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2023.06.14

犬にヤギミルクを与えるとメリットたくさん!健康管理の強い味方を深掘り

犬にヤギミルクを与えるとメリットたくさん!健康管理の強い味方を深掘り

犬に与えるオヤツとして、よく知られているものには「ガム」や「ビスケット」などがありますが、今回オススメするのは「ヤギミルク」です。

かつて、犬に飲ませるミルクといえば水で薄めて与える牛乳でしたが、ヤギミルクを選んで与えることが多くなっています。では、なぜ牛乳ではなくヤギミルクを与える人が多くなってきているのか、どんなメリットがあるのかなど、改めてご紹介いたします。

ヤギミルクは犬のおなかを壊しにくいミルクです。

牛からとれる牛乳に対して、ヤギミルクはその名の通り、ヤギからとれるミルクです。特長としては、牛乳と比較すると「お腹を壊しにくい」といわれていることがあります。

 

■ヤギミルクがお腹に優しいわけ

ヤギミルクの大きな特徴として、脂肪球の大きさが牛乳の1/6ということが挙げられます。脂肪球が小さく表面積が大きくなることで、消化酵素の働きによってスムーズに分解が進み、素早く体内で分解されます。
消化吸収が良いと下痢や腹痛を起こしにくくなります。
脂肪球には、脂溶性のビタミン類(ビタミンAやビタミンD)が含まれており、これらの栄養も脂肪球が小さなヤギミルクの方がより吸収されやすいとされています。

もちろん、脂肪はエネルギー源として使用されます。少ない量で効率的にエネルギーを作ることができる脂肪を、速やかに吸収されるヤギミルクは栄養補給アイテムとしても役立ちます。

■脂肪球が小さいメリット

ヤギミルクに含まれる脂肪球が小さいことで、もう一つメリットがあります。それは風味や味わいが均質になりやすいこと。実は、しぼりたての牛乳は脂肪球の大きさがまちまちで、そのために味わいや風味にばらつきが出やすい傾向があります。
そのため、わざわざそこでホモジナイザー(均質機)という機械で、生乳に強い圧力をかけ機械内にある狭い隙間を通過させ、脂肪球を直径2マイクロメートル以下の細かい粒子にする必要があるのです。
一方、ヤギミルクでは脂肪球の大きさのムラが少ないので、犬たちもおいしく楽しむことができます。嗜好性の高さの理由かもしれません。

ヤギミルクのカロリー&栄養分析

※100gあたりの総量

カロリー:57kcal
タンパク質:3.1g
脂質3.6g
炭水化物4.5g
灰分:0.8g

栄養分析値としては、牛乳に非常に近いといえますが、カロリーや脂質はヤギミルクのほうがやや低めとなっています。

(※POCHIで販売中のヤギミルクの分析値とは異なります)

ヤギミルクの給与量の目安

一般に、1日のエネルギーのうち、オヤツはその1割くらい、トッピングは2割くらいまでといわれていますので、様子見のために1割で計算してみました。

小型犬(5kg)約70g
中型犬(15kg)約150g
大型犬(30kg)約250g

(※POCHIで販売中のヤギミルクの分析値とは異なります)



目安はあくまでひとつの基準です。どれくらいの量の水でミルクを溶かすかによっても満足感やおなかの調子は変化しますので、うちの子に合わせて調節してあげてくださいね。

また、犬の下痢を引き起こす原因のひとつとして「乳糖」の存在があります。乳糖は、動物の乳に含まれている糖の一種で、ラクターゼという酵素によって分解され、エネルギー源として吸収されます。
しかしこのラクターゼは犬が成長していくごとにその活性が失われていき、成犬では子犬のころの10%程度になり、大きく乳糖を分解する力が低下します。

ヤギミルクは一般的に犬のお腹に優しいミルク、といわれていますが、一定量を超えて摂取すると乳糖の影響によって下痢を起こしやすくなります。
給与量の目安で考えると、健康な成犬の場合、1g/1kg(体重)以上の乳糖を摂取すると下痢が起こりやすいとされています。

乾燥したパウダー状のヤギミルクには37%程度の乳糖が含まれるといわれています。ゴートミルクパウダー100gあたり37g前後の乳糖が含まれることになります。
15kgの犬の場合、たとえお腹を壊しにくいヤギミルクであっても、ゴートミルクパウダー50gぶんを一気に与えると下痢を起こす可能性が高くなる、ということになります。

使いやすいオーガニックヤギミルク

POCHI Marche ピュアゴートミルク

主原料 山羊乳
保証分析値 粗タンパク質 25%以上、粗脂肪 31%以上、水分 3%以下、ナトリウム 250mg/100g、カルシウム 950mg/100g、リン 800mg/100g
原産国 オランダ
カロリー 代謝カロリー 519kcal/100g

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おわりに

今回は犬の健康維持に役立つオヤツとしてのヤギミルクをご紹介いたしました。ヤギミルクの特長やアレンジの仕方を知って、おいしくて心強い健康管理の味方にしましょう。とくに暑い時期の体のクールダウンや、水分補給を意識させたいときには大活躍するアイテムです。
アレンジ次第では、手作り食の味付けにも使えますし、シニア期になってからの介護食でも活用できますよ。ストックしておくと何かと便利なゴートミルク、ぜひ体調管理や食欲応援にお役立てください。