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2024.04.18
散歩中のトラップに気をつけろ!〜柴犬あるある、みんなもあるある?~
柴犬のちょっと不思議な生態を不定期にご紹介する、「柴犬あるある」シリーズ。
今回は『気をつけろ!散歩中のトラップ編』です。
暖かくなってきて、犬とのお出かけや散歩が楽しい季節になりました。
ウキウキ、楽しそうに歩いていたのに、ある瞬間に「うわあ!!」とびっくり、立ち止まってしまうことってあるあるですよね。ひどいとその場から一刻も早く立ち去りたい、と言わんばかりに逆走しだす子、吠えてしまう子…。
そう、お散歩中は数々のトラップと出くわすことが少なくないのです。
今回ご紹介するのは、飼い主目線ではなんでもない日常、けれど犬からしたら一大事!な「散歩中のトラップ」の事例をご紹介します。
お散歩道はトラップだらけ
柴犬と散歩していると、どこもかしこもトラップだらけです。
すれ違った人のキャリーバッグにビビったり、車道を走るバイクの音に猛然と吠えかかったり。
我が家の柴犬の場合、吠えるのはきまって某ピザ屋さんの宅配バイク。
他のお店だと反応しません。柴犬謎ルールはここでも健在です。
バイクの通らない道を歩いていても、油断はできません。
地面の上にも密かにトラップが仕込まれているからです。その代表選手が側溝などにあるグレーチング(格子状の蓋)。苦手な子も多いですよね。
迂回して回避したり、ジャンプして飛び越えたりする子も多いグレーチングは、犬の目だとグレーの格子がよく見えなくて、穴が空いていると感じてしまう子もいるのだとか。
お友達のわんこもグレーチングが苦手なのですが、ある日、よそ見をしていてうっかり上に乗ってしまいました。
渡りきるまで気がつかなければいいのですが、途中で気がついて「なに?これ、どぉいうこと?!」となって動けなくなってしまいました。
犬の気持ちとしては、だまし絵の上に乗っているみたいな感じなのでしょうか?
ちなみに我が家の柴犬は、比較的大きめの格子に前足がハマって動けなくなったことがあります。
まさに本当のトラップ!
その時は救出してすぐに怪我がないことを確認し、ほっと胸を撫でおろしたのですが、すぐに「怖がって歩けなくなっちゃうかな」と心配に…。ところが翌日からも普通に格子の上をスタスタ歩いていました。
学習……しないの?
公園と通学路には気をつけろ!
公園と通学路。
そのシーンに登場するトラップ、それは子どもです。
突然走り出したり、大きな声ではしゃいだり…。
犬が一緒でなければ微笑ましい光景も、柴犬が一緒だと難易度の高いトラップに早変わりです。
実は犬が好きな子どもの存在も、柴犬にとってはビッグトラップです。心の底からの「かわいい~」の声にビビって飛び退いたり、びっくりして思わず吠えてしまったり。
せっかく褒めてくれたのに、本当にごめんね。
そしてもうひとつ、キックボードやスケートボードの存在も忘れてはいけません。
人間なのに、人間じゃないみたいな動きをするアイツは、我が家の柴犬的にはめっちゃ怖すぎる存在のようです。
風の強い日に突然現れる強敵たち
お天気によって現れるトラップもあります。
雨の日のトラップ、道ゆく人の傘が苦手という子は意外に多いのではないでしょうか?
雨がやんだ後、その傘を持ったり引きずりながら走る子どもたちはラスボス級のトラップです。
通学時間の散歩を避けるしか、逃げ道はありません。
風もトラップを増やす問題気象です。
店頭にある集客用のぼり旗は、恐怖の大王ばりのトラップです。
バタバタとはためく様子とその音に、戦慄した柴犬がパニックにならないように、遠回りしたり抱っこして駆け抜けたり。
道に落ちているビニール袋も、風が吹くと突然意思をもったモンスターのように舞い上がります。
しかも、風向きによってはこちらに向かってきます。飛びそうだと感じるビニール袋を見かけると先に踏んで阻止しますが、間に合わないことも多いんですよね。
我が家の柴犬は、飛んでくるビニール袋トラップを怖がる時もありますが、毅然と立ち向かう時もあります。
……というか「獲物ゲット!」という感じで、大はしゃぎで捕まえようとします。
道端で飛び回るビニール袋を相手に、きゃっきゃっと戦いを挑む柴犬。
道行く人の迷惑になるので止めるのですが、名残惜しそうにビニールを見つめる切ない姿に「なんか、ごめん」と思うのです。
トラップにハマらないように頑張ろう!
なにげない散歩道も、柴犬にとってはトラップの宝庫。
散歩に行くだけで、こんなにドキドキできるだなんて、柴犬ライフはちょっとした大冒険を連れてきてくれます。「静かにゆっくりとお散歩がしたいな」と言いつつも、今はこのダンジョンを楽しもうと思う飼い主なのです。