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2024.09.30

犬ともっと散歩を楽しもう。気楽な散歩とストレスコントロール術を考える

犬ともっと散歩を楽しもう。気楽な散歩とストレスコントロール術を考える

皆さま、犬との散歩を楽しんでいますか?

近年では「毎日散歩に行けない」「散歩に行っても短い」など、生活スタイルの変化から義務的に感じてしまうこともあるようです。
犬にとって散歩の時間は運動のためだけではなく、たくさんのことを学んだり、経験したり、ストレス管理のためにも大切なものです。

今回は、そんな「散歩」についてポチのスタッフが真剣に考えてみました。

DOG's TALK

POCHI編集部

POCHI編集部

犬との暮らしをちょっと素敵に、快適に。日々、そんな情報集めに余念がない編集チームです。
ちなみに今回の記事の筆者は、犬と一緒に歩く散歩が昔から大好きで、知人の家にいたシベリアンハスキーの散歩に同行したくて、1時間も頼み込むような子こどもでした。四本の足で力強くのしのしと歩くパワーを感じながら進むのがとても気持ちよかったのを覚えています。(きっと飼い主一家は心配でたまらなかったでしょうが)

犬との散歩を楽しむために

散歩が好きな犬はドッグランに連れて行くと、ほかの犬と遊ぶことで楽しく、ある程度の運動にもなります。時々家族と一緒に並走する遊びをしている犬もいますが、楽しい散歩の延長線上にあるようなものだと思います。

我が家の犬の場合、散歩の何に価値を置いていそうかを考えてみると、「飼い主と一緒に歩くこと」「知り合いの飼い主さんや犬と会うこと」「地面や物のニオイを楽しむこと」この3つなのかなと思っています。
 

■犬とのアイコンタクトを合図におしゃべりする

アイコンタクトは、目と目で通じ合えるようなチャンスと捉える

アイコンタクトは、目と目で通じ合えるようなチャンスと捉える

犬と歩きながらときどき目が合うと、なんとなく会話が成立しているような気がしますよね。この時、オキシトシンと呼ばれる神経伝達物質が出るそうで、飼い主と犬お互いの脳内で愛情を感じるのだとか。
散歩中は何かと「うちの子」の名前を呼んで目を合わせつつ、会話すれば犬は上手な聞き役になってくれます。
時々、忙しかったり疲れていたりして、名前を呼ぶ回数が少ないと、すねることもあります。これはある種の「コミュニケーション不足」なのだと、わかりやすくなるかもしれません。

 

■家族以外との付き合い方

犬は社会的な生き物です。一般的にほかの犬や犬好きの人との触れ合いを重視する傾向にあるようです。
犬の性格によって、犬好きな子、人好きな子…、中には逆に犬が苦手、人が苦手になったりもします。

どうにかして犬同士をあいさつをさせようとする人もいますが、犬や人が苦手な子では、飼い主同士が「こんにちはー!」とあいさつさえできれば良いのかなと思います。
仲良くできるかどうかは犬次第ですし、みんなが仲良くする必要もないので、気楽に構えるようにすれば、気持ちも楽になりますし、犬自身もそんな飼い主のリラックスな気持ちが伝わるのではと思います。

 

■家の中では経験できない、様々な刺激体験をすると考える

地面のニオイや草を踏む感触、土の香りなどの外ならではの間隔もまた犬たちにとっては大切なもののようです。散歩中に草むらの中に入ったり、枯れ枝を拾ったりして気分転換になります。これは家の中ではできない経験です。
それから、車の音や自転車などに慣れることも散歩中ならでは。音に敏感に反応していた犬も、徐々にバイクや自転車、自動車にあまり反応しなくなってくるといいます。「あ、よく見るやつだ」と慣れるのかもしれません。

散歩中は家の中で教えたコマンドを試すチャンスです。外でも教えたことができるかな?平常心を保てるかな?というチャレンジのつもりで試せば、犬には良い刺激になるはずです。
出来なくてもやれるまでと無理強いせず、スパッとやめて散歩を続けましょう。成功率は周囲の状況にも左右されるので、集中できる場所がオススメです。

 

外での練習のお供は低カロリーオヤツ

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散歩以外の手段を知ることが、ストレス管理の秘訣かも


少し前に、興味深いデータを読みました。
犬と暮らす人が、何を目的に散歩に行っているのか?というアンケートの結果です。アンケートの回答によると、1位は「運動不足を防ぐため(55%)」という結果でした。
2位は「ストレス解消のため(32%)」、3位は「肥満にさせないため(11%)」という答えだったとのこと。第3位までで88%までを占めているということになりますね。
皆さまはいかがでしょうか?散歩の目的は何ですか?

