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2024.06.19
柴犬と脳トレチャレンジ大作戦~柴犬あるある自由なアンチエイジング編~
柴犬のちょっと不思議な生態を不定期にご紹介する、「柴犬あるある」シリーズ。
今回はズバリ!若さの秘訣『脳トレ編』です。
犬も高齢になると徐々に認知機能に衰えが出るようになってきます。とある調査では、1年で認知症の症状が出るリスクが50%増えた…という結果も。
ご長寿犬が増えたため、私たち飼い主にとっても身近な問題になってきた、認知症。
色々な犬の中でも、認知症になりやすいと言われているのが柴犬。毎日を若々しく、元気で過ごすために、どんな工夫を取り入れているのでしょうか?
頑張って取り組む脳トレですが、真剣にやっているが故にクスッと笑える、シニア犬の日々。
あるある!と笑顔になれる、そんなコラムをお届けします。
脳トレ効果抜群!宝探し
認知症の多い犬種として、常に名前のあがる柴犬。
小型犬では10歳、大型犬では8歳ごろから予防と対策が必要といわれています。
我が家の柴犬も13歳。アンチエイジングを意識して過ごすお年頃です。
そこで、我が家で続けているアンチエイジングのひとつが脳トレ。
とくに、部屋の中におやつを隠し、「どーこだ?」の合図で探す宝探しはお気に入りです。
おやつ大好きっ子なので毎回やる気満々!
けれども、そう簡単に脳トレさせてくれないのが柴犬というもの。
一度おやつを見つけた場所を絶対に忘れません。
2回目からはニオイも確かめずに、前回見つけた場所に一目散!
繰り返し遊んでいるうちに、これまで隠した場所をすべて記憶してしまう柴犬。
宝探しもせず、すべての場所を順番にチェックして「ないですよ。入れ忘れましたね?」とでも言わんばかりに、こちらを見つめてきます。
飼い主としては、ニオイをたどりながら、どこにあるのか考えておやつ探しを楽しんでほしい。
それなのに、まるで飼い主がミスしたかのような顔をするなー!
柴犬の記憶力に立ち向かうため、家の中でまだ隠したことのない場所を探すのも一苦労です。
柴犬の脳トレのつもりが飼い主の脳トレになっているという噂があるとかないとか……。
トリック七変化で柴犬も七変化?
犬は何歳になっても新しいことを覚える能力があるそうです。
若い頃と比べると時間はかかりますが、新しいことを覚える作業は脳トレ効果も抜群!
我が家の柴犬も、新しいトリックを覚えるのが大好きです。
トリックを覚える時にもらえるギャラ(おやつ)が大好きなだけという噂もありますが…。
とはいえ、おやつが大好きなのも若さのしるし!
最近、我が家でブームになっているのが、お世話になっているトレーナーさんに教えていただいたトリックの七変化。
すでにできるようになっているトリックを、名前を変えて新しく覚えてもらう方法です。
例えば、「お手」を「握手」と言い換えて覚え直してみる。
意外と難しいらしく、脳トレ効果を感じます。
とはいえ、柴犬ですから一筋縄ではいきません。
勝手にハイタッチに変えてみたり、右左高速お手を繰り出してきたり。
「飼い主が変えてくるなら、柴犬だって変えますよ」とでも言いたいのでしょうか。
間違っているのに、ドヤ顔してくる柴犬なのです。
懐メロ気分で楽しめる懐かしトリック
一度覚えたものの、最近はやっていないなと思うトリックがあります。
先日、数年振りに子犬の頃に覚えたトリックをやってみました。
驚いたことに、すんなり出来ました!
心なしか、ちょっと得意そうです。
人間も子どもの頃に覚えた歌は大人になっても歌えますよね。
もしかして柴犬的には、子犬時代にたくさん遊んだトリックは飼い主が懐メロを歌うような気分なのかも?
人間も若い頃に好きだった曲を聞いたり、夢中になった趣味を再開したりするのは、アンチエイジング効果が高いのだそうです。
懐メロ気分で、懐かしいトリックで遊んでみるのもいいかもしれませんね。
若いもんには負けない柴犬が好き
シニアになっても柴犬は柴犬。
頑固でマイペースなところは変わらないどころか、加速しているような気がします。
脳トレを自らアレンジしてくることもありますが、それも柴犬らしいアンチエイジング。
いつまでも元気で自由な頑固者でいてほしいと願う飼い主なのです。