためのカレーです。
犬が食べても安心な犬用カレー
POCHI ポークカレー 70g
●原材料
ポーク ニンジン ポテト ターメリック クミン コリアンダー タピオカデンプン タウリン キレート亜鉛(1袋あたり亜鉛8㎎配合) 卵殻カルシウム
●保証分析値
タンパク質 4.3%以上 脂質 0.6%以上 粗繊維 0.1%以下 灰分 0.5%以下 水分 88.7%以下 リン 51mg/100g カルシウム 54mg/100g
○代謝カロリー 40kcal /100g
●原産国:日本
おわりに
犬にとってカレー粉とカレールウの原材料の違いや犬用カレーをご紹介しました。
私たちにとってなじみの深いカレーは、カレー粉(パウダー)ならドッグフードにも使用される原材料が多く使われていますが、刺激を与える香辛料やスパイスは適量が難しくおすすめできません。
もしも、犬と一緒にカレーを楽しむのなら、やはり犬のための特別レシピがオススメです。飼い主は人間用の、犬は犬用のカレーで元気チャージをしていきたいですね。