「犬のストレス解消」が第2位にランクインしていますが、犬にとってのストレス解消手段は散歩だけにこだわらなくても良いと思います。
なんとなく、犬のストレス解消=散歩というイメージが強いように思いますが、人間だってストレス解消法は人それぞれ。
運動がストレス解消になる人もいれば、ストレス解消のためにカラオケで歌ったり、泣ける映画で号泣する人、美味しいものを食べることが一番のストレス解消という人もいます。

犬も同じなのでは?散歩だけがストレス解消になるとは限らないのでは?とも思うのです。
もしかしたら、家で大好きな家族に心行くまでナデナデされたり、オモチャをボロボロにすること、トリックを覚えたり、トレーニングをすることがストレス解消になる子もいるのでは?

本能的な部分で言えば、犬にとって硬いものをガジガジかじることは喜びであり、ストレス解消につながるとされています。そういったハード系のオヤツをうまく取り入れることも、犬のストレス解消の手段として有用な選択肢といえるはずです。

■ ちなみにうちの子は…

アキレスをもらうといそいそとテーブルの下に隠れて大切そうにカミカミして味わっています。どうやら、自分(とアキレス)だけのプライベートタイムを楽しんでいるようです。

散歩以外のストレスコントロールの方法が分かれば、散歩はより純粋に「犬と楽しむ気楽なもの」というマインドが定着していくような気がします。

運動量が多い犬は「散歩するしかない」って本当?


一般的に「運動量が多い」といわれる犬種と暮らす人たちの中には「とにかく長時間散歩に行くしかない」と、あきらめモードで言う人もいれば、一方で、「運動量は意識していない」という真逆の意見の方も。
どちらかと言えば、運動を十分にさせないことでストレスになり、問題行動につながるという見方が多い中、犬たちにとっての散歩をより充実させるために必要なのは運動"量"だけではないはずです。

運動量が多い犬たちと一言で言っても、個体差や個性による…という結論になってしまいそうですが、散歩中の「体験」に重きを置いてみるというのも良いかもしれません。
例えば、ほかの犬との交流が好きな子であれば、途中、犬連れの人が多く訪れる公園で、ほかの犬との挨拶をたくさんするとか、遊び好きな子であれば途中でロングリードに付け替えて遊びを取り入れたり。
頭を使うのが好きな子なら、遊びの中にもトリックを織り込んだり、ちょっと複雑なルールを作って遊んでみるのも良いですね。

筆者と親しくしているボーダーコリーの飼い主さんは、散歩の休憩中にうちの子に話しかけたり、普段とは違うコースを歩いたり、坂道や階段を取り入れながら、ゆったりと散歩を楽しんでいるようです。

パッと見ではハードな運動をこなしているようには見えませんが、いろいろな刺激に犬は満足しているように見えます。家の中などでも遊びやさまざまなコミュニケーションを通して、犬と過ごす時間を充実したものにすることができれば、散歩の量だけに頼らずにストレスのコントロールもできそうです。そうなれば、もっともっと散歩を犬たちと楽しむこともできそうですね。

おわりに

散歩の楽しみ方も犬や家族それぞれ。よりよい散歩時間になりますように

散歩の楽しみ方も犬や家族それぞれ。よりよい散歩時間になりますように

今回は、犬と過ごす散歩の時間について改めて考えてみました。

皆さまにとって、犬との散歩ってどんな時間でしょうか?犬たちにとっては、散歩の時間のワクワクは飼い主と一緒に作り上げていくとても大切なもの。毎日楽しみに待っていてくれる「うちの子」との幸せなひと時をぜひ楽しんでくださいね